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2011 年 1 月 22 日 のアーカイブ

<<投書>>「親子内観」後の感想文(子)

2011 年 1 月 22 日 土曜日

   今回は娘さんの内観後の感想文ですね。

 

「内観を終えて」

母が体調を崩しての約2年間、あちこちの病院を渡り歩き、原因が分からないことに落胆し、この先の不安に押しつぶされそうになっていました。

切羽つまり、たまたま広げた電話帳で、こちらの病院を知り、先生とお話できたことは、正に、天のお導きと感謝するばかりです。

私自身、幼少の頃に、わら切りで、指を失くし、たくさんの心の傷を抱えながら生きてきました。又、母との関係についても心にわだかまりを抱えていました。

このままではいけないと、本も数多く読みました。人のお話も聞きました。

でも、心が動かない。頭では分かっていても、心から理解することができませんでした。

 内観を始め、3日目位までは、足腰の痛みもあり、なかなか深くまで内観をすることができませんでしたが、4日目になると、あれだけ痛く、辛かった足腰の痛みが消え、少しずつ深く内観できるようになってきました。

そして、5日目の夕食を食べている時に、ずっと重かった胸の奥の辺りが軽くなっていることを感じました。

自分の至らなさのために、一体どれだけの方々に、くるしみや辛さを与えてきたのだろうと思うと、ただただ申し訳なく、お詫びのしようもありません。

全て、わが身に返るという言葉も、初めて実感として理解することができました。

 内観がもう充分出来たかと言われると、まだまだの様に思います。家に帰っても内観の時間を作り、しっかり自分の心の内を見つめていきたいと思います。

母だけでなく、私の心を救ってくださった松永先生、その他、関わって頂いた全ての皆さまに、本当に感謝申しあげます。

ありがとうございました。

 

以上、親子内観を掲載させていただきました。

娘さんにとっても、お母様の付き添いのためが動機ではありましたが、自分のためにも心理療法が必要、やってみたいとの思いも持っておられたようでした。

良い機会に親子内観ができてよかったと、当方、思います。

 

一般に、問題のある人(夫・妻・子供)が、心理療法をすればよいと思って、最初は、しぶしぶされる方もおられますが、内観を体験された後、これは自分のためだったと、喜んで帰られます。

娘さんは、親のこころ、気持ちが理解できるようになったので、嬉しくなったとの事でした。

<<投書>>「親子内観」後の感想文(母)

2011 年 1 月 22 日 土曜日

  7泊8日の内観を終えられた68歳の女性の内観後の感想文です。

 

彼女一人での宿泊内観は、希死念慮もあったし、身辺上、心配があるので、娘さんと一緒に内観をしていただきました。親子内観の場合の状況です。

閲覧として、記載することについて、ご本人から、「どうぞ」との承諾を得ております。

 

 

お母様の感想から    

「内観療法を終えて」

私は、一昨年の秋頃から体の変調が始まりました。血圧が定まらないので降圧剤を飲む、急なめまい、耳鳴り、吐き気のため、身じろぎもできない状態になった為、耳鼻科に行きましたが、メヌエルではない息苦しさ、動悸がするので、心臓を調べていただきましたが、病とは言えない肩や背中の凝り、何とも説明のつかない気分の悪さ、いつもファファと足が宙に浮いた感じ、急に生汗で、びぃしょりなどで、あちらこちらと病院の梯子を繰り返し、先週、この病院にたどりつきました。

内観とは何かも分からず、ただ何かにすがる思いでした。自分の過去、親のことなど決して私にとって思い出したくない苦しい事ばかりでしたが、思い出しながら書いていくうちに、みにくい自分の姿が浮き彫りになり、涙が止まらないことも多くありました。心の中で両親に、「ごめんなさい」とわびることばかりでした。そのうち目から上にあったベールのような重苦しいものがだんだん薄れてきました。わけのわからない程の気分の悪さも一度もなく、耳鳴りやファファしたものもだんだん薄れ、地に足がついた感じがしてきました。これは何なのでしょうか、とにかく、あんなに苦しんだ不定愁訴が、今は完全になくなりました。これからは両親を苦しめた過去を悔いて、二度と人を苦しめるようなことをしません。又、両親に対し、供養の心を持ちたいと思っております。

ありがとうございました。

 

 

次回は、娘さんの内観後の感想を載せさせていただきます。

又、皆様方にも、家族内観の心の変化の状況が、詳しくご理解できると思います。