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2007 年 12 月 4 日 のアーカイブ

<<うつ病>>うつ病者の治療について(4)

2007 年 12 月 4 日 火曜日

何度も「客観的過去の自己分析」が大切だからと説明しても、うつ病者が拒否した場合では仕方がありません。

でも、もっと、厚労省なり、医療全体の中で、「客観的自己洞察法」が大切だと<声をあげてもらわない>と、いけませんね。

精神科医や心療内科医さえも、心の世界、とにかく、人間の心の{カラクリ}の世界を勉強しておいて欲しいですよ。

公務員の方達では、<うつ病者>も上司からの指示があれば、案外と「客観的自己洞察法」を受けてくれるのが、当方には印象的です。

但し、上司が勉強していないと、無理ですが・・・・・。

一般庶民にも、心の大切さを啓蒙すべきですね、うつ病者は「客観的過去の自己分析」が大切だ、と!!!

心の世界が一番に、大切ですよね。

企業によっては、うつ病者に対して、仕事の配置転換をする場合もあるが、彼等は一生を劣等感で生きる事になるし、「客観的過去の自己分析」を受けさせて駄目なら仕方がないかも知れません。

「心」が、全ての「会話」と、全ての「行動」を支配して、操作しています。

特別に、人間は、自分の<過去の心>を客観的に知っておく事が、大事ですね。

対人関係も環境適応も含めて、社会適応は、心の持ち方次第ではないでしょうか。

恨まない事、不平や不満など持たない事、ヤキモチや嫉妬など持たない事、などなどですが、人間って自分と向き合って自分の心の旅をしないと、自分の心は見えません。

また、頭で理解したと言う事と、体で物事を理解する事には、天と地の差があります。

 例えば、人間、<貴方も、そのうちに、死にますよ>と伝えれば、誰もが、そんな事は分かっていると、答えます。

だが、頭で分かっても、体では分かりません。

体で「死」が分かると言う事は、{{無常観}}でしょう。

でも、ここまでは、大学の精神科や心療内科の医師も、悟れません。

統合失調症でさえ、人格崩壊の前に「客観的過去の自己分析」は、必要と考えています。

 当方で、{躁うつ病者への客観的自己洞察法}を行って、社会適応している人もいます。

躁うつ病者に対しても、客観的過去の自己分析は必要ですね。

カウンセリングでは、とても無理だと考えます。

何故ならば、心の「回向」に至らない心理療法は、心の{再生}、心の{新生}は無理です。

 

まとめ:人生を悩まないで生きる、これは、<生い立ちの心>に関連しています。

今、あの事が有ったから、「うつ病」になったと言う人もいますが、医師も理解していないですよ。

「原因」と「切っ掛け」と、詳細に心の世界を学習していないと、区別が出来ないでしょう。

人の心の{反復強迫}と{PTSD}の世界、この心の「カラクリ」を理解しておくべきでしょうし、過去の「固着」を解消してあげる事ができれば、うつ病も治り、幸せになるはずです。

<<うつ病>>うつ病者の治療について(3)

2007 年 12 月 4 日 火曜日

そっとしてあげて、休養させておいて、うつ病者が自分で立ち治るまで、自立を待っていますと、逆に<幼児帰り>して、ドロップアウトして会社などから退職せざるを得ない場合も沢山とあります。

悲しい出来事ですね。

 人生について、学問的に詳細な知識を持たなくても、<悟れなくて>も、周囲の人達や自分の置かれた環境に対して<不満を持たなけれ>ば、いや、<恨みや不平や不満やヤキモチや嫉妬>など持たなければ、絶対に{うつ病者}にはならない筈ですね。

勿論、見栄や虚栄心を持ち過ぎても、{うつ病者}にはなるでしょう。

見栄や虚栄心が実現されないと・・自分の望む物事が得られず・・・落ち込みますね。

自分の実力と力量に従って生きる事なのですが、心の世界については、医師が無頓着であり過ぎるのではないでしょうか、大学の先生方を含めてですね。

 以前に、私の心理療法室に、国立大学の精神科の教授が訪問された事がありますが、カウンセリングでは、自己の潜在意識や無意識の世界を上手に拾い上げて<過去の再解釈・過去の意味づけの受け取りなおし>が困難だと言う事は、一致していました。

7泊8日の宿泊での心理療法では、カウンセリングの1年間の<心の量>をこなせるのだと話した事も一致していました。

 「客観的過去の自己分析」を受けてもらわないと、うつ病者の人生も悪い方へ傾きますし(人格の改造なきまま、生きるので・・)、当人にとっても<人生の損失>は大変なものですよ。

また、人間って悩んだ時、うつ病になった時もそうですが、もっと心の大きな「器」の人間になれるチャンスがあるものですね。

但し、そっとして休養させてあげただけでは、駄目で、心理療法「客観的自己洞察法」を受けさせて、己の自分の「器」を確認させてあげておかないと、ですね!! 

良い方への人格改造が重要ですね。

また、当人が自立するのを待っているだけでは、最後まで自立できずに、ドロップアウトして退職や自殺にまで至るケ―スは、沢山あります。

 結論としては、悩まない人間になる事、そのためには、無意識・潜在意識・顕在意識、深層心理と表層心理、本音と建前、この考え方が揃った時には、海馬の中の<過去の記憶も渦巻いて座している>事は無い筈です。

大脳内の生理学的化学的物質の変化が先か、思考体系の崩壊が先か、どちらが先かの問題ですよ。

 日頃から、人生を生きるのに、悩まず生きられれば最高ですが・・・。

逆に、悩まない人にしてあげる事、そのもので、大脳内の神経内分泌ホルモン免疫のバランスも良好に変化して行きます。

悩まない人は、大脳内のホルモンや神経内分泌や免疫などのバランスは壊れないですよ。

などなどの使い分けが出来る事なのですが、一般的には、うつ病者には、こんな言葉も伝わりません。

<<うつ病>>うつ病者の治療について(2)

2007 年 12 月 4 日 火曜日

無意識・潜在意識・顕在意識の三意識の歪化が無い事が、最大に望ましいと考えます。

うつ病者の思考体系には、必ず、人生についてのマイナスの思考体系になっていますよ。

うつ病者は、全体的には、自分の過去に拘り、そして現在と未来について拘ります。

強迫神経症者は、限りなく未来について拘りますし、実は、自分の過去に拘っているが、気づいていませんね。

 気づかせようと思っても、重傷者では、案外と過去を振り返らない人もいます。

どんなに教えて伝えてあげても、当人は自分の心の{カラクリ}を理解しません。

うつ病者も、自分の心の{カラクリ}を理解しようとしないのは、同じです。

勿論、医師でさえ、うつ病者の{心のカラクリ}を見抜いていません。

 常に、人は誰でも、自分の<生い立ちの心>から、自分の<現在の心と会話と行動>を動かされています。

反復強迫、PTSDなどの言葉がありますが、この過去の悪い記憶の消去には、当方は、20年以上にわたり「心理療法」に関わって来ている訳ですが、過去の客観的回想法が{最良}と考えます。

 過去の悪い記憶を消去すると言う事は、記憶を消して完全に忘れてしまうのではなくて、過去のどんな事柄を思い出しても<納得して受け入れられる>と言う事、この事が過去の消去と言う意味ですね。

現実に、当院では、うつ病患者さんに対する「客観的自己洞察法」が一番に多いですね。

 悲しい事に、残念な事に、厚労省からの方でも、うつ病で自殺が増えたと言うばかりで、うつ病者の治療に対して、心理療法が必要だと言う声が全く出てきませんね。

極く最近も、公務員の方達の二人、うつ病で、他の病院で休業診断書を書かれて休んでいた人達が、当院で「客観的自己洞察法」を受けて働き出しています。今も、現実に社会復帰をして働いています。

 うつ病者の心理療法については、心理療法中でも、{症状や状態を見ながら、薬の調節が必要です}から、医師&心理士でないと、大変な時があるでしょう。

ベテランの心理療法士でさえも、うつ病者への心理療法では、心理療法へ理解のある医師と連係をとっておかないと、いけませんね。

何故なら、うつ病者の心理療法では、頭の回転が廻らない事があり、薬の調節や屯用などを必要とする時もあるからです。

 「心理療法」、格別に「客観的自己洞察法」では、心理療法の初期に薬の増減を必要とする場合があります。

まして、カウンセリングの途中でも抗うつ薬の屯用を必要とする場合がありますね(うつ病者へのカウンセリングでは、効果が悪いのですが・・・本当に、効果が悪いし、最後まで心のトビラは開けませんね、自己洞察的カウンセリングにまで入らないと・・・。)。

 うつ病者の治療について、医師達が、そっとしてあげて<励まさない>で、<元気づけない>で、<休養させて>あげて、薬だけは服用して下さいと説明していますよね。

そんな時間が・・・、自分で自立してゆく時間・歳月を待ってあげるのが、最良の治療であろうか!!!! 当方は、絶対に<そうは思わない>ですよ。

<<うつ病>>うつ病者の治療について(1)

2007 年 12 月 4 日 火曜日

  うつ病者の治療について 

(某医療関係企業:情報誌の記事に寄せた当方のコメント①~④を掲載しておきます。)

 

貴社からの情報誌によりますと・・・

うつ病:医師の見解は、うつ病者の治療について、常に{薬の投薬}だけを主張しておられるようです。

一般に、精神科医師から、うつ病の治療について、薬、薬、の話ばかりですね。

勿論、薬の大事な事は、当方、充分に理解している積もりです。

 当方は、医師&(財)日本臨床心理士に属している一人の人間ですが、何時も、うつ病についての治療に<疑問を抱えて>います。

{{うつ病}}についての治療では、医学者??医師の見解は???どうも薬に偏り過ぎているものと考えています。

 また、当方では、心理療法「客観的自己洞察法」を開始して25年以上が過ぎました。

最初は、カウンセリングをしていましたが、カウンセリングでは心の底辺にまで辿り着くのは、到底、無理のようです。

また、カウンセリングで、心の底辺を覗いたように見えても、それでは、到底、自分流の「自己分析」であり、客観的自己分析とは違います。

 要するに、{{うつ病者の治療}}については、悩まない人にしてあげる事、それだけではないでしょうか。

悩まない人は、絶対に、うつ病にはなりませんよ!!!

唯、唯、悩まない人でも、仕事の時間が多すぎて、或いは、遊び過ぎでも同じですが、

睡眠時間が極端に少ない場合には、何らかの症状は絶対に出て来る事だけは、間違いありませんね。

人は、眠らないで、生きる事は不可能ですからね。

 当方が、感じている事柄は、うつ病になってしまった場合には、程度の{軽症や中等度や重症}差が当然にある訳ですが、薬は確かに間違いなく、絶対に必要ですね。

セロトニンとか、シグマ受容体とか(貴社の情報誌では)、他の情報誌でも同じ様で色々と言っていますが・・。

人は大脳から情報を得て、記憶を海馬に蓄積させているようです。

海馬に、どのくらい多く心の葛藤が蓄積されているか、どうかですね。

 全ての人は、自分が胎内に居る時から、何らかの心の葛藤を持ちながら、誕生して~成長します。

<生い立ちから自分の現在>に至るまで、人は、誰しも多かれ少なかれ{心の葛藤}を

抱えて育っています。

この記憶の葛藤が、大脳生理学的に神経・内分泌ホルモン・免疫系に関係して来るようです。