また、人間の{{こころ}}って、見方によっては大変に面白いですね。
仲良く、人間世界を暮らせば良いのですが、なかなかと、{{こころ}}が合わない場合もあります。
「「怨憎会苦」」、なんて言う言葉が有ります。
此の世には、両親の「「因縁」」にて、たまたまと誕生して来たのですが、その事については、絶対に間違いありませんでしょう。
「「因縁」」に対して、気づかないままで、「「怨念」」を抱え続けている人も見られます。
「「宿命」」についても、両親の「「因縁」」ですからね。
「「因縁」」や「「宿命」」について、絶対に「「恨み」」の感情が消失しない方達も見受けられます。
此の世に自分を送り出した{{親}}に対して、「「怨念」」を持っている方達は、自分の周囲の他者に対して優しく接している積もりでも、少しの「「問題」」を切っ掛けにして、恨みの感情が沸々と湧き起こって来ます。
自分が、此の世に誕生するには、もっと別の親が良かったなどと言う方達も{{無意識的}}には多いものです。
勿論の事、何かある度に、{{無意識}}から{{潜在意識}}」へと浮かんで来ますし、更に、{{顕在意識}}へ上がってきますと、本当に自分が苦しくなるだけです。
人間って、本当に自己本意でして、何かある毎に、自分で自分の責任を持とうとしないし、簡単に他人の責任にしたりもします。
あの人が悪いとか、時に、あんな人は早く死んでしまえば良いとか考えたりもします。
自分の周囲には、自分の嫌いな人を見たくないし、気の合った人同士だけが居るのを望んでいます。
幼い頃から考えてみても、自分の周囲には、一人や二人くらいは、自分の気に合わない人達が居た筈でしょう。
どうぞ、少しばかりで良いから、自分の過去を振り返ってみて下さいませ。
その後、成長する過程でも、周囲には、結構のこと、何人かの相性の悪い方達が居たはずです。
いいえ、私には、そんなに嫌いな人は、周囲には一人も誰も居ませんでした、なんて言う人が居たら、この方の方が少し変っているのでしょう。
或いは、素晴らしい人間かも知れません。
人間同士、家族関係でも、親と子でも大変ですよ。
まして、また、夫婦関係も素晴らしく仲良い関係に見えても、現実には、内輪で「「喧嘩」」をしている場合も沢山とあるでしょう。
人間の「「恨み」」とか「「不満」」とか「「憎しみ」」とか「「怨念」」なんかは、簡単に無くならないものです。
先ずは、自分の親から、自分の「「考え方」」を見つめるべきです。