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2010 年 7 月 27 日 のアーカイブ

<<講演>>カウンセリングと内観療法8

2010 年 7 月 27 日 火曜日

 内観療法〈内観法〉では、各内観研修所や内観を行なっている病医院で、様子が少し違います。

前記していますが、この辺りは、初めての内観者には理解できませんが、とりあえず、再度でも説明しておきます。

設定場所の雰囲気つくりも、説明した通りです。

  

 カウンセリングと、内観そのものの{{違い}}ですね。

原則的に、カウンセリングでは、クライエントの{{深い心}}を積極的に探求する作業は有りません。

来談者の話に耳を傾けるのが、普通であります。

当方の観察では、カウンセリングと言う言葉は、皆が知っているようですが・・・カウンセリングを受けると、全ての心の問題が解決できるような、そんな<<思い違い>>をしているみたいです。

カウンセリングにも、限界は沢山とあります。

 

 勿論、今から述べる{{内観}}にても、人の心を変える事には<<限界が有る>>事は素直に伝えておかねばならないでしょう。

心理士、或いは、面接者の希望通りにクライエントが、また、その家族が<<動いてくれさえすれば>>事情も随分と変わってきます。

 家族が一緒に、「心理療法」を受けてくれる事、格別にクライエントの家族が一緒にクライエントと{{内観療法を受けてくれる事}}、これが最大に重要であります。

  「インタ―ネット心理療法」にても、悩み苦しむ{人、特別に若年者の場合}では、親が一緒に「インタ―ネット心理療法」を受けてくれれば、子供達〈若い大人も含めて・・・〉の心・性格・人格・各病気も治っていきます。

これは、現場で暫くの間、そのような「心理療法」に関わっていかないと理解できない事柄でしょう。

 

 設定された「内観法、内観療法」を含めて、色々な変法などもある訳ですが、来談された最初の状況で<<しっかりと、内観についての説明が重要であり>>、十分に話をしておかないと、初日に{{内観}}を中断する人達、1~2日後に{{内観を中断する人達}}、{{3日、4日、などに中断する人達が現実に居ます>>ね。

4~5日まで頑張ってくれますと、随分と自分の心が見えて来ますから、自分の心が楽になり{{体まで、楽になって来ます}}から、その後は{内観を中断する人達は減って}来ます。

  本当に、最初の{2~3日の間は、何をしているのか、内観の体験者達}にも理解できない心の世界ですから疲れますが、その後は真面目に体験しておれば<<心も体も、とにかく>>気楽になって、益々と真剣に行なっていこうと考えるようになります。

如何なる人でも、1日で己を悟るのは無理ですね。