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2008 年 3 月 26 日 のアーカイブ

<<うつ病>>うつ病者の社会復帰(8)

2008 年 3 月 26 日 水曜日

 心理療法と言っても、とにかく、世界には、沢山の方法があります。

学問的に、「心の世界」を勉強するだけならば、外観だけで良いのかも知れません(当方では、それだけでは、不十分だと認知していますが・・・・・。)。

人の悩める心を治してあげたい、そんな人の心の世界を知ろうと考えれば、先ずは、自分の「心」を知る事から始まるでしょう。

でないと、自分の「心」についても、他者の真実な「心」をも評価できませんから・・・・・・。

 

 結局、自分を見つめる作業が無いと、人の人格は大きくならない、そんな風に、私の心が決定しましたが、この事は間違いないと考えます。

座禅やヨ―ガや、その他に諸々、沢山を非難する訳でなく、私の感じている評価です。

母、父、兄弟姉妹〈兄弟姉妹が居ない事にも・・〉等と自分の心の動き、自分の人生を生きる事、自分の本当の真実の心(潜在意識~無意識、深層心理、本音と建前、などなど、自分の過去の生き様を具体的に知って、自分の過去と現在の<心のトリック>を把握しておかないとですね・・・・・・。

 

 自分の大脳の記憶装置である海馬の記憶を取り出して、自分の<生い立ち>を回想して、自分の誕生からの過去の会話と行動と心の<再解釈>して、<受け取りなおし>しておく事です。

 

 不平、不満、悩み、悲しさ、苦しさ、悔やみ、嫉妬、妬み、見栄、虚栄心、恨み、怨念、呪い、その他の全てのマイナスの感情は消去が出来るものです。

うつ病者は、現在、上記のマイナスの感情などを沢山と抱えていますね。

うつ病者に限らず、心に関連した病気を抱えている人達は、自分に生い立ちの過去の心の中に沢山のマイナスの心を持っていますから、先に、自分の過去の心の可決をするべきなのです。

 過去の心が解決{過去に積み残された心を=固着と言います}出来れば、自然に現在の心は良い方に変革されます。

そう、現在、上記のようなマイナスの{感情}や{気持ち}が無ければ絶対に{うつ病者}にはなりませんし、そんな人・人格になれれば、素早く{うつ病者}から解放されます。

 

 高齢者の{うつ病者}に対しても、認知症が無ければ「心理療法=内観」を受ける事は、可能です。

当院では、84歳の男性、87歳の女性が、{うつ病}で内観しました。

大変に喜ばれていました。

認知症のある高齢者では、「内観」のみならず如何なる「心理療法」も全く役立ちません。

世に中の人達の心の「器」が、大きくなる事を念願しています。