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2008 年 6 月 のアーカイブ

<<心の世界>>36の質問 (17)

2008 年 6 月 19 日 木曜日

 母親や、父親や兄弟姉妹が居ない場合も有るでしょう。

 そんな時は、どうすれば良いのでしょうか。

 皆が同じ立場ではないし、人それぞれに育つ環境も違います。

 考え方にも、人それぞれだと思いますが・・・・。

 

{お答え}

 確かに、言われる通りですね。

家族構成が違いますし、子供の人数も違います。

また、両親も仲が良かったり、悪かったり、離婚する場合もあります。

自分以外に、兄弟姉妹の居ない場合も沢山とあります。

 要するに、一人っ子の場合ですね。

そう、一人っ子では、兄弟姉妹について直接に自己を調べる事が出来ませんが、やり方があります。

 一人っ子であり、しかも、親が居ない場合も有ります。

そう、面接者次第ですが、やはり、面接者とか、「心理療法」の相手をしてくれる人によっても、随分と<心の回復>は違うでしょう。

 

 自分の人生を生きる。

必ず、終末がやって来るのです。

そんな人生を、楽しく生きるか、悲しんで生きるか、何度も繰り返しますが、自分の心の持ち方、心次第なのです。

人は誰しも、誰かと<心の関係を持っていないと、寂しいです>よ。

孤独になります。

 子供や大人にしても、必ず、自分以外の他者と比較しながらの毎日を生きています。

そう、比較ですよ、自分だけが、どうして孤独のまま、幼い時から身近な親も居ないし、兄弟姉妹も居ない、自分の親は何で私を此の世に誕生させたのか、家族の気持ちも理解できないまま、家族・家庭での話し合いが少ないです。

 親や、兄弟姉妹が居なければ、家庭内の話しが少ないのは当然です。

誕生した時,幼い時、幼児、生徒、などと、小さい頃から、口を開いて話をする相手が居ませんし、体を接触して遊ぶ相手も少ないです。

親や兄弟姉妹と口・行動・心など交流を持てなければ、本当にすごく<寂しい>ですよ。 

 

 人間個人の心・性格・人格は、家族の人達の関係との心の交流が{原点}にあります。

 自分の幼い時に、自分の母親が居ない、或いは、父親が居ない場合は・・・・・、

万一、親が居たら、私はどんな風に育っていたのか・・、万一、一緒に居たらと・・・

想像、イメ―ジしてみるのが大事です。

兄弟姉妹が居たら、自分は<どんな風>だったのか、なども想像とイメ―ジが重要です。

両親が居る事で、子育てが上手でなければ、こんな両親は居ない方が良かった、などとも思う場合もありますが・・・。

何で、親は、兄弟姉妹を作らなかったか、とも子供は思うようです。

<<心の世界>>36の質問 (16)

2008 年 6 月 16 日 月曜日

  もう一度、母と父などについて、説明して下さいませんか。

   そんなに親が、大切なのかどうか、私には分かりませんから。

 

{お答え}

 誕生から、2歳~3~6歳~9歳~12歳~15歳~18歳~21歳~24歳、などと成長して行きます。

地球上の国々では、場合によっては不慮の人間災害や不慮の自然災害によって、幼いままで<命を終わってしまう>場合もあります。

 ですが、自分の命が成長して行く場合では、多くの場合で母親との接触時間が一番に長いですね。

それから、父親、兄弟姉妹などと、なっていくでしょう。

あとは、他人と自分との心の動きが<どうであったか>などを見つめていきます。

何故って、人の心は、必ず、今に起こった事柄に対して{何らかの}反応をしています。

例えば、好き嫌いとか、そんな心の作用が必ず動いていますよ。

そして、そんな心は、幼い時から、その人の心の記憶装置である{{海馬}}に記憶されて蓄積して行きます。

 

 人は、今、生きている場合には、必ず、過去の心に操作されています。

悲しいとか、辛いとか、悔しいとか、恨みとか、不幸だったとか、嫉妬したとか、妬んだとか、呪いとか、そんなマイナスの気持ちが限りなく沈潜しているものです。

そのマイナスの感情を、払拭して消去しておかないと、今の自分の心は、また限りない程に不安定となります。

 過去のマイナスの心を消去すると言う事は、自分の過去の心を消し去って無くしていくものではありません。

簡単に言えば、自分の過去の心について、何を思い出しても、悔やまない、悲しく思わない、惨めにならない、だらしない、情けない、悲しい、辛い、などなどと、感じた自分であったら、そんな弱い自分を見つめ直して、自分の過去を再解釈しておいた方がいいのです。

 

 自分を振り返らない限り、本当の過去の自分の心を知る事は出来ないでしょう。

人間、誰も自分の心を知っている積もりで、不平、不満、悲しみ、悔やみ、嫉妬、恨み、呪い、嘘、盗み、罪、などなど沢山を持って抱えていても、そんな自分ではないと思っていますよ。

 母親、父親、兄弟姉妹、自分の側を通り過ぎた人達について調べますと、全ての自分の心が、特別に{過去の自分の心}が見えて来ます。

どちらかと言えば、人間の欲望は多すぎますので、自分の罪深い悪の心が見えて来る筈です。

自分の心の{悪}を認めて、初めて{善}に変えられるものです。

 

 両親、兄弟姉妹について調べると、自分の心の全部が見えるでしょう。

<<心の世界>>36の質問 (15)

2008 年 6 月 13 日 金曜日

     ここでは、(14)の質問の続きになります。

 

 当方も医師ですから、職員を沢山と抱えています。

俗世間の人達って、本当に眼前と目先だけを考えて生きる人達が、多いですね。

悩んでいても、苦しんでいても、<私には、悩み>は無いと、沢山の人達が言うのです。

だから、当方も現実には<困って>います。

 

 どうしても、自分は<悩みが無い>と言うのです。

うつ病の人達で、軽症の人では、同じように<悩みは何も無い>と言う人達が居ますね。

うつ病者で、中等度~重症者では、随分と悩みを抱えていますが、それでも、<私には、何も悩みや考え事は無い>と言う人達も居ます。

<自分には、何も悩み苦しみ>は無いと、自己主張される人は、「心理療法」に対して不平や不満を持ちます。

ですが、カウンセリングでは気づかない事が、過去の自己洞察法になってきますと、色々と沢山の事柄が見えて来ます。

自分の過去の考え方に対して、自分で自己評価を出来るようになると、うつ病者は、或いは、神経症者や心身症者も、心も体も回復して来ます。

 

 当方、人間世界を生きるには、{心}が一番に大切だと考えています。

でも、自分の心を知らないで生きている人達の多い事、臨床心理士の立場から見ると、悲しくて辛い、本当に辛いと思いながらの日々を過ごしています。

生い立ちにて、あまりにも沢山の悩み苦しみを抱えて身動きできないような、心・性格・人格、などの人達では、極く、稀にフラッシュバックなどの症状を呈する場合もあるでしょうが、非常に少ないでしょう。

カウンセリングでも、フラッシュバックを起こす事はあります。

けれども、フラッシュバックが見られるのは、稀ですね。

フラッシュバックを起こすような人達の場合では、そんな状況にならない人になっておかないと、そこから逃げていると、何時までも<子供の心のまま>で生活する事になるし、上手な社会適応はできません。

 

 自分の過去を見つめ、フラッシュバックを決して起こさない人間になっておくべきです。

「心理療法」で、フラッシュバックを起こす場合は、非常に少ないですよ。

医師も一度でも良いから、自分の過去を見る「心理療法」を体験しておくのが、良いでしょう。

人の心って、本当に面白いですよ。

誰も、心は見えないから、<不可思議>だと言う人達が多いですが・・自分の深層心理を知っている人達は、全ての心、全ての心の{カラクリ}が見える筈です。

現在、現在、未来、未来、などと言わないで、自分の心の形成を<過去から見つめ直しておく>事です。

 

 未来を見つめたいのであれば、自分の「死」を悟る事です。

<<心の世界>>36の質問 (14)

2008 年 6 月 12 日 木曜日

  患者さんと医師と心理療法について、先生の{意見}は何か特別に有りますでしょうか。

精神科や心療内科に行くと、過去を見ないように言われます。

<フラッシュバック>するとか言われていますし、絶対に過去を振り返らないようにと説明されます。

先生は、過去、過去、過去、だと言われます。

何故でしょうか、先生は何時も{過去が大切}と言われます・・・・{過去}と言うのは。

 

{お答え}

 病院や医院の精神科や心療内科に行くと、<フラッシュバック>と言われる事は、多いでしょう。

では、「心理療法」って何をするのでしょう。

カウンンセリングでは自分の過去は見えないし、本当の自己、真実の自己は見えません。

だから、喜んで人生を生きる事が、難しいと考えます。

普通では、医師は「心理療法」に、あまり関心が有りません。

それは、医療制度も悪いですね。

精神科医も心療内科医も、医療制度に従って診療するだけの方が、気楽でしょう。

 

 当方の心の底から感じている事ですね、話しておきます。

皆さんに少し理解が困難かも、知れません。

ですが、伝えておきます。

心の病ですね、心身症とか神経症とかうつ病とか、その他の疾患にしても、多くが、心の病を原点としています。

だから、病む心を治せば、<病院通い>はしなくて良いですよ。

病院とか医院とか、通院患者さんが減ってきます。

「心理療法」で<病む心>を治せば、もはや、病院に行く必要もありませんからね。

 

 それから、普通の患者さんは、明らかに自分が心の葛藤を抱えている事など気づきませんし、心理士から伝えても<絶対に心の悩み>は持っていないと自己主張します。

そんな人達に「心理療法」を勧めると、立腹しまして、通っている病院や医院へは、通院しなくなります。

この先生は、変な事を言う、悩みの無い患者に「悩みや苦しみを持っている」と、嫌な事柄ばかり言うというのです。

だから、真面目に「病気を治す」、「病む心」を治すなんて、あまりに真剣に考えていると、多分、医師は患者さんが減って、職員に給料が払えなくなるでしょう。

 世の中って、本当に大変ですね。

真面目に患者さんを、悩まないようにしてあげようと、考えても<当の患者さんが、全くと自分の悩みを持たない>などと言い、医者に対して不満や恨みさえも持ったりします。

お医者さんは、患者さんが減って大変です。

これは、大病院も医院も同じ<運命>でしょう。

 

 心を<癒す>なんて、簡単に言っても、現実は大変でしょう。

<<心の世界>>36の質問 (13)

2008 年 6 月 10 日 火曜日

 {親孝行なる人間}、{親への感謝を持つ人間}、そんな事を知っておかねばいけませんでしょうか。

親が、自分勝手に私を作ったと、此の世に私を誕生させたと、何時も考えていますが・・・・。

こんな家庭に、生まれなければ良かったなんて思います。

自分が変わる<<答え>>なんて考えた事が有りませんでしたが、自分が変わる事が<生きる道>なのでしょうか。

 

{お答え}

 自分が変わる事を考えるよりも、自分の心の{器}を大きくする事を考えた方が

<最良>だと伝えておきます。

悩むか、悩まないか、{自分の心}次第ですからね。

多くの一般大衆は、自分の心を点検しようとしませんから、本当に自分が大変なのですが、自分の心の大切さを理解しようとしません。

今の自分が、間違いない、もっと切磋琢磨して俗世間を気軽に生きるって事など、考えようとしないから、臨床心理士から見つめていると、真に大変です。

 

 {親の恩}、{感謝}などと、よく使われる言葉です。

本当に凄く大事な言葉であり、人が世の中を生きるのに重要な<心>です。

誰も、言葉を聞けば、そんな言葉など聞かなくても、自分は理解しているよ、同然だろう、なんて思っています。

非常に大切な言葉ですが、大勢の前で<話をする>と、嘲笑を受けるほどです。

 

 それほど、人間って、<欲の塊>が強くて、悲しい{性}です。

生い立ちから成長して行く過程で、人間は子供ながらに心が捩れながら育つものです。

だから、自分の過去の心を調べる必要があります。

赤ちゃんとして生まれて来ると、普通は、母親との接触時間が一番に多いです。

母親あっての、自分でしょう。

育つ過程で、全ての事や物を世話して下さいます。

また、普通では、父親があっての<食事有りき>です。

それにも関わらず、子供達でも、子供ながらに、自分の欲望を求めて、案外と母親や父親に対しても、不満を抱えて、時には、苦しみ悩みながら自分勝手に育っています。

周りへの、自分の気持ちを配慮する事は、先ず、少ないでしょう。

 

 子供の心って、そんなに<真面目ではない>みたいですよ。

子供達の心を真実に知らない、人達が多いです。

そのまま,大人になっても、人の大脳の海馬という記憶装置の場所に{子供心}を溜め込んでいます。

その{子供心}が、大人になっても、何事があっても、どんな事柄が起こっても、大人の心の中にて、子供の心の底で動いて、今の心を操作しています。

 

 過去の自分が、母親や父親に対し、どんな心を持っていたかを知るべきなのです。