‘人生’ カテゴリーのアーカイブ

<<人生>>「社会適応」(8)

2008 年 1 月 26 日 土曜日

 人は、名誉を欲しがります。

当方のしばしばと聞く話ですが、誰もよく言います。

私は、名誉なんて欲しくありません、と答える人が居ますね。

しっかりと考えると、理解できる筈なのですが・・・・・。

名誉が欲しいと言っても、自分の手元に名誉は入らない事が、無意識的になっており、心の底に渦巻いている自分の真実の心に気づいていません。

本来的には、人は誰も名誉を欲しがるものです。

 

 当方、名誉だけで<人間の価値>を決めてはいけないと、考えているのが現状です。

しかしながら、一般社会の人達は、必ずと言って良いほどに、名誉や金銭にも拘りますね。

まして、有名人でさえも、何時までも有名でありたい、その有名さが消えて行く事も、時には恐怖となります。

面白いと言うか、悲しいと言うか、有名になれば、その後で、直ぐに、今度は<金銭が欲しく>なります。

 人の生き方って、本当に大変ですね。

名誉や地位が固まって、続くと、今度は、人間って、お金が欲しくなるようですよ。

年齢が幾つになっても、お金が溜まっていれば名誉、名誉や地位があればお金を人は欲しがるから、本当に人間の生き様は大変ですよ。

 

 人によっては、そんな欲望が肥大化しすぎて、<事件になる>場合もあります。

勿論、人間って大変なのですが、高齢者になってでも、金銭欲や名誉欲や地位などだけで満足できうるかと言えば、そうはいかないですね。

 金銭も出世も地位もあるのに、異性関係ですよね。

有名な会社社長が、セクハラをしたり、セクハラできないからパワハラなどもする事件も起きていますよ。

或いは、中高年の人達のストーカー行為、などなどが大きくなって

<事件となり>よくマスコミにも報じられています。

高じて、事件、特に、殺人事件にもなる事があります。

誰が起こしたか、明確にわかる殺人事件もありますが、通り魔的な傷害事件や殺人事件にまで、大きく事が起こる場合も結構と多くあります。

男性と女性の関係って、ある意味では大変だと思います。

 

 人間って、生まれて~死ぬまでを上手に生きる事は、本当に難しいですよ。

人が人間社会に適応するということは、その人の人格水準で社会に適応して生きるという事しかありません。

 

 自分の心・人格水準を知る、そして社会適応が上手になるためには、自分が「心理療法」を体験するしか有りません。

<<人生>>「社会適応」(7)

2008 年 1 月 23 日 水曜日

 人が、ある程度でも成長して社会に出ますとね、お金を欲しがるものです。

普通の日常生活で、<お金は欲しくありませんか>と尋ねると、多くの人達は<お金は欲しくない>と答えます。

心の奥底では、誰も人は<お金が欲しい>と望んでいるものです。

だが、自分の心の浅い世界では、気づいていません。

{負け惜しみ}を言っているのですが、気づかないので困ります。

  

 唯、人間の価値観によって、人に一番に大切な物は{{何}}かと、問われれば、その人の置かれた状況によって違います。

同じ人でも、時間と場所と状況が変われば、お金は欲しくないと言っていた人が、突然に豹変してゆきます。

お金が欲しいと、言い始めます。

人は、時間と空間の中で生かされていますが、常に自分の周囲の状況は変化しています。

だから、置かれた状況も、誰もが、常に変化していますので、心は変わって当然でしょう。

面白いのは、お金が溜まって来ると、今度は別の物が欲しくなるものです。

 

 今は、社会適応の話ですが、人はどんなに偉そうな事を言っても、お金が一銭も無いと、日常生活でさえ生きる事が出来ません。

だから、どんなに芸術に秀でていても、その生活について廻る最低限のお金は、必要でしょう。

1日に一度も食事ができない程の貧困では、生きる事ができません。

そんなに多くのお金は必要ありませんが、人間って面白いものです。

お金を沢山と持っていても、お金を次から次へと欲しがります。

 人の金銭に対する欠乏欲は際限が無い程に、あるものです。

お金、お金、とボヤイテ生きる人もいます。

お金が無いから、ボヤイテいる人も居ますが、お金を沢山と持っていてもボヤク人が居ます。

それに、人は高齢者になって、自分の{死}が間じかに迫っているのに、その自分の{死}を見つめずに、お金に拘り続けて生きています。

決して、もう自分には、これ以上のお金は要らないよ、なんて考える人は少ないものです。

 

 本当に、哀れですよ。

人は、年老いてしまっても、自分の見栄と虚栄心が捨てられずに、お金、お金、と叫んでいるようだし、実際にそんな人達が、沢山居ます。

無料奉仕活動、なんて考えようとしません。

勿論と、例外があります。

それなりの、自分の仕事と金銭をしっかりと計算して、満足しており、お金に飢えていないで満足した生活の人達も見られます。

<<人生>>「社会適応」(6)

2008 年 1 月 21 日 月曜日

 人対人、人対環境・・・、

  人間が人間社会を生きている限り、自分の周囲にて適応しなければならない。

 

 当方、本当に長年月間にわたり、心理療法に関わっていますが、人が生まれて、此の世を楽しく過ごして滅して行くなんて、大変だと感じます。

 人は、{生い立ち}が、皆が違います。

そんな人達が、互いに自分の気持ちを合わせながら、此の世を生きるのです。

また、幼い時期を通り過ぎて、次第に大人になって行きますよ。

人間として、此の世を生きるには、とにかく、何らかの事、何らかの仕事でしょうね。

働きながらでないと、寝たままでは人生を生きるのは不可能でしょう。

 

 基本的な人間の欲望は、人は、先ず、食欲ですね、食べることですよ。

面白いですね、人は、食欲が旺盛で<あれが食べたいとか、これが食べたいと>か、自分の好みの物を食べて美味しい美味しいと呟きながら、食べ物に拘りながら生活している人達は非常に多いです。

 そして、人はある年齢になれば、異性が欲しくなります。

思春期になれば、必ず、男性は女性を、女性は男性を求めるものです。

思春期になっても、私は異性を求めてはいないよ、などと言う人がいれば、やはり、人間として、何処か不思議な歪な心の持ち主と思われても仕方がありません。

 

 睡眠については、普通は、本能的であって、誰も睡眠が充分に足りている間は考えませんが、昼夜の仕事が長く続きますと、誰でも睡眠は欲しくなります。

格別に、病気、不眠症とか、うつ病になったりしますと、夜に眠れなくて、眠る事そのものに拘ります。

 あまり眠れないと、死んだ方が楽だという気持ちも出てきます。

<自殺念慮>ですね。こんな気分が起こって来ると、大変に困ります。

苦しいです。

辛いです。

生きていたい、生きていたい、だけど、生きるのが辛い苦しい、なんてなってしまいますから、大変です。

 誰も自分の気持ちを理解してくれない、人生は面白くない、などと感じます。

人間世界が、嫌いになるのですから、完全にドロップアウトです。

嫌いな事柄など有ると、心身症や神経症になりますね。

特別に{うつ病}の場合にはですね、自殺が心配です。

 

 昨今のマスコミで、何度も報じられますが、レンタン自殺とか、或いは、1年間の自殺者が3万5千人にもなるとか言われています。

人は、自分の生きる人生で<どういう事柄にでも適応>できる事が、一番に大切です。

 

 本当の自分を知る、「心理療法」を体験しておけば、最良です。

<<人生>>「社会適応」(5)

2008 年 1 月 17 日 木曜日

 誰も人は、自分の思った通りに進めないのが人生でしょう。

山あり、谷あり、真っ直ぐな道もあれば、曲がりくねった道もあります。

平坦な道も、凹凸の道もあります。

お天気の良い日もあれば、悪い日もあります。

太陽の輝く日もあえれば、嵐のような雨が降る日もあります。

大きな波が押し寄せる場合もあり、小さな小波がやって来る場合もあります。

 

 人にとっては、年齢が幾つであろうとも、生きている人生では、大変なショックで<打ちのめされる>時もあります。

可能であれば、人生を平坦に<楽しく、悩まないで、他者と仲良く生きる>ことが出来れば最高なのでしょうが・・・・。

 残念な事に、人生には{平等}は有りません。

有るのは{不平等}だけでしょう。

お金持ちの人も居れば、貧乏で貧困で<食にありつけない>人も居ます。

 

 幼稚園児~小学生~学生・・・・等の過程にても、人は皆が考え方が違いますので、意見の相違も出ます。時には、喧嘩もしますよね。

更に、少し高学年になりますと、いじめ&自殺などの問題も出てきます。

 子供同士が、学校での生活、即ち、これも、社会適応ですね。

まあ、社会適応でみて言えば、いじめ&自殺とかだけでなく、登校拒否、引きこもり、各種神経症、各種心身症、うつ病、シンナ―、嘘、盗み、罪、などなどと、社会ではありませんが、学校生活も人間社会ですよ。

 

 何処が、一番に違うのでしょう。

人間には、人それぞれに、年齢に応じて、与えられた境地を無難に過ごさないといけない事もあるのです。

学校に行っていても、全く勉強しなければ、卒業できない場合もあります。

勉強しなくても、スポ―ツに全力でもって自分を打ち込んでいる人達も見られます。

 唯、唯、何処が、何処が、違うのでしょう。

そう、学生時代は、殆どの人達が、親からの仕送りで生きていますよね。

食べる事、着る事、寝る事、など、基本的な衣食住については、親が責任を持ってくれている事が多いです。

 だが、一度、学校を卒業して、社会に飛び出せば、自分で全てを生きるためには、働いて金銭を稼いで、自分でお金の使い道も考えて生きる事になります。

所謂、自分で得たお金の収支のバランスも自分で判断をしながら、生きる訳です。

 ここらになると、少しながら、自分の生き様に注意が必要ですね。

自分が幸せでも、他者を傷つけて喜んでいるのでは、一考を要するでしょう。

 

 自分が、周囲の皆さんによって生かされているということを・・。

<<人生>>「社会適応」(4)

2008 年 1 月 15 日 火曜日

 社会適応と言えば、大人の世界の事だけではないでしょう。

子供達にも、子供の社会があります。

幼児の社会、園児の社会、小学生の社会、中学生の社会、高校生の社会、人によっては、大学生の社会、大学院の社会、或いは、高校卒業から就職、場合によっては、中学の義務教育を出て就職をしている人も居ます。

人が自分の人生を生きるには、幼い時より、また究極的に見るならば、常に100%、人対人、人対環境の中でしか住めません。

 

 幼い時から、両親を中心にして、子供達の心の成長が進んで行きます。

優しい両親、乱暴な両親、虐待するような両親、色々様々な両親から育てられます。

勿論、先述しましたが、両親以外の人達からも、継子として育てられる場合も沢山とあります。

 皆が誰も、全く同じ条件では育ちません。

同じ家族の中でも、兄弟姉妹がいるとすれば、みんなが同じように育つかと問われれば、絶対に同じようには育ちません。

何故ならばですね、兄弟姉妹でも、上と下で、子供達の考え方は、全然と違った心を持って育ちます。

 

 よくよく、心理療法に関わっていますとね、問題児と一緒に来ている親達が、私の家では、皆が良い子供なのに、この子だけは<心が曲がっていると>などと言われます。

勿論、一般の家族、両親の方達に、そんな子供達の心を理解できる筈もありません。

父親の遺伝子を受けるにしても、母親の遺伝子と合体して、赤ちゃんが生まれて来るのですが、身長も違うし、顔の容貌も違います。

また、頭の記憶力も少々と違っています。

 

 記憶力と言えば、私は記憶力が悪いと言う人達も、中には、特別に記憶力の良い人達もいますが、普通は、あまり変わらないみたいですね。

唯、唯、人の物事を考える瞬間の心構えによっても、随分と{差}が出てきます。

 私は、記憶力が悪いんです、なんて言っていても、その人が人生観をしっかりと確立した時には、記憶力も抜群と良好になって来ます。

要するに、確かに、先天性に記憶力の良い人も居ますが、多くは、後天性の場合があるみたいですね。

 心構えの、問題が左右している場合も多いです。

記憶力に全く自信が無いと言うか、時には、{メモ魔}とさえ言えるような人達もみかけます。

お話をしていると、メモ、メモ、そんなメモばかりするんですね。

何で、そんなにメモするのですかと質問すると、忘れるといけないのでメモすると、答えられます。

 

 人間の心って、1念三千とも言い、面白いです。