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2009 年 10 月 のアーカイブ

<<家族・親子>>親と子(追加編)9

2009 年 10 月 23 日 金曜日

 親の子育てって、真実に難しいです。

親が、自分が怠けて育って後悔したりしている場合も沢山と有ります。

こんな風な自分にはなるのではなかった、などと自分自身が「劣等感」を持って日常生活を送っている人達が、何と多い事かと思わされます。

自分が自分の人生で<失敗したから、子供達を育てる時に、その失敗の事柄を>自分の現状を、子供に託そうとする場合が非常に多いです。

また、自分の地位はこれだけ有るのだから、自分の子供達も同じ様に育てたい、などと考えて猛烈に教育を強制する場合もあります。

 

 どちらの場合でも、自分の子供達に逆に裏切られて、などと言うと表現が悪いでしょうが、現実に全くその{通り}なのです。

裏切られて、反発されて{引きこもり}になったり{出勤拒否}になったり、場合によっては、自分の子供さんに殺されるケ―スもあります。

幼い子供達には幼い子供達と遊ぶ機会も与えてあげないと、後々になって{{災い}}が起きるものです。

そのような状態が、子供達が大人になった時、表出されて来る場合が多いものです。

そんな時に、親が如何なる手段を考えても、簡単に子供達の心や考え方は、変わらないものです。

 

 親、親の問題が有るものです。

親が、そんな子供達の心の深層心理を読めるようになるのが、理想的なのですが、親は子供達の{{心の捩れ}の原因を知っていません。

親達が、子供の{心の捩れ}は何故に起こったのかを勉強しないと駄目です。

心理士を訪ねて、心理士から<<斯く斯く云々と言われて、受け売り言葉>>を子供達に話しても意味が無いものです。

しばしばと、当方に訪れて来た親達から、質問されます。

子供達に親から如何に話すか、その言葉をどうして教えてくれないのですか、本当に当方は辛い程、質問を受けます。

 

 人間って、買い言葉を他人に<<売っても>>、他人にはその言葉の意味が伝わりませんよ、絶対に{{言葉の内容}}は伝わりません。

親の言葉が子供達に伝わるのであれば、「非行」や「登校拒否」や「拒食や過食」や「いじめ」などは、人間社会で起こりっこありません。

何度説明しても、理解できない親達が居ますから、悲しくなります。

親の<<育て方>>が、悪いのだと教えても、親は自分が<<正しい、子供が悪い>>と考えており、当方の話の理解をしようとしないです。

何処までも、親は<<自分達の子育ての方法は>>間違っていないと、信じています。

親の「心理療法」の体験が先に大事ですね。    

<<家族・親子>>親と子(追加編)8

2009 年 10 月 20 日 火曜日

 しっかりと、人間世界を眺めていますと、貧困の国ほど「事件」や「犯罪」は少ないのでは・・と感じます。

勿論、例外は有ります。

貧困のために、衣食住ができなくて、他者の物を略奪したり、略奪したりだけで終わらずに殺人にまで至る場合もあります。

そんな貧困の国で俗世間が混沌として、どうしょうもない程に乱れた国・社会もありますが、そんな国々は例外としておきます。

 

 貧困の国と言っても、開発途上国、或いは、未開地の国々では、人間の心はまだまだ<あまり汚れて>はいません。

(何度も伝えますが、どんな状況にありましても、例外の場合はあります。)。

しかし、未開地では、子供ながらに格別に求める物品は無いです。

素朴な{遊び}をして、毎日を過ごして生きているか、さもなければ、食べるにも精一杯でお腹も満足しない状態で、それでも一日を悲しいとも思わずに生きているでしょう。

親も親で、日々子供のお腹を満たすのに精一杯の生活でしょう。

普通であれば、他者から物品を盗んで殺生をして生きる、なんて考えませんよ。

近所同士で、懸命に生きているでしょう。

 

 国々の状況で確実に違うのは、軍国主義の国々では、幼い時から銃砲などを背負わされて、相手の他者を殺すように教育されている場合もあります。

そんな環境が、一生続く国であればこそ、そんな教育が成り立ちます。

子供達は、幼い時から教育すれば<どんな人間にでも>なるものです。

大人になれば、自由に何をして生きていっても良い国々では、子供達が大人になった時には、必ず、反発心が湧き上がって来て、歪な人間になってしまいます。

強力な教育&教え込みなどをして、大人に成長した時に、もう、自由だよと言ってあげても、手遅れになる場合が多いですし、無理ですね、

どのくらい、早く、自由にしてあげるか、が、問題となるでしょう。

 

 心の成長、人間の人格と言うものは、幼い時から植え込まれた{心}は、そんなに簡単に変わりません。

何度も繰り返しますが、幼い時に随分と勉強が出来ても、大きくなってみれば、二重人格の人間になっていたと言う場合が沢山とあります。

人間って、本当に怖いです。

学問と一般常識が、両方とも十分に育まれる事は、非常に少ないです。

当方は長年月間にわたり、「心理療法」を行ってきましたが、エリ―ト高校を一番で卒業してエリ―ト大学に現役で入学して大学院にまで行った人達で、人間的にはあまりにも、不思議な程に、可笑しい人達が居ます。

「心理療法」の体験が、重要です。

 

<<家族・親子>>親と子(追加編)7

2009 年 10 月 19 日 月曜日

当方では、親が、子供達の問題会話・問題行動・問題の心を良い方へ変革させようとする場合では、必ず、子供さん達に「心理療法」を受けてもらい、又、親にも「心理療法」を受けて頂く場合が多いです。

全ての問題は、{{心を根っ子}}にして、現在の歪の「会話・行動・心」が表現されていますから・・・。

その心の「「根っ子」」は、何か??ですね。

そう、「「根っ子」」は、親と子の過去の心の{{和解}}が出来ていないことが原因です。

 

 子供が育つ過程で、親と子の間での{{心の葛藤}}が全く無いのは、おかしいものです。

全く何も{心の葛藤がない}そんなケ―スは、絶対に有りませんね。

子供は、少しながら、親へ「葛藤」を抱えて育つ事が大事です。

但し、両者の間で、{{少しの葛藤}}ですよ。

こんなケ―スでは、「事件」や「犯罪」を、子供達が起す場合は少ないでしょう。

「心理療法」を行っていても、今の現在に、子供達の心が{{あまりにも歪の場合}}では、その歪を露呈しているものを治療しようと考えれば、歳月の過ぎた<<親と子の過去の「会話」・「行動」・「心」の和解>>が、最大に重要です。

この事は、絶対に間違いありません。

 

 普通の人達は、過ぎた過去は、そのまま水にながしたら良いなどと言います。

人間の心って、そんなに簡単に過去の心を水に流して、自分達の過去が平和になるものではないですからね。

日本の国だけでなくて、世界中を見渡してみても、人間達は誰もが自分達の過ぎた過去の出来事や事件や犯罪なども、決して<<水に流した人は>>居ません。

それほど、人間は過去の出来事が自分達の心の中に浸み込んで、どうにもできない状況で続いているものです。

人間は、「過去」→「現在」→「未来」について継続して生きる訳ですが、一番に大事な大切な事&物は、自分の過去であります。

自分の「過去」が「現在」を作り、「現在」が「未来」を作ります。

 

 人間が普段&日常生活で悩んでいるのは、現在と未来についてです。

しかも、「過去」を置き去りにして、前ばかり向いて生きる事に専念します。

そんな考え方では、決して{自分の人生を幸せ}だと感じる「能力」は無いでしょう。

自分の能力と力量を知らずして、幸福に生きるなんて絶対にできないでしょう。

親と子、幸福なのは、{{親と子供の会話}}が何もわだかまりも無く、互いにニコヤカに笑って話が出来る状況が、一番に幸せの筈です。

また、親と子が互いに喧嘩する、これは、心の中で喧嘩しているのも駄目です。

表面上は暴力もなく、自分達は、表上は喧嘩していないと主張しても、駄目なのです。

心の片隅の葛藤でも、消去できる事が重要です。    

<<家族・親子>>親と子(追加編)6

2009 年 10 月 15 日 木曜日

 子供達が、幼稚園児~小学校児~中学校児~高校生児、或いは、大学の学生さん達でも、異常会話、異常行動、異常な心、などが有れば、全ては彼等の育つ家庭の問題が有ります。

人間って、悲しい事に、心の話を助言すると、誰もが<<何となく、煩いとか、聞きたくないとか、変な話しだとか>>自分には縁のない話だと考えるのです。

今、現在の自分の心は、全てが自分の過去の心を基礎にして話しているし、行動しているし、会話をしていると、そのような自分の心と体の{カラクリ}を理解して自覚できないのです。

 

 よく考えると、思春期までの考え方で「心」は固まってしまいます。

その後を、未来を如何に生きるかは、思春期までが{決まり}と言われても仕方がありませんね。

そんな風に考えても間違いありませんし、信じても良いでしょう。

何か俗世間で「大きな犯罪」が有ると、マスコミの人達が、しばしばと大衆にインタ―ビュしていますが、近隣や周囲の大衆の答えは{優しい人、おとなしい人、口数の少ない人、真面目な人}などとの返事が戻って来ます。

当方が察するに、「真面目で、おとなしい人」だとは全く考えません。

心の根っ子は、彼等は<<臆病で、気持ちが小さく、周囲の人達と友達にもなれない>>、そんな心の持ち主です。

 

 更に、細かく眺めると、一般常識にも欠けるし、彼等は自分の住む世界、此の世の中が大変に住み辛いものだと、感じています。

俗世間に{恨み}を抱えてしまい、隣人にも{不満}や{怨念}を抱えてしまいます。

だから、俗世間で驚くような「事件」を簡単に起します。

それも、計画的に{反抗、犯罪}を起したり、或いは、発作的に{事件や犯罪}を起したりします。

発作的に事件を起こす場合では、目前の未熟な思考体系から事件を起こすように、大衆は感じるかも知れませんが、矢張り、表面的な心、表面的な行動も、全てが、本人の心の潜在意識と無意識に<<裏打ちされている>>ものです。

 

 マスコミでは、<<親が、悪い>>とは、絶対に言えないでしょう。

彼等が、人間の「会話」・「行動」・「心」について、明確に勉強していませんから・・・。

しかし、「犯罪」の起こった直後に、当方にインタ―ビュされても、<<犯罪者の親が悪いとは>>間違いなく判断をしていても、「犯罪」の直後に<<親が、悪い・・、親の育て方が悪い>>と、非難できないでしょう。プロの心理士でも口を開いて断言するのは、T,P、O,からいって、公言するのは躊躇します。

親が、自分達の心、「親と子の心の絡み具合」について、勉強していない場合が多いですよ。

普通の心理学者でさえも、<<臨床心理>>を自分で体験していないと、学んだだけでは理解できないのが、「親と子の心の絡み具合」です。  

<<家族・親子>>親と子(追加編)5

2009 年 10 月 13 日 火曜日

 人間世界って、面白いです。

親と子の関係は、大変ですよ。

子供にとって、親の顔を知らないと、大変です。

幼い時に、どんなに頑張って俗世間で出世しても、潜在意識とか無意識の世界では、心の葛藤を残しています。

当方から、皆様に伝えますと、{{学問馬鹿}}とも言います。

また、単なる{{学問馬鹿}}ですめば良いのですが、一般常識に欠ける人達が多いです。

当人は、そんな状態で満足していても、当人の周囲は大変に困ります。

 

 世の中で大事なもの、それは、人によって自己主張では、随分と違いますが、自分の周りの人達に<<迷惑がかからない>>ように生活して欲しいものです。

当方では、随分と長い間、「心理療法」を行ってきましたが、人間の最低限の生活についてですが、「働かざる者は、食うべからず」だと言う人間世界での<<鉄則>>が有ります。

人間社会で人間の生活、自分の生活に<<適応できていない人達>>は、必ず、自分の心の中に{不満}・{不平}・{嫉妬}・{妬み}・{寂しさ}・{孤独}・{恨み}・{憎しみ}、などなどの心を持っています。

 

 <<誰かに褒められたい>>、<<誰かに自分を満足させてもらいたい>>、<<誰かに可愛がってもらいたい>>などと、考えている人達が沢山と居ます。

 こんな気持ちや心構えでは、自分の人生が凄く疲れます。

自分が他者に<<役立つように>>、<<自分が他者を褒めてあげたい>>、<<自分が他者を慰めてあげたい>>、などなど、他人に対して「共感」・「受容」・「妥協」などなどの気持ちを持っていません。

他人と付き合うのに、大変に心身ともに疲労してきます。

自己中心的人間では、自分の人生を生きるのに難しいものです。

周囲の人達は、そんな自己中心的な人を好きになる筈もありません。

日常生活にても、皆から次第に{疎遠}にされます。

日常生活においても、他者から<<あまり相手にしてもらえなく>>なってしまうし、寂しくなるものです。

段々と孤独に襲われて、寂しくなってきます。

 

 自己中心的な人も、ナルシスト=自己愛型の人間も=犯罪者なども、彼等の皆が親から育てられる過程で、歪な{人}になってしまうものです。

とにかく、長期間にわたり「心理療法」に関わっていますが、全ての人間は{生い立ち}から~~{現在}まで生きて来た過程での「人格」を形成しているものです。

面白く表現しますと、「江戸の仇は、長崎で!!!」なんて言葉がありますが、過ぎた過去の{「積み残し」}を現在の生き様の中に無意識的に「「仇」」をとろうとしているのが、人間の現在の生き様ですね。