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2010 年 2 月 20 日 のアーカイブ

<<家族・親子>>親と子(続編)10

2010 年 2 月 20 日 土曜日

 今回から、子供の立場から、人間生活を見ましょう。

子供達は、両親の「因縁」で此の世に誕生して来ます。

子供達が此の世に誕生したくて、生まれ出て来たのではありません。

たまたま、「因縁」で誕生して来て、普通であれば、親から一生懸命に育てられます。

親の子育てについて、前回で先述しましたから、省略します。

子供達にとり、自分達が胎内に居る時の様子は明確には分かりません。

また、新生児から~乳児までの期間は、普通ではなかなか過去の記憶として思い出せません。

 

 色々な親が居りまして、赤ちゃんで何も理解できず歩けない時から、親の都合で捨てられたり「虐待」を受けたり、そんな場合もあります。

赤ちゃんとして、何も理解できず動けない時に捨てられたりすると、最早、何もなす{術}は有りません。

それでも、親から上手に育てられずに、少しずつ成長していき、幼稚園~小学校~中学校~高等学校~大学〈専門学校、また、高等学校で終わる場合もあります〉~大学院??、などなど、・・・その後は、仕事をしながら食に有りついて生きるしかありません。

 

 幼稚園から、学校へ、少しずつ成長してゆく過程で、子供達はそれぞれに<<自我が芽生え>>て、好きだとか、嫌いだとか、自分の考え方で少しずつ思考体系が進んでいきます。

小学生から中学~高校生になると・・・もう、自分で眼前の事柄に対して「共感」・「妥協」・「受容」・「拒絶」、などなどの心が、無意識的にしろ、有意識的にしろ、強烈に発達して来ます。

親の育て方が中心となって、子供達は自分の心が<マイナスとして動くか、プラスとして動くか>>、どちらに動いていくかだけでしょう。

親の他に、色々と沢山の人達と出会い、自分の心を合わせなければいけません。

自分が辛くても、他者と心を合わせたり、嫌いでも他者の中にて静に自分の心身を置いておかねばならない場合もあるでしょう。

 

 学校では、上級生や同僚や下級生との出会いもあります。

その都度、その都度、自分の{{心}}を変化させながら使う事になります。

同じ考え方で、皆とお付き合いをするのは、無理ですね。

自分の好きでない人に対して、同じ場所で時間を過ごす場合などは、かなりの心の葛藤を抱える事になるでしょう。

人間が少し成長しただけで、自分の「好み」を使い分けて生きる事になります。

{{心}}の幼さの残っている人達は、眼前の人間に合わせて<<自分の心を変える事>>が出来ません。

人間社会の未知の世界で、人間は出会いの中で都合を考えながら「思考体系」を成長させて生きるのが、普通の生き方ですし、相手に合わせる事です。