未熟な人格の人は、自分の{本音}と{建前}の心を知っていないようです。
勿論、人格的に未熟な人達でも、仕事や役割を長年月重ねている間に、少しずつ人格が変化していく場合もあります。
でも、本来的には、自分の「深層心理」を知っておかないと、自分は真面目な人間だと思っていても、周囲の人達は<可笑しげな人>、<変人>だと思っているでしょう。
人間嫌いの人達は、多くの場合で人間社会を生きるのに<<苦労>>します。
例外として、人間が嫌いな故に、研究室などに閉じこもり、一つの事に熱心になって研究などする場合もあります。
こんな状況で、最終的には、非常に世間で出世する場合もあるし、有名で地位や名誉を築く場合も、しばしばとあります。
彼等の中には、そんな状況の中で上手に{建前}と{本音}をコントロ―ルし、人間的にも立派になられる人達も見受けられます。
でも、全体的に見ると、どちらかと言えば例外的な方に入るでしょう。
本質的には、なかなか、自分達の{心の裏}をしらないと、自分では{表の道}を歩いていると自認しているでしょう。
名誉や地位など持っている人達の周囲で、案外と困っていると感じます。
面白いのは、幼い時から、金銭的に裕福に育った人達、あるいは、貧乏で育った人達なども色々と<心の葛藤>を抱えていることです。
そんな自分の幼少時から担いで育った自分の過去の心の葛藤=「固着」に、気づいている人達がどのくらい居るでしょう。
人間って、裕福でも名誉や地位や金銭などを沢山と持っていても、案外と{劣等感}を無くせずに悩みながら生きているものです。
当方、長年月間{心理療法}を行っていますので、本当に、人間の{悩み}や{苦しみ}が何処から来るのか、全部が理解できます。
人間って、誰しも{裏の心}が動いています。
自覚しているか、どうかですね。
{裏の道}にも、色々沢山と有るでしょうが、自分の歩く{裏の道}を心得ていることが最良です。
何故ならば、自分以外の他者に対しても、環境に対しても、{不平}、{不満}、{嫉妬}、{妬み}、{劣等感}、{孤独}、{怨念}、などなど持たない人間として世間を生きる事が出来るからです。
非常に、大切な生き方ですね。
自分を<<愚かな自分>>だと認めるならば、体で認めないと駄目ですが、これが分かると、今よりも一層の努力や精進と真面目な人間として生きるしか、ないでしょう。
自分の{裏の心}と{裏の道}を知ると、即ち、自分の心を知り尽くす事で、他者の{裏の心}や{裏の道}も見えます。