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2008 年 7 月 のアーカイブ

<<心の世界>>36の質問 (25)

2008 年 7 月 5 日 土曜日

  第3の眼とも聞きます。

どんな眼なのでしょう。

大きな{課題}になりますが、

小さな地球上に<永遠に平和はやって来ない>って感じます。

同じ人間でありながら、民族、国家、政治、経済、宗教、などが異なっているために、何時も人間は戦争などを行なっています。

どうして、なのでしょう。

地球上を見ていると、悲しくなります。

先生は、悲しくならないのでしょうか???

 

{お答え}

 確かに、質問されている通りですね。

見かけは、飛行機や軍艦やミサイルを使う戦争でなくても、政治戦争や経済戦争などで、自分の国が<得をする>ことばかりに拘っています。

どうしようもない、人間の{性}なのでしょうか、人間って大変です。

 地球上の各国々で、全ての人達が<人生が楽しく>、<爽やかに>、<豊かに>、<安らかに>、<平安に>暮らせる、そう出来る能力は、誰も全然と持ちません。

正直な返事を、しておきます。

唯、唯、人間って、そんなに賢くはないと、感じていますよ。

それほど、人間はエゴイストであり、自分の欲望を満たすために生きているのだとも、感じます。

 

 第3の眼ですね、自分の目玉を自分から離し、遠くに置いてみます。

上空とか、もっと高いお月様とか、お星様とか、そこから、人間世界を眺めましょう。

悲しい事柄が、沢山と見えて来ますよ。

自分だけが、悲しんでいるのではないと気づきます。

誰も人は、皆が悩んで苦しんで生きているという事実を、知る事が出来ますよ。

これだけでも、立派な事です。

皆が欲望を大きくして、生きる事を伝える積もりは全くありません。

 

 地球上の全ての人達が、{{幸せ?}}、そんな環境とか状況とか、そんなに{{バラ色の人生を夢みる}}のは、逆に、大変でしょう。

人格未熟で、人格水準の成長が少し遅れている場合には、自分が努力もせずに、案外と{平等}とか{不平等}でない世界を持ちたいと思っています。

その方向に向かって<努力している人達>は、あまり悩んだり落ち込んだりしません。

何故ならば、一生懸命に<頑張っている人達>は、それなりの{役割意識}を持っていますからね。

非常に感慨深い事は、{平等}とか{平和}とか{人生が夢見るような美しい}などと願う人達は、自分では<何もせずに>僻んでいる場合が多いです。

 

 {己の心を点検}する「心理療法」を試みて下さいませ。

<<心の世界>>36の質問 (24)

2008 年 7 月 3 日 木曜日

  随分といろんな考え方があるみたいですね。

私達には難しいのですが、ここまでは勉強しても分かりませんよ。

当然の事だから、誰が見ても読んでも理解できる文章を記載して下さい。

読んでも理解できなければ、意味がありません。

もっと、易しく記載して下さいませんでしょうか。

 

{お答え}

 その、通りですね。

言われる事は、良く分かりますが、確かに、難しい事柄も記載しているでしょう。

この{閲覧分}は、一般の人達だけでなくて、自称、心のプロだと思っている人達でも、ここまで勉強して欲しいと考えていますから・・・・。

そうですね、この{閲覧分}では、人間学と哲学と人文学などに、触れているものと考えても、良いでしょう。

繰り返しますが、この{閲覧分}は簡単な心の説明もしておきますが、まだまだ、一生懸命に<勉強したい人達>のためにも記載させ頂いていますから、恐縮です。

少し、難しい箇所もあるでしょうね。

自称プロだと自覚している人達にも、参考になるように{閲覧分}を書いています。

 

 唯、唯、悩みや苦しみや、心と心に関連した病気の場合では、薬だけで治療するのは、あまり意味がありませんと説明しています。

現実に、そうなのですから。

人の悩みや、心の病気を治してあげると言っても、どんなに助言や説教をしても、意味の無いものです。

とにかく、人が心の「器」を大きくしたい時は、自分の通り過ぎた<<過去>>を見つめ直して、自分の過去の<<再解釈>>と<<新しい意味づけ>>を体験する事が大切です。

 

 心の病気が非常に悪くなると、統合失調症でなくても、幻覚や妄想などが出て来る場合もあります。

薬を服用しても症状が悪くて治らない場合もあります。

心の葛藤が強すぎると、目前の{幻覚}や、また{妄想}などを、消去できていない場合もあります。

話をしても、心の交流が出来ないでしょうから、{心理療法}の出来るタイミングに注意が重要です。

 

 昔から「三つ子の魂」、「親の因果が、子に報い」、などと立派な真実な言葉が有りますが、現代の人達は全く理解できない、理解しようとしない人達が沢山と居られます。

昨今では、人間の科学や技術が進歩したと言っていますが、科学は進歩すれば、する程に、目前の物やお金や、その他のものを求め過ぎて、人の心は益々と<歪>になって行くようですね。

 

 人間学も哲学も、自分の心を知る「心理療法」が重要です。

<<心の世界>>36の質問 (23)

2008 年 7 月 2 日 水曜日

 悩や苦しみの心の病気の時に、何故、何故、過去を振り返るのでしょうか。

過去を振り返っても、意味はないでしょう。

現在の自分の心について、もっと勉強した方が良いでしょう。

現在の自分ですよ、現在の自分だから、今の自分の考えている事を点検すれば、良いでしょう。

悩みの原因さえ、分かれば良いのでは・・・・。

 

{お答え}

 今、悩みの原因と言っておられるのは、{原因}ではなくて,{切っ掛け}です。

悩みや苦しみの本当の原因が分からないままで、生きている人達も多いです。

しかも、随分と悩みながら、それでも、自分の考えている事柄が、明確に見えません。

心の世界を知っている人達でも、相当の長期間にわたり心理療法に関わっていないと、知る事ができません。

 格別に、心理士といえども、自分の深層心理の世界ですね、自分の心の{カラクリ}を知っている心理士でないと、本当は「心理療法」は、上手く運べないのではと考えます。

他者の心の{カラクリ}が見えると言っても、自分の心の{カラクリ}が見えないと、駄目でしょうね。

 心の{カラクリ}ですよ。

 

 {原因}と考えていたものが、実は、{原因}ではなく、{原因}と考えていたものは{切っ掛け}だったというのが、理解できれば凄いですよ。

悩みや苦しみや病気の{回復}へと心が反転するからです。

悩みの{切っ掛け}は、生い立ちにあるのであって、皆さんが病気の{原因}だと考えているのは、全くと別であります。

 但し、純粋に体の病は体の中に有る訳で、それが、癌性病変か、或いは、成人後の生活習慣によって発病する病気もあります。

多くの人達が、体の病は、{からだの病}として見ていますが、体の病に<心の病>が引きずられる場合もありますので、見逃さないように注意が必要です。

そんな場合では、やはり、性格というか人格を治してあげておいた方が、良いですよ。

 

 体の痛みにどれほど嘆いても悲しんでも、体の痛みは止まりません。

体の痛みに、心の嘆きなどが引きずられなければ、痛み方も違うでしょう。

{心と心}、{心と体}、{体と心}、{心と心と体}、{心と体と心}、{体と体と心}、{体と心と心}などの、7の心身相関関係が有る事が理解されるべきでしょう。

ここまでは、一般の人達は理解が困難にしても、少しは、皆様も勉強しておかれると、人生の生き様が気楽になるでしょう。

 統合失調症者でも、薬でのコントロ―ルが良ければ、<心の脆弱さ>を少しでも改善するために、「心理療法」を受けるべきです。

薬の効果も可能な限りの少ない量で良いと考えていますし、人生を生きるのが気楽になります。