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2011 年 7 月 9 日 のアーカイブ

<<不透明な道>>不透明な道(15)

2011 年 7 月 9 日 土曜日

 ⑧「五蘊盛苦」などと、言います。

 そう、人間には<煩悩が多い>と言いますね。

煩悩が多い故に、悩むと言うのです。

108っつとか、8万4千とか、色々な表現が有ります。

人の心は、「欠乏欲」の塊だと言った人も居ます。

正に、その通りですね。

 

日常生活の中では、真面目な顔をして生きていますが、ふと、考えると、恐ろしいほどの欲望の心が有るものですね。

お金が有れば、男であれば好きな可愛い女性が欲しいとか、お金持ちの女性であれば、素晴らしい男性が欲しいとか考えます。

昨今では、身の回りに便利な物が沢山とできましたので、互いに異性を愛するよりも、物で自分の心を慰めようとしたり、ペットで心を癒そうとしたりもします。

そう、人間って、男性と女性が互いに好きになっても、多くの場合で次第に自分の欲望が湧き上がって来てしまい、我慢するべきを、我慢できずに、自己主張し過ぎて喧嘩別れになったりもします。

 

人の心は、ともすれば非常に変わり易いですね。

好きで好んで愛した物、人を、すぐさまに、また、次の物や人を欲しがるのですからね。

あれが嫌だとか、これが嫌いだからとか、一方で、あれが欲しいとか、これが欲しいとか、常に、人々は眼前の物事や現象や異性を好きになったりして、欲望だけで生きて生活をしています。

格別に、人間世界全体においては、金銭に絡んだ状況で<物事が動いて>います。

小さな地球上で、人間の欲望は限りなく肥大化しています。

 

結婚しても、すぐに離婚したりなども、現代社会では随分と頻度が増えていますね。

何度も繰り返して言いますが、地球上の国々でさえ政治家や実業家などが、仲良くしているかと思えば、直ぐに喧嘩をして離れたりもします。

経済状況もよく喜んで発展していた積りの国が、ある日、突然にバブルが弾けて不景気と不況社会を来たして、世間の動きも取れなくなっている場合もありますね。

現実の、話ですよ。

 

食べ物に余分な物を入れて、他者に金銭で売って食べさせる人たちも居ます。

また、期限切れの品物を、偽ってしまい、期限は大丈夫だから、安心してお食事をして下さい、などと人間の一部の人々ですが、こんな事を現実にやっています。

最近は、こんな記事が新聞やマスコミで頻繁に取り上げられています。

愚かな事件が、続きます。

「人の心は、一念三千」とも表現されています。

{煩悩}を知り、自分の心を操作できる{人}が気楽です。