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2012 年 2 月 のアーカイブ

<<心の世界>>「「ルーツ」」・・・9

2012 年 2 月 15 日 水曜日

  色々な考え方が有りますが、このような「「ル―ツ」」も有ります。
自分の誕生したものと、原則的には、関係ないのですが、親とか先祖とか、故郷とかでなくて、誕生して後に、成長する過程で「「洗脳」」されてから、新しい「「ルーツ」」が出来上がる人も居るでしょう。
  一番に理解し易いのは、「「宗教」」にて洗脳された場合でしょう。

  「「宗教」」が良いとか悪いとかなどについて、話をしているのではありません。
「「宗教」」を真に信じると、親や先祖や自分の故郷より「「偶像」」の方が優先されます。
両親や先祖よりも、また、自分の誕生地や長期間住み慣れた場所としての「「故郷」」などよりも、例え「神」とか「仏」の方が大事になります。
「「宗教」」を信心している方達には、彼等の「「偶像」」が最高に大事になるでしょう。
「「宗教」」に信心が有ると言えども、少しでも偽の「「宗教心」」であるならば、彼等には「「偶像」」は本当の「「ル―ツ」」とならないでしょう。

  完全に自分の「「意識」」と言うか、{{こころ}}を洗脳されてしまいますと、その方にとっては、「神」や「仏」などの「「偶像」」が、完全なる「「ル―ツ」」となるでしょうから。
人間の{{こころ}}って、弱いものです。
  何か自分よりも、強い{{もの}}に頼りたいのです。
そうでないと、人間社会を生きるのに{{自信}}を持てないのです。
「「宗教」」にも、沢山の「「宗教」」がありますし、色々と、「「偶像」」も違いますし、{{経典}}や{{儀式&儀礼}}や{{集団の人達}}も心理的には全く違っています。  

  当方、自分の人生は、自分で生きる事を薦めています。
どんなに、偉そうに言っても、誕生した時は、自分の親に世話になっていますし、万一、自分の実の親が誕生させてから逃げてしまった場合などでは、今、自分が生きている事は、親以外の他者が、必ず、自分をお世話しています。

  親が不明な人達では、自分を育ててくれた方達に「「感謝」」や「「恩」」を感じる能力が有れば良いのですが、なかなかと、人間の{{こころ}}は四苦八苦しており、大変であります。
  何時までも、自分が生きている間は、親の顔を知らない事で悩みます。
この様な状況では、自分の「「ル―ツ」」を明らかにしたいのだと、{{こころ}}の底では何時までも、不可能な事柄を、不可能だと認めないのです。

  まあ、ここでは、自分の故郷が大事だと伝えていますが、「「地位」」も「「名誉」」も「「金銭」」も出来ている方達の場合で、「「人生とは、何か??」」を悟っている人であれば、自分の誕生した故郷へ帰らない人達も居るでしょう。
  何故かですが、「「人生とは、何かを」」悟っていれば、地球上の如何なる場所、如何なる地域でも、地球が自分の「「故郷」」とも思えるでしょうから、大丈夫です。
地球上の何処で自分の生命を失っても、構わないでしょう。

  「「故郷」」=「「地球」」の方々は、地球上の何処でもが、「「ル―ツ」」です。

<<心の世界>>「「ルーツ」」・・・8

2012 年 2 月 14 日 火曜日

  少しながら、大災害については、先述しております。
興味深いのは、人間の「「ル-ツ」」って、色々とありますね。
そう、「「故郷」」が、また、大事な「「ル―ツ」」です。

  色々な魚達が、自分の生まれ育った環境の河川に、一度でも海洋に出た後に、成長してから、また、河川に戻ります。
魚でさえ、そう、遺伝子に組み込まれたものだと言えば、そうかも知れません。
ですが、人間の方が、遥かに、「「回帰現象」」は抱えているものと、当方は感じております。

  人間でも、一度や、二度は、それなりに、自分の故郷から羽ばたいてみて、外に出たがるものですよ。
でもね、それなりに故郷から出てみても、「「出世」」や「「名誉」」や「「地位」」や「「金銭」」を貯めても、矢張り、「「深層心理」」の中には、自分の誕生した「「故郷」」を決して忘れる事はありません。
それが、人間の抱えている「「本能」」でもありましょう。

  自分の誕生した故郷や、長年間も住み慣れた土地などは、決して、忘れないし、離れて暮らしていても、時には、帰りたいと感じます。
帰りたいと考えても、時間と金銭などの事柄も絡んできます。
でも、でも、大地震や大津波や原子力発電所の災害によって、被害を被った方達は、故郷に帰れません。
人間って、自分の故郷を突然に失ってしまうと、暫くの「「期間」」は呆然として過ごすのみでしょう。
何も、考える余裕も無くて、結構と長期間にわたり心理的には「「パニック状態」」が続くでしょう。

  普通の皆さんが、なかなかと、この様な人間の心理={{こころ}}を知るのは難しいでしょうが、だからこそ、少しでも、この様な{{こころ}}の状況が有るのを知っておいて欲しいのです。
大地震&大津波&原子力発電所の大災害などは、滅多に起こるものでは有りませんが、だからこそ、現実に起こってしまうと、悲しい苦しい{{こころ}}になってしまいます。
注意しておかないと、「「自殺」」するような場合も起こってきますので大変です。

  時間と言うか、歳月が過ぎても、自分の育った故郷へ帰れないのは、大きな「「苦悩」」ともなります。
  自分の育った故郷は、本当の真実なる自分の「「ル―ツ」」でもあります。
2~3日間だけ戻れないくらいであれば、人は近未来の「「予定」」ができますので、悩まないでしょうが、帰郷が何時の日か不透明な場合であれば、必ず、悩みますね。
人間の本来的に持ち合わせています「「回帰現象」」の喪失ですから、完全なる「「ル―ツ」」の喪失でもありますから、「「苦悩」」は続きます。

<<心の世界>>「「ルーツ」」・・・7

2012 年 2 月 10 日 金曜日

  今は、上記の「「話」」をしていますが、「「ル―ツ」」にも、先述していますが・・・、
色々と有ります。
前回は、親や祖父母などの話をしましたが、自分の行く末の「「ル―ツ」」もあります。

  大きな「「災害」」によって、自分の子供達や孫達までを失ってしまう人達も居ます。
自分の子供達は、あまりにも育て方が上手でない場合では、生きながらに子供達から「「怨念」」を持たれて親の自分が殺される場合もあります。
  でも、普通の場合では、親は自分の子供達が突然に消えて行きますと、まあ、大きな「「災害」」では、「「災害」」そのものに打ちのめされて悲しみますが、その後にですね、自分の子供達のことですね、考えますよ。

  自分の未来への決まっていたであろう「「ル―ツ」」ですよ。
親から見れば、子供達や孫達は、自分の未来への「「ル―ツ」」です。
間違いなく、自分の命が続くと無意識的に考えていたものが、突然に消えて行きますので、大変な「「悩み」」や「「苦しみ」」になって来ます。
「「寂しさ」」や、突然に起こった理不尽な「「悲しみ」」ですよ。
そう、人間には、親や先祖への「「ル―ツ」」だけでなくて、逆方向の「「ル―ツ」」が有るものです。

  自分勝手に生きている場合では、気づかないでしょう。
目前で突然に起こってから、その後に暫くしてから、分かって来るのです。
そうですね、「「父死子死孫死」」だと言われる言葉もあります。
普通では、こんな場合も悲しいものです。
  ですが、「「孫死子死父死」」になってしまうと、もっと、もっと、大変でしょう。
人間は、生まれた者から死んで行くのが、良いものです。
それが、歳月の中での真実な「「流れ」」です。

  「「時間とともに、全ての物は流転する」」のです。
「「親から、死んでも」」、人間は悲しいのですが、「「子や孫から死んだら、どうする」」のでしょう。
  とにかく、自分の行く末を失ってしまうのと、同じでしょう。
最早、自分の「「生命」」が途切れるのですから、現実に、その場に置かれた人間でないと理解が難しいのかも知れませんが、大変なものです。

  自分の「「過去が不透明」」なのは、自分の基盤が壊れているのと同じでしょうが、自分の「「未来が不透明」」に、突然になってしまうのも、大変でしょう。
人間の「「悩み」」なんて、案外と決まっていますが、矢張り、勉強をしていないと、自分達が「「悩み」」を背負い込んでも、理解できません。
  此の世を、楽しく安らぎを感じて生きるのが、大事です。
どうぞ、皆様方も、「「人生とは、何か・・」」を確認しながら生きて下さいませ。

<<心の世界>>「「ルーツ」」・・・6

2012 年 2 月 7 日 火曜日

  先日、沢山の人達に、当方が話した事があります。
昨年は、東海大地震と大津波ですね。
更に、原子力発電所の災害もありました。
大きな災害ですが、大地震と大津波は、「「自然災害」」であり、天然災害でしょう。
だが、原子力発電の災害は、「「人災」」ですよ。
大きな災害と言えども、人間の作った物で人間が災害を被るものです。

  大変な出来事であり、「「ル―ツ」」に関わるものですが、こんな災害によっても、大きな「「ル―ツ」」が表現されます。
第1番目には、この天然災害と大きな人災によって、両親や祖父母や、或いは、親戚の人までを失ったものでしょう。
そう、自分の親や祖父母を失う事は、自分にとっての「「先祖」」を失う事と同じでもあります。

   突然に、自分の先祖が目前から消えて行くのです。

そう、自分の「「ル―ツ」」が目前から、瞬間的に消えるのですから、その時は、あまりにも大きな「「災害」」なので自分の{{こころ}}を混乱させるだけで、少しの時間は流れるでしょう。
しかしながら、歳月が少しずつ流れる事で、次第に、自分の考えにも{{大きな穴}}が開いている事にも気づいてきます。
何だか、自分の{{こころ}}にも、不思議な感情が流れるし、己の「「意識」」の変化も始まるのです。

  どんなに考えても、両親や祖父母を失った事柄は、二度と戻って来ません。
もう、二度と顔も見えないし、遠い彼方へと流れ去ったままです。
自分の生きて来た足元が、揺らぎ始めたままで、修正が出来ません。

  自分の{{こころ}}を安定させたくても、自分を安定させる方法は有りません。
  足元の踏み台が見つからないのですから。

自分を此の世に生み出しておいて、そのまま、一機に消えてしまったのです。
毎日、好きだだとか、嫌いだとか、思いながら生きていたものが、そんな考える対象が無くなってしまったのです。

  自分の親は、此の世には居ないし、二度と顔も見れないし、毎日が{{そんな状況」}}で続きます。
寂しいものです、よ。
今までとは、突然に目前が変ってしまうのですから、ね。
長年月が流れてしまえば、人間は勉強していなくても、無意識的には、親は亡くなってゆくものと感じていますから、当然なのです。

  でも、突然に「「ル―ツ」」を失いますと、誰もが、苦しむものです。

<<心の世界>>「「ルーツ」」・・・5

2012 年 2 月 6 日 月曜日

  魚や植物でさえも、「「ル―ツ」」が確実にあります。
人間にも、完全に「「ル―ツ」」がありますし、人間の生き様にもすごく大事です。
  地球上の人間世界には、沢山の「「宗教」」もあります。
これらは、考え方によっては、大変に大きな「「ル―ツ」」ですよ。
地球上では、常に、「「宗教戦争」」も起きているのが現実です。
「「宗教戦争」」のみならず、「「民族闘争」」、「「経済闘争」」、「「政治闘争」」、など、諸々と有ります。

  小さく見ますと、学問やスポ―ツや芸術の世界でも、それなりの争い事があります。
自分達の「「考え方」」が、一番に正しいとか、自分達の「「考え方」」を盗んでいるとか、自己主張します。
全が、自分達の「「ル―ツ」」とも主張したりで、他者との{{争い事}}になる場合もあります。
「「ル―ツ」」も、細かく見つめると、際限が無い程でしょう。

  面白いのは、人間世界では、「「特許権」」などとも言いますが、自分の考案したものをですね、他者に盗まれたら困ると考えて、他人が勝手に使えないようにする「「規則」」が作られています。
一般的には、自分の「「ル―ツ」」と言えば、先祖の「「ル―ツ」」の事が多いでしょうが、人間は誰しも、自分の「「ル―ツ」」が有ってから、それぞれの親や祖父母や、誰もが、皆が「「遺伝子」」も違っています。

  「「犯罪」」などでは、最近では、DNA鑑定などとも言われており、人間の科学や技術も進歩しました。
それらを調べる事で、本当の親も分かるのです。
  完全なる「「ル―ツ」」が分かります。
でも、遠い先祖の事になりますと、矢張り、DNAなんて先述しましたように、でも、案外と難しい場合も出てきます。

  「「ル―ツ」」と言えば、間単に、誰もが、自分の親も含めて先祖になるでしょうが、細かく見つめると、沢山の見方がありますね。
漠然として、皆さん方は考えないようですが、当方が触れた「「ル―ツ」」だけでも、現実になりますと、「「心配」」や「「不安」」や「「苦しみ」」なども増えて来る場合もありますから、要注意でしょう。

  可愛がっていた、自分の犬が居なくなっただけでも、「「うつ病」」になってから、なかなかと立ち直れない人達もいます。
また、犬だけでなくて、猫や、或いは、自分の大好きな盆栽などでも、同じ様な{{こころ}}の状況が起こって来ますから、人生勉強は本当に大事なものです。

 {{こころ}}を勉強しましょう。