‘人生’ カテゴリーのアーカイブ

<<人生>>「社会適応」(3)

2008 年 1 月 12 日 土曜日

 {働かざる者、食うべからず}と、説明はしているが・・・・・・・・・。

人は誰もが、お金を追い求めている。

決して不思議な事ではないと、思う。

<地獄の沙汰も金次第>と、言うくらいですから・・・。

 

 最近になっても、地球上の貧困の国々では、食にもありつけない人達が沢山と見受けられます。まして、お金となると、尚更に、欲しいと思って働いても自分の希望する金額を貰えない場合もあります。

その国々の経済状況にもよるでしょうが・・・・・・・。

また、特殊な技能や免許など持っている人達は、あまり毎日をあくせくせずに<お金>は入ってくるでしょう。

でも、世の中に住んでいて、お金が全く無い人は大変です、ね。

 

 人間社会に住んでいると、どうしても、衣・食・住に際しても、何がしかのお金を必要とします。

だが、心の病気、各種神経症、各種心身症、その他のうつ病などに関しても、会社を休業するとなると、お金も入って来なくなります。

お金は必要ですが、でも、余分なお金を貯めても、大金さえ持っていれば<幸せ>かと問われれば、案外と違うみたいです。

 

 人間って、残念な事?に自分が死ぬるまで、直前までお金を貯めようとしていますね。

どんなに大金を貯めても、貯めこんでも、自分が欲している物が、手に入らない場合は沢山と有ります。

人間、自分の死ぬ{時}が明確に分かっていれば、お金の使い方も理解し易いのです。

でも、実際には、自分の{死の時間}が不透明な方が良いと答えます。

100人のうち100人が、そう答えるでしょう。

つまるところ、{死}が、怖いのです。

 しかしながら、どんなに考え込んでも、お金は欲しくないと言う人がいれば、そういう人の方が、一風と変わっている人であろうと思います。

大金の大金持ちにならなくても、人間社会で生きる以上は、少なくても何がしかの金銭を稼ぐというのは、人間の生き様のル―ルではないでしょうか。

自分の人生を、家族の人生を生きるだけのお金で、良いと思われます。

それ以外に、何を求めるかで、余分なお金も必要な事もあるでしょう。

 

 ここで、知って欲しかったのは、引きこもり、ニ―ト、フリ―タ―、うつ病、出勤拒否、アルコ―ル依存、虐待、などなど、の人達への伝言でもあります。

また、若い人達でも登校拒否や非行は暴力などの人達も、同じでしょう。

皆が社会適応して欲しいと、願っての伝言です。

出来なければ、{心理療法}が重要です。

沢山は要りませんが、お金を全く持たない人達は、人間社会で生きる事が大変ですから・・・・。

 

 嫌いでも、働く気持ちは持つ事です。社会への{受容}です。

<<人生>>「社会適応」(2)

2007 年 12 月 21 日 金曜日

 自分の生きる過程で、先刻、{人対人}、などと説明しましたが、

 もう一つは、{人対環境}の問題があります。

 

 この事についても、何度か掲載していますが、どんなに考えても、この二つだけですね。

究極的には、人生論、人生学、人生哲学、まで学習しておく方が良いのですが・・・。

でも、あまり難しい事柄を言っても大変ですから・・・・。

とにかく、人対環境と言えば、自分が此の世に誕生した時に、すでに、誰も皆が違った環境に投げ込まれているのです。

 

 父親は、どういう人だったのか・・・ですね。

例えば、何処に、どんな場所に住んでいるのか、街の騒音の中とか、田舎の静かな場所とか、自分が生まれた家の場所でさえ、誰もが違うんですね。

もっと、小さく見つめると、家の建物だって、誰も皆が同じ形の家に生まれる訳ではありません。同じような建物でも、色も違い場合もあります。

 まして、父親の身長、痩せ型&肥満型、お金持ち&貧乏、職業、地位、名誉、、優しい父親、厳しい父親、などなど・・・・・・・。

母親ついても、同じ事柄などが、考えられます。

祖父や祖母の心、人格などにても、全くと異なった影響を受けます。

 

 この事については、両親も人、祖父母も人、兄弟姉妹も人なのですが、この方達の居る場所に生まれたのか、どうかと言う意味で、環境の話をしています。

同じように、両親、祖父母、兄弟姉妹の人数が、同じ数でも、その人達の心・性格・人格などで、子供達に与える影響は、全然と違って来るのですからね。

両親の顔を知らない子供達、兄弟姉妹が居ない子供達も、そんな人達が居ない事そのものが心の葛藤として残るものです。

 

 もっとも、長い間、心理療法に関わった人達でないと、このような説明をしても、子供達の発達心理学については、充分に理解しがたいものでしょう。

人が赤ちゃんとして生まれて来てから、育つ過程で<私は、何も心の葛藤を持っていません>なんて言う人達が居たら、余程、不思議な人達か、心について全く理解できていない人でしょうね。

そんな人達が子供から大人になって、仕事を開始し始めると、必ずや、周囲には仕事をしている隣人が居ます。

生徒や学生さんやの生活でも、同じでしょう。常に、誰かが傍にいる筈ですよね。

 

 この項では、場所についてお話をしていますが、周囲に色々な人達が居る事や状況も、人はその場所に投げ込まれていると言う意味では、環境や状況と言う事になります。

誰しも人は、育つ過程においても、既に、幼い時から、心の形・性格・自己同一性・人格などが、形成されています。

 

 歪な心の原点、まあまあの心の形成、全てが生い立ちにあります。

<<人生>>「社会適応」(1)

2007 年 12 月 19 日 水曜日

 人間社会に、人は誕生して来ます。

 先祖があって、両親があって、赤ちゃんとして此の世に誕生して来ます。

 

 一般的には、人は、何らかの集団の中でしか生存できません。

例外があります。

一人で、山奥深くに住んでいる場合もありますが、本当に例外的ですよね。

仕方なく過ごしているのであって、これも、やがて、人間社会に戻りたい、戻れる可能性を心に抱いている場合であって、そんな感情や気持ちがないと、そんな場所では住めません。

 絶海孤島の島で住む場合も、同じですよね。

人間個人の一人が、この島でずっと住んで<終末>を迎えて{滅}していこうなんて、耐えられる人は、居ない筈です。

万一、そんな生き方ができると言う人が居れば、その方は<随分と、人としては変人・奇人>と言えるでしょう。

また、本当に、普通の一般世間の人達からは、違った人間です。

 

 人間って、凄く面白いものです。

人対人の心の関係で、心が苦手な人は、あの人が嫌い、この人が嫌い、などと言いながら、それでも、人間社会の中で閉じこもって生活をします。

こんな方達は、一度でも良いから、人里を離れて孤独で住んでみる事なのですね。

だが、女性の場合では、誰も居ない場所で、一人で住むなんて出来ません。

何時、誰が、知らない人が襲って来るかも知れませんから・・・。

人間に生まれて来た以上は、好きとか嫌いとか言わずに、人は人間社会に適応して生きる事しかありません。

 

 何度も、面白いって言いますが、私は現在の今は<何も悩みは無い>よ、と言って笑顔で生きている人達も、自分達の過去の心を散策してみますとね、意外な過去の事実に気づいて来ます。

そんな充分に社会適応している人達でさえも、無意識的にしろ、マイナスの気持ちが沈潜していますとね、何らかの形で自分の現在の心を圧迫しているものです。

 

 そして、しんどいのは、そんな場合では、どんなに今は悩みが無いと自己主張されても、自分の周囲の人達を、自分が知らないで傷つけている場合が多いです。

何故ならば、そんな人達は、自分の過去に積み残した心を補うために、現在の心が、{優越感}や{劣等感}を持ったりして、過ごしていますので、周囲に何らかの<災い>を起こしていても気づきません。

 他者から注意や助言をされて、今の自分の会話や行動や心に気づく人も居れば、助言されても、全く受け入れない人達も居ます。

<<人生>>「人間って面白い・・・」(11)

2007 年 12 月 3 日 月曜日

 何故、面白いかって、ですね。

 心が間違っていても、自分の間違っている心を認めないところが、面白いのです。

 

 だって、本当に、そう思います。

悲しいとも思いますが、当方が如何に考えてみても、人間の愚かさなのですね、

面白いですよ。

家族の中でさえ、最近は、どうにもならない現象が沢山と起きていますからね。

子供の親殺し、子供の祖父母殺し、親の子殺し、更に、現代社会の長寿の世界は望ましいものではありますが・・・・年老いた子供が年老いた親を殺す、家族の中で夫婦が互いに年老いて家族で介護しながら、介護疲れで配偶者を殺すなんて事件も発生しています。

 

 家族でも、どんな集団、趣味の集団、会社での人間関係、一国の人間関係、地球上の世界での民族や宗教や政治での人間関係、などなど、全てが人間関係と、やはり、人と環境の問題になりますね。

小さな地球上で、人間が仲良くならないところが悲しいのですが、考えようによっては

<面白い>です。

どうにもならないところが、<面白い>です。

だって、誰も<争いごと>を望んでいる人達は居ないはずですね。

 

 普通の一般の人達は、自分の眼を外界に向けて生きていると伝えましたが、・・・・・。

こんな話も、あります・・・、「少数の賢人が内を見て、人を救う」・・こんな大事な言葉があります。

 そう、潜在意識と無意識までを、しっかりと見つめて自分の心を知り尽くして、

 人生を生きれば{悩み}や{苦しみ}を抱えないですむのだと、そんな意味の

 大切な言葉なのです。

 

 自分の欲望ばかりを満足させたいと、考えて生きる事に専念するから、当然に他者とも心の<摩擦>が起こるのが当たり前ですよね。

 先刻、述べたのでもありますが、政治家や多くの人達が国民や集団の利益を代表して

<物事の進展>を求めて発言もしますね。

人間世界って、人間同士の{争い事}、また、表には見えないところで庶民の知らない{大変な争い事}も起こっています。

しっかりと眺めていると、人間世界って本当に大変のようですよ、見方を変えれば、また、面白いものです。

 

 {地上の平和}なんて、絶対に??、起こりっこないみたいですよ。

精々、「地球の平和」を祈るしかありませんね。

そんな中で、一般庶民は自分達の出来る範囲の事柄を努力しながら、今の自分を生きるしかありません。

 だが、各々の人々が自分の一生を生きるのに、

 <愛を奪う>だけでなく、<愛を与える>言葉や行為や心が、何よりも大切ですね。

<<人生>>「人間って面白い・・・」(10)

2007 年 11 月 30 日 金曜日

 少しながら、心の葛藤と病気の事に触れて来たが、

   悲しいかな??? 人間って面白い??と言うのは、

 どんなに良い助言を受けても<助言を受け入れない>から、ややこしいのですね。

 素晴らしい{教え}を聞いても、自分の心の<糧>として身に付かないのですからね。

 

 当方、人として此の世の自分の人生を生きるのに、絶対に<他者を恨んだり、誹謗したりして>はならないと、確信しているところであります。

 何故ならば、自分以外の人、他者に対して{不平}、{不満}、{やきもち}、{嫉妬}、{妬み}、{不満}、{恨み}、{憎しみ}、{怨念}、{呪い}、また、{寂しさ}、{悲しさ}、{孤独}、などなどを抱えると、自分の体に、症状が湧き出てきますよね。

眼は心の窓、顔は心の窓、前姿も心の窓、なんて言いますが、人の後ろ姿も<心の窓>なのですね。

気をつけていますと、この事にも気づいてきますよ。

相当期間、心理療法に関わった人でないと理解できないかも知れませんがね。

 

 家族の中で、親の因縁で此の世に生まれ出て来ます。

親から育てられながら、結構と自分の親に対して、沢山の不平や不満を持って育ってきます。

でも、自分の過去を振り返らないと、自分の親に対する<過去の不満>は気づきません。

 当方が、長年月間にわたって、間違いなく気づいている事は、人って、自分の人生を生きる上で、自分の親に<眼には見えないが、復讐心をもって>生きているのかとも、感じさせられます。

当人は勿論、意識している訳ではありません。

でも、そんな風に思わされる場合は、多くありますね。

 

 世の中の<犯罪>なんて、典型的ですよ。

何度も言いますが、勿論、自分は親に復讐しているとは思っていませんが、確かに、間違いありませんね。

親に<感謝>出来ている人は、或いは、{親の恩}を感じている人は、決して、他人を怪我させたり、殺生させたりなんて出来っこありません。

また、そんな行動をしませんね。

 

 「親の因果が、子に報い」、「三つ子の魂」なんて言いますよね。

極論まで考えると、母親の胎内に居る間の心の葛藤にまで、言及しませんが、生まれてから、新生児、乳児などの過程で、既に、赤ちゃんは沢山の心の葛藤を抱えてから、育って行くのです。

そう、大人には、また、当人にも自分の心には気づきませんが、必ず、満1歳までの心の葛藤までが、無意識の中で、強烈に動いていると思われます。

 

 子育ては、難しいから、親は熟慮を必要としますが、子供も少し年齢的に成長した段階で、我が身&我が心を確認しましょう。