‘心の世界’ カテゴリーのアーカイブ

<<心の世界>>「「ルーツ」」・・・6

2012 年 2 月 7 日 火曜日

  先日、沢山の人達に、当方が話した事があります。
昨年は、東海大地震と大津波ですね。
更に、原子力発電所の災害もありました。
大きな災害ですが、大地震と大津波は、「「自然災害」」であり、天然災害でしょう。
だが、原子力発電の災害は、「「人災」」ですよ。
大きな災害と言えども、人間の作った物で人間が災害を被るものです。

  大変な出来事であり、「「ル―ツ」」に関わるものですが、こんな災害によっても、大きな「「ル―ツ」」が表現されます。
第1番目には、この天然災害と大きな人災によって、両親や祖父母や、或いは、親戚の人までを失ったものでしょう。
そう、自分の親や祖父母を失う事は、自分にとっての「「先祖」」を失う事と同じでもあります。

   突然に、自分の先祖が目前から消えて行くのです。

そう、自分の「「ル―ツ」」が目前から、瞬間的に消えるのですから、その時は、あまりにも大きな「「災害」」なので自分の{{こころ}}を混乱させるだけで、少しの時間は流れるでしょう。
しかしながら、歳月が少しずつ流れる事で、次第に、自分の考えにも{{大きな穴}}が開いている事にも気づいてきます。
何だか、自分の{{こころ}}にも、不思議な感情が流れるし、己の「「意識」」の変化も始まるのです。

  どんなに考えても、両親や祖父母を失った事柄は、二度と戻って来ません。
もう、二度と顔も見えないし、遠い彼方へと流れ去ったままです。
自分の生きて来た足元が、揺らぎ始めたままで、修正が出来ません。

  自分の{{こころ}}を安定させたくても、自分を安定させる方法は有りません。
  足元の踏み台が見つからないのですから。

自分を此の世に生み出しておいて、そのまま、一機に消えてしまったのです。
毎日、好きだだとか、嫌いだとか、思いながら生きていたものが、そんな考える対象が無くなってしまったのです。

  自分の親は、此の世には居ないし、二度と顔も見れないし、毎日が{{そんな状況」}}で続きます。
寂しいものです、よ。
今までとは、突然に目前が変ってしまうのですから、ね。
長年月が流れてしまえば、人間は勉強していなくても、無意識的には、親は亡くなってゆくものと感じていますから、当然なのです。

  でも、突然に「「ル―ツ」」を失いますと、誰もが、苦しむものです。

<<心の世界>>「「ルーツ」」・・・5

2012 年 2 月 6 日 月曜日

  魚や植物でさえも、「「ル―ツ」」が確実にあります。
人間にも、完全に「「ル―ツ」」がありますし、人間の生き様にもすごく大事です。
  地球上の人間世界には、沢山の「「宗教」」もあります。
これらは、考え方によっては、大変に大きな「「ル―ツ」」ですよ。
地球上では、常に、「「宗教戦争」」も起きているのが現実です。
「「宗教戦争」」のみならず、「「民族闘争」」、「「経済闘争」」、「「政治闘争」」、など、諸々と有ります。

  小さく見ますと、学問やスポ―ツや芸術の世界でも、それなりの争い事があります。
自分達の「「考え方」」が、一番に正しいとか、自分達の「「考え方」」を盗んでいるとか、自己主張します。
全が、自分達の「「ル―ツ」」とも主張したりで、他者との{{争い事}}になる場合もあります。
「「ル―ツ」」も、細かく見つめると、際限が無い程でしょう。

  面白いのは、人間世界では、「「特許権」」などとも言いますが、自分の考案したものをですね、他者に盗まれたら困ると考えて、他人が勝手に使えないようにする「「規則」」が作られています。
一般的には、自分の「「ル―ツ」」と言えば、先祖の「「ル―ツ」」の事が多いでしょうが、人間は誰しも、自分の「「ル―ツ」」が有ってから、それぞれの親や祖父母や、誰もが、皆が「「遺伝子」」も違っています。

  「「犯罪」」などでは、最近では、DNA鑑定などとも言われており、人間の科学や技術も進歩しました。
それらを調べる事で、本当の親も分かるのです。
  完全なる「「ル―ツ」」が分かります。
でも、遠い先祖の事になりますと、矢張り、DNAなんて先述しましたように、でも、案外と難しい場合も出てきます。

  「「ル―ツ」」と言えば、間単に、誰もが、自分の親も含めて先祖になるでしょうが、細かく見つめると、沢山の見方がありますね。
漠然として、皆さん方は考えないようですが、当方が触れた「「ル―ツ」」だけでも、現実になりますと、「「心配」」や「「不安」」や「「苦しみ」」なども増えて来る場合もありますから、要注意でしょう。

  可愛がっていた、自分の犬が居なくなっただけでも、「「うつ病」」になってから、なかなかと立ち直れない人達もいます。
また、犬だけでなくて、猫や、或いは、自分の大好きな盆栽などでも、同じ様な{{こころ}}の状況が起こって来ますから、人生勉強は本当に大事なものです。

 {{こころ}}を勉強しましょう。

<<心の世界>>「「ルーツ」」・・・4

2012 年 2 月 2 日 木曜日

  「「ル―ツ」」については、あまり考えないでしょうが・・・、
そう、自分とは何も「「縁」」の無い方達は、考えないでしょうけれどね。
  本当は、誰にも凄く大事な事なのです。
前記しましたが、両親が揃っていて、自分が両親を知っていましても、必ず、自分の大好きな両親だったかと言えば、絶対に、そうでもなかった方達の方が多いでしょう。

  そう、自分を育てる過程にて、完全なる「「親」」は居ないと言われるくらいですよ。
大好きな母と父であるのが、一番に良いのですが、そんな親は滅多に居ません。
  また、夫婦喧嘩をしない、親も居ないのです。
「「男」」と「「女」」は、どんなに好きで愛して恋して、一緒になって生活をしても、矢張り、一緒になって住むと、悲しい事なのでしょうが、必ず、「「喧嘩」」をしますよ。
時には、他者に対しても、私は、夫婦喧嘩をした事がありませんと自己主張する人も居ますが、どちらかの片方が「「辛抱」」して我慢をしている場合もあります。

  子供達には、そんな親の「「辛抱」」も分かります。
多くの場合で、夫婦喧嘩をしない家庭なんてありません。
  夫婦同士が、自分たちの問題で喧嘩をしたり、「「子育て」」で喧嘩をしたり、どちらも、子供達にとっては、嬉しくないです。 色々な、沢山の場合が有ります。
両親が揃っていても、喧嘩をしたら、駄目です。
では、両親が居なければ、良いのかですが、絶対に駄目ですね。

  私は、祖父母が自分を育てたので、祖父母は大好きだと言う人も居ますが、
では、他者に対して、「「劣等感」」なども、持たないで{{お付き合い}}が出来るかとなると、これは、難しいのです。
  祖父母が好きでも、両親が、あまり好きでなければ、意外と、他人に対しても、感情的には冷たくなっているものです。
面白いもので、両親が大好きでも、両親の居ない時に、祖父母が子供を苛めたりする場合も有ります。

  要するに、自分の幼い頃から育つ過程にて、自分の「「過去」」に、嫌いだと感じる人が居れば、細かく見ると、その人の「「ル―ツ」」に、少し問題が有ったとも言えます。
  勿論、人間は、誰もが自分の過去の生活にて、両親を含めて周囲の人間が誰も皆が好きだったとは言えないでしょう。
そんな「「生い立ち」」の人は、多分に見当たらないでしょう。
祖父母だけでなくて、兄弟姉妹でさえも、嫌いであったら、矢張り、「「ル―ツ」」の問題は入ってきます。

己の「「過去」」が本当に大事ですが、少なくとも、祖父母は別に仕方がないとしても、両親の顔の記憶は絶対に、「「ル―ツ」」として大事です。

<<心の世界>>「「ルーツ」」・・・3

2012 年 2 月 1 日 水曜日

  「「ル―ツ」」は、人間だけではないと、伝えました。
全く、その通りですよ。
動物や植物でさえも、気候などの{{寒暖}}などによって左右されるでしょうが、一定の範囲にしか、生きる事は不可です。

  では、気候が変れば、好きな場所へ移動できるのかと言えば、勿論、そうです。
人間でも同じで、あまりに暑い場所や、あまりにも寒い場所で生きるのは無理ですね。
でも、それなりの、あまり極端でない場所であれば、人間は自分の誕生した場所に住みたいと考えるし、例え、一度や二度、故郷から離れて住んでも、自分の生まれた故郷の事柄については、必ず、記憶に出て来て{{郷愁}}を感じるものです。

   例え、功なり名を遂げて「「有名」」になっても、それが、自国でなくても「「名声」」や「「地位」」や「金銭」」を溜め込んだりしますと、案外と、外国に住んでいても、自国に戻ってみたいのです。
自国から、外国に出て「「有名」」にもなり、周囲から{{褒められて}}、意外と当人は自国を忘れて、そのまま継続して生きる事を考えるのは、少しながら、真実なる自分に気づいていないということでしょう。

  時には、自国に帰りたいけれど、帰れない人達も見受けられます。
「「有名」になったから、「「名声」」を得たから、帰りたくないのではありません。
自国に帰りたくても、帰れない、どうにもならない理由を抱えています。 最初は、外国に出て研究などを重ねて、有名になったから、自分は外国に{{自分の一生}}を埋めてみたい人も、時折には、見られるでしょう。
でも、両親から、育てられる過程を、自分の「潜在意識」」や「「無意識」」の中に貯め込んでいますことに、案外と気づきません。

   お父さんは、好きだったですか、お母さんは好きだったですか・・・・・・、

などと「「質問」」しますと、多くの場合で、多くの人達は、両親は好きだったと答えます。
でも、自分の「「過去」」を明確に振り返ると、案外と、違う場合が多いものです。
自分が育つ家庭にて、両親が生きていても、意外に、気づいていない事柄が沢山とあります。

仮に、子供達が大人になってから、「「有名」」になって、「「金銭」」を沢山と抱えていても、生い立ちの「「葛藤」」は、多くの場合で残ったままであります。

そんな場合では、親以外の他者に対して、「「言葉遣い」」や「「態度」が違うものです。
殆んどの全ての人達は、今が幸せならば良いと、答えますが、自分の誕生から~現在までの{{自分のこころ}}に感謝ができていないと、細かいところで、余分な「「葛藤」」が、言葉になって現れていますので、注意をして下さいませ。

己の「「過去」」を明確に知って生きる事が、最大に、自分の人生で大事ですね。
人間は、「「過去」」→「「現在」」→「「未来」」に向かって生きているのです。 

<<心の世界>>「「ルーツ」」・・・2

2012 年 1 月 31 日 火曜日

   此の世に存在する生物には、全ての出発点が有ります。
どんな生物も、自分勝手に独りでに、此の世に現れるものでもありません。
どのような生物でも、「「回帰現象」」を持っています。

  一番に良く分かるのは、一群の魚ですよね。
川で生まれてから下って、大海原に出て行きます。
そして、ある時期が来ますと、自分の誕生した河川に戻ります。
そんな魚も、案外と多いです。
他の魚でも、大海原でも、泳いで生活する範囲は決まっています。
地球上の季節によって、自分達の獲物を食べながら、海洋を動いていますし、季節毎に同じような生活をしています。

  動物でも、同じでしょう。
季節によって、草原での食物を食べる範囲が決まっています。
季節によって、大きな移動をしています。
自然の生物で、同じ範囲だけで生きているものは少ないでしょう。
小さな場所にしか移動できないものでも、それなりの移動をしながら、生物や植物を食べたりして、小さな移動をしていますが、自分の誕生した範囲から大きな「「移動」」の見られるのは少ないでしょうね。

  一群の鳥や蝶々でさえも、大群をなして飛んで行くのも見受けられます。
遺伝子に組み込まれたような「「状況」」だとも思われます。
 それほどに、人間のみならず、生物の全てが自分の誕生した場所からは、簡単には離れる事は、案外と「「こころ」」の葛藤へとつながるようですね。
「「ル―ツ」」って、あまり人間は感じていないようですが、「「無意識」」に中に埋め込まれているので、普段は気づかないのでしょう。

  「「ル―ツ」」が不透明なのは、どのような生物にとっても、大変なようですね。

人間などは、この世に誕生させた両親の顔を知っていないと、大変に{{こころ}}は不安定なままで生きる事になります。
勿論、片親しか知らない場合でさえも、{{こころ}}の葛藤は沢山と持つ事になります。
また、両親が生きていても、両親が夫婦喧嘩ばかりしていますと、もっと、良い親が自分には居たのではないかと考えたりもします。

  子供達が、成長する過程で、親の「「圧力」」とは大変なものです。

どうぞ、少しでも良いですから、人間の「「ル―ツ」」となれるように願っていますが、子供達にとって、良い親だと思われるような親になる事を、考えて下さいませ。

有能な「「心理士」」の皆様方も知って欲しいのですが、人間にとっても「「ル―ツ」」は凄く大事ですから、皆様方へ{{お知らせ}}しておきます。
どうぞ、宜しく、お願い申し上げます。