当方、医師として心理士として、{うつ病者}の治療には30年以上にわたり関わって来ています。
うつ病??? 簡単に治せるし、簡単に解決できますね。
外来患者さんの60~70%の病気は、心と関連していると以前から言われています。
厚生労働省と、所謂、精神科医や診療内科医、彼らの勉強が不足していますよ。
勿論の事、例外的に、充分過ぎる程に学習されておられる方も居るでしょうが・・・・。
全体的には、患者さんの心の「裏」と「表」を喝破する能力と彼らの人格を矯正する方法を勉強されておられません。
この事については、何度も説明していますが、治療者自身が自分の心の「裏」と「表」を知っておく事、自分の「潜在意識~無意識の心」を知っておく事ですね。
さもないと、うつ病者の心のカラクリの心の世界が見えない筈ですよ。
人はよく、言います。
自分の心は分かっているが、他人の心が分からない、など言うのです。
こんな考え方をしている人は、全く人間の心について知っていない人達、シロウトの人達の日常会話のようなものでしょう。
医学教育や心理学教育でも、学生を育てる時から、方向性が間違っていると考えます。
学生の時から、あまり、うつ病や神経症や心身症、その他の心の話を教えてあげても、
若い人達には、確かに、心の世界を教えてあげも・・、あまり、彼らの頭に入らないでしょう。
でも、彼らの頭に言葉が残るだけでも、それでも良いでしょう。
言葉が頭に残っているだけでも、意外と役立つものだと感じます。
しかし、最近は、若年者の心の病気が増え過ぎていますから、心理士になろうとする人達や医者になろうとする人達も、少しながら<心の世界に興味を持って欲しい>と思いますよ。
医者の卵だって、同じですから・・・・。
紙の上で、どんなに詳しく教えてあげても、体で物事を体得するのは困難ですしね。
そして、医者として働いていても、心には眼を向けない。
患者さんの心に対して、外観的に判断するものの、自分の心については全く点検しようとしません。
人間って、面白いですよ。
人間、医師や心理士や政治家や弁護士、その他に、諸々の人達であっても、自分を評価する眼はですね、外観的にも自分を評価できないし、見えません。
内観的には、更に、真実の自分・自己は全く見えないのが現実です。