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2007 年 10 月 5 日 のアーカイブ

<<心の世界>>心の話「会話・行動・心」(7)

2007 年 10 月 5 日 金曜日

 {生い立ちの心}が、全ての基本だと何度も話しています。

 でも、これだけの話では、理解出来ないでしょう。

 

 人間の心って、非常に面白いものです。本当に、そうなのです。

人対人、人対状況、などの問題であり、生きている自分の眼前でのどんな出来事にも、他人に対しても、自分が対応できる能力さえ持っていれば充分なのです。

 人が、成長して大人になった時に、何らかの仕事や役割などこなして、幾らかの金銭か或いは、それに似たものを得てから、人は人生を全うできるのです。

衣・食・住・なども出来ない環境に投げ込まれるのは、余程の天災・天変地異などによってであって、被害を蒙らないとすれば、自分の人生を生きていける筈なのです。

それなりの仕事や役割を、充分に日頃からこなしていればです、ね。

 

 沢山の人達の悩み苦しみ、心身症、神経症、うつ病、心と人格の脆弱さ、アルコール依存、非行、犯罪、薬物依存(ここでは、大麻、覚せい剤、麻薬、など)、これら全てが、原点には心が基盤になっています。

上記の事柄は、異常会話、異常行動、異常な心、などと言えます。

 

 人は、此の世に誕生して、心身ともに成長していきます。自分が、成長したくないと思っても、時間の流れとともに、心は成長しないで済むかも知れませんが、肉体は自分の思う通りにならず、大きくなって行きます。

嫌で、好きでないにしても、見掛けは<大人>になります。でも、見た目は大人でも、人間社会で生きる以上は、社会で仕事や役割を、どうしても最低限でも{こなせる人間}になって、自分で「衣・食・住」を稼げる人にならなければ駄目です。

 

 面白いというか、本当に大変なのは、人は此の世に誕生した時から、自分の親から、心の形を刷り込まれて育っていきます。

だから、昔から「三つ子の魂、百まで」、「親の因果が、子に報い」などの、言葉が言い伝えられていますが、当に{その通り}なのです。

 親から植え付けられた、或いは、植え込まれた心の形を「超自我」とも表現されます。

自分の自我ですが、自分の意志で作り上げたものではなくて、育つ過程で、親から意見や注意や説教などされて、つまり、誕生以来の成長する段階で、大脳深くに{{親の考え方}或いは{親への反発心}}などが刷り込まれて、無意識的に、自分の現在の心を強迫しています。

 良しにつけ悪くにつけ、ですね・・・・・・・・。

だから、個人が自分で自由に人生を羽ばたいて生きるには、親から如何なる自我を植え込まれてきたか、即ち、超自我に気づいて、超自我を納得してあげた時に、初めて、親の心から解放されて、人間個人が人生で自由に、自分の心を操作できて、生きる事が可能となるのです。

 

 少し難しい表現になりましたが、悩む・苦しむ、などと言う事柄は、自分の意志で自分の人生を生きる事が出来ない、だけなのです。

 親の考え方、親も悩める人間だった、と理解できた時に、人は大きな{心の自由}を得事ができます。