‘心の世界’ カテゴリーのアーカイブ

<<心の世界>>感謝・恩・幸せ(2)

2012 年 3 月 3 日 土曜日

  できる事ならば、先述した「原光景」などを自分の子供達には、見せない事です。
これだけは、本当に注意が必要ですね。
幼い時に、こんな「光景」を見た子供達は成長してから、悲しい「運命」を辿る場合もありますから、子供達も{こころ}を大切に研修することです。
当方の体験からすると、一生のこと<<結婚する気持ち>>にならない人も居ます。
また、折角、沢山に勉強してから、社会的には立派な人なのですが、<<アルコ―ル依存症>>や、<<うつ病>>にもなって治らない場合も多々あるものです。

  人間世界で生きるには、時には、他者に「感謝」とか「恩」とかを感じて下さいと言っても、絶対に伝わりません。
愛情が欲しくても、自分が<<どんな愛情を頂いたら>>良いのかさえ、理解できないでしょう。
単なる夫婦喧嘩を見るのでさえ、嫌ですよ。
勿論、夫婦喧嘩は単純に起こるものではないでしょうが、夫婦のどちらかが悪い場合や、或いは、夫婦の両方が悪い場合もあります。

  男性が他の女性を好きになって、家に帰らなかったり、逆に、奥さんが浮気をして喧嘩別れになってしまう場合もあります。
また、互いに夫婦が子育ての意見が違って、夫婦喧嘩する場合も、沢山とあります。
お互いに、子供達が大人の社会に出た時は、立派な人間の一人になってくれるように祈っている場合が多くあります。
そんな親の気持ちが分かる子供達は、居ません。
子供達には、親の人間社会を理解できる訳もないし、大変なのは、親がそんな子供達の心を知らずして、親の考え方のみで、育てようとするのが大変に怖いです。

  親が一生懸命にしているのに、子供達は<<親の心について、理解しなさい>>と言ったところで、理解できる訳が有りません。
子育てとは、難しいものですね。
当方でさえ、そう感じます。
子育てについては、干渉し過ぎるでもなく、無干渉でもなく、と言うところです。
唯、子供達を人間社会で有能に<<一芸>>を持たせるには、何らかの親の{{干渉も必要な場合}}はあります。

  難しいですが、人間って、あまりに早く人間的に早熟すると、時には、早期成熟崩壊型となって、意外と若い間に俗世間にて沈没してゆく場合もあります。
ゆっくりと育って、晩期成熟型として人生を終わる場合もあります。
晩期成熟型として、高齢になって地位や財産や名誉を得て人生を終えるのも、一つの人間の生き方でしょう。
自分が、どちらの人生か、「心理療法」の体験で理解できます。

<<心の世界>>感謝・恩・幸せ(1)

2012 年 3 月 1 日 木曜日

  毎日、人間は此の世に誕生すれば、同じ事柄を繰り返して生きる事になるでしょう。
好きだとか、嫌いだとか、そんな考え方を持っても、とにかく、毎日を働いて過ごすしかないでしょうね。
生まれた以上、とにかく、「宿命」だから、頂いた人生は納得して生きるのが必要なのです。

  ですが、人間って、真に勝手なもので、少しずつ成長してきますと、自分の意志で目前に有る物を選り好みするようになります。
自分を真ん中に置いてから、周囲を眺めます。
好きな物には飛びつきます。
嫌いな物からは、離れようとします。
人間が此の世を生きるのに、自分の好きな物ばかりが有るものではありません。
沢山と嫌な事、好きでもない事に出会いながら、此の世を生きるのが普通の生活なのです。

  時折に、たまたま、運が良くて、或いは、努力して、お金持ちになったり有名になったり地位と名声で、人によっては<<自分の心身を誇大にして>>生きている方達も居ます。
周囲の人達が、彼等を見て<<羨ましいと思う>>か、<<立派な人だと思う>>かでしょう。
他者を褒めてあげるのは良いですが、他者を見て<<羨ましい>>とか<<劣等感>>を持つようでは駄目な人間ですよ。
そんな思いをすれば、自分が悲しくなって自分の人生について<<嘆き悲しんで>>生きる事になるものです。

  「嫉妬」とか「妬み」とか「羨ましさ」とか「劣等感」などにまでなってくると、自分が辛い思いをするだけになります。
こんな考え方や思いをするのも、その人の{{生い立ち}の過程で、そんな{{考え方}}が作り上げられます。
親への思い、地球の全世界中で、子供達にとって自分の親が{{完全なる理想の親}}である筈はありません。
子供達は誰もが、自分の親に対して<<完全なる親>>を求めています。

  しかし、夫婦で互いに{{生い立ち}}が違いますし、だから、それぞれ「人格」が異なっています。
夫婦喧嘩もしますし、子供の目前で夫婦喧嘩しなくても、心の中で夫婦喧嘩をしていますと、親がどんなに子供達に分からないと考えても、子供達は気づいています。
運が悪いと、子供達の最大のPTSDとなるのは、{{親の原光景}}が子供達の眼に映る事です。
現実に、親が注意しながらでも、知らぬ間に子供達は見ている場合があるものです。
悲しいかな、異性に対して<<凄く不潔感>>を持つものです。

<<心の世界>>「「ルーツ」」・・・9

2012 年 2 月 15 日 水曜日

  色々な考え方が有りますが、このような「「ル―ツ」」も有ります。
自分の誕生したものと、原則的には、関係ないのですが、親とか先祖とか、故郷とかでなくて、誕生して後に、成長する過程で「「洗脳」」されてから、新しい「「ルーツ」」が出来上がる人も居るでしょう。
  一番に理解し易いのは、「「宗教」」にて洗脳された場合でしょう。

  「「宗教」」が良いとか悪いとかなどについて、話をしているのではありません。
「「宗教」」を真に信じると、親や先祖や自分の故郷より「「偶像」」の方が優先されます。
両親や先祖よりも、また、自分の誕生地や長期間住み慣れた場所としての「「故郷」」などよりも、例え「神」とか「仏」の方が大事になります。
「「宗教」」を信心している方達には、彼等の「「偶像」」が最高に大事になるでしょう。
「「宗教」」に信心が有ると言えども、少しでも偽の「「宗教心」」であるならば、彼等には「「偶像」」は本当の「「ル―ツ」」とならないでしょう。

  完全に自分の「「意識」」と言うか、{{こころ}}を洗脳されてしまいますと、その方にとっては、「神」や「仏」などの「「偶像」」が、完全なる「「ル―ツ」」となるでしょうから。
人間の{{こころ}}って、弱いものです。
  何か自分よりも、強い{{もの}}に頼りたいのです。
そうでないと、人間社会を生きるのに{{自信}}を持てないのです。
「「宗教」」にも、沢山の「「宗教」」がありますし、色々と、「「偶像」」も違いますし、{{経典}}や{{儀式&儀礼}}や{{集団の人達}}も心理的には全く違っています。  

  当方、自分の人生は、自分で生きる事を薦めています。
どんなに、偉そうに言っても、誕生した時は、自分の親に世話になっていますし、万一、自分の実の親が誕生させてから逃げてしまった場合などでは、今、自分が生きている事は、親以外の他者が、必ず、自分をお世話しています。

  親が不明な人達では、自分を育ててくれた方達に「「感謝」」や「「恩」」を感じる能力が有れば良いのですが、なかなかと、人間の{{こころ}}は四苦八苦しており、大変であります。
  何時までも、自分が生きている間は、親の顔を知らない事で悩みます。
この様な状況では、自分の「「ル―ツ」」を明らかにしたいのだと、{{こころ}}の底では何時までも、不可能な事柄を、不可能だと認めないのです。

  まあ、ここでは、自分の故郷が大事だと伝えていますが、「「地位」」も「「名誉」」も「「金銭」」も出来ている方達の場合で、「「人生とは、何か??」」を悟っている人であれば、自分の誕生した故郷へ帰らない人達も居るでしょう。
  何故かですが、「「人生とは、何かを」」悟っていれば、地球上の如何なる場所、如何なる地域でも、地球が自分の「「故郷」」とも思えるでしょうから、大丈夫です。
地球上の何処で自分の生命を失っても、構わないでしょう。

  「「故郷」」=「「地球」」の方々は、地球上の何処でもが、「「ル―ツ」」です。

<<心の世界>>「「ルーツ」」・・・8

2012 年 2 月 14 日 火曜日

  少しながら、大災害については、先述しております。
興味深いのは、人間の「「ル-ツ」」って、色々とありますね。
そう、「「故郷」」が、また、大事な「「ル―ツ」」です。

  色々な魚達が、自分の生まれ育った環境の河川に、一度でも海洋に出た後に、成長してから、また、河川に戻ります。
魚でさえ、そう、遺伝子に組み込まれたものだと言えば、そうかも知れません。
ですが、人間の方が、遥かに、「「回帰現象」」は抱えているものと、当方は感じております。

  人間でも、一度や、二度は、それなりに、自分の故郷から羽ばたいてみて、外に出たがるものですよ。
でもね、それなりに故郷から出てみても、「「出世」」や「「名誉」」や「「地位」」や「「金銭」」を貯めても、矢張り、「「深層心理」」の中には、自分の誕生した「「故郷」」を決して忘れる事はありません。
それが、人間の抱えている「「本能」」でもありましょう。

  自分の誕生した故郷や、長年間も住み慣れた土地などは、決して、忘れないし、離れて暮らしていても、時には、帰りたいと感じます。
帰りたいと考えても、時間と金銭などの事柄も絡んできます。
でも、でも、大地震や大津波や原子力発電所の災害によって、被害を被った方達は、故郷に帰れません。
人間って、自分の故郷を突然に失ってしまうと、暫くの「「期間」」は呆然として過ごすのみでしょう。
何も、考える余裕も無くて、結構と長期間にわたり心理的には「「パニック状態」」が続くでしょう。

  普通の皆さんが、なかなかと、この様な人間の心理={{こころ}}を知るのは難しいでしょうが、だからこそ、少しでも、この様な{{こころ}}の状況が有るのを知っておいて欲しいのです。
大地震&大津波&原子力発電所の大災害などは、滅多に起こるものでは有りませんが、だからこそ、現実に起こってしまうと、悲しい苦しい{{こころ}}になってしまいます。
注意しておかないと、「「自殺」」するような場合も起こってきますので大変です。

  時間と言うか、歳月が過ぎても、自分の育った故郷へ帰れないのは、大きな「「苦悩」」ともなります。
  自分の育った故郷は、本当の真実なる自分の「「ル―ツ」」でもあります。
2~3日間だけ戻れないくらいであれば、人は近未来の「「予定」」ができますので、悩まないでしょうが、帰郷が何時の日か不透明な場合であれば、必ず、悩みますね。
人間の本来的に持ち合わせています「「回帰現象」」の喪失ですから、完全なる「「ル―ツ」」の喪失でもありますから、「「苦悩」」は続きます。

<<心の世界>>「「ルーツ」」・・・7

2012 年 2 月 10 日 金曜日

  今は、上記の「「話」」をしていますが、「「ル―ツ」」にも、先述していますが・・・、
色々と有ります。
前回は、親や祖父母などの話をしましたが、自分の行く末の「「ル―ツ」」もあります。

  大きな「「災害」」によって、自分の子供達や孫達までを失ってしまう人達も居ます。
自分の子供達は、あまりにも育て方が上手でない場合では、生きながらに子供達から「「怨念」」を持たれて親の自分が殺される場合もあります。
  でも、普通の場合では、親は自分の子供達が突然に消えて行きますと、まあ、大きな「「災害」」では、「「災害」」そのものに打ちのめされて悲しみますが、その後にですね、自分の子供達のことですね、考えますよ。

  自分の未来への決まっていたであろう「「ル―ツ」」ですよ。
親から見れば、子供達や孫達は、自分の未来への「「ル―ツ」」です。
間違いなく、自分の命が続くと無意識的に考えていたものが、突然に消えて行きますので、大変な「「悩み」」や「「苦しみ」」になって来ます。
「「寂しさ」」や、突然に起こった理不尽な「「悲しみ」」ですよ。
そう、人間には、親や先祖への「「ル―ツ」」だけでなくて、逆方向の「「ル―ツ」」が有るものです。

  自分勝手に生きている場合では、気づかないでしょう。
目前で突然に起こってから、その後に暫くしてから、分かって来るのです。
そうですね、「「父死子死孫死」」だと言われる言葉もあります。
普通では、こんな場合も悲しいものです。
  ですが、「「孫死子死父死」」になってしまうと、もっと、もっと、大変でしょう。
人間は、生まれた者から死んで行くのが、良いものです。
それが、歳月の中での真実な「「流れ」」です。

  「「時間とともに、全ての物は流転する」」のです。
「「親から、死んでも」」、人間は悲しいのですが、「「子や孫から死んだら、どうする」」のでしょう。
  とにかく、自分の行く末を失ってしまうのと、同じでしょう。
最早、自分の「「生命」」が途切れるのですから、現実に、その場に置かれた人間でないと理解が難しいのかも知れませんが、大変なものです。

  自分の「「過去が不透明」」なのは、自分の基盤が壊れているのと同じでしょうが、自分の「「未来が不透明」」に、突然になってしまうのも、大変でしょう。
人間の「「悩み」」なんて、案外と決まっていますが、矢張り、勉強をしていないと、自分達が「「悩み」」を背負い込んでも、理解できません。
  此の世を、楽しく安らぎを感じて生きるのが、大事です。
どうぞ、皆様方も、「「人生とは、何か・・」」を確認しながら生きて下さいませ。