‘心の世界’ カテゴリーのアーカイブ

<<心の世界>>{うつ病}(6)

2007 年 10 月 22 日 月曜日

 今回は、また、繰り返しになりますが、前回と同じようにお話をしてみます。

 

 人が、悩み・苦しむ、或いは、神経症、うつ病、その他、どういう状況であれ、突き詰めて考えると、心理的に、肉体的にも、ですね、マイナスの状況に置かれた時に、

 {再生}、{新生}の方向性に入っていかないと、大変でしょう。

 

折角、人生を生きるのであれば、矢張り、楽しく、喜んで、人生を過ごしたいものです。

悲しみ、喜び、即ち、人の{喜}・{怒}・{哀}・{楽}などなど、どういう形で人の心と体の中にインプットされて行くかです。

 

その経路は、ですね・・・・、

  目、耳、鼻、舌、身、意識、などと言われて、五官六官とも言うものです。

 

1.先ず、人は、目から眼前を見ます。

これは、美しいとか、汚れているとか、とにかく眼前の者、物を見て認識して判断する。

自分の好みの対象であれば、人は自分の方へ取り入れようとする。嫌いな対象であれば、自分から排除しようとします。

 

2.耳です、ね。耳で色々なもの音など聞きます。

自分の好きな音には、人は喜びます。嫌いな音であれば、自分にとって雑音となり邪魔になります。そういう雑音であれば、その音から避けようとします。

 

3.鼻です、ね。鼻で臭いを利き分けます。

嫌な臭いですね、不快な臭いからは遠ざかる傾向があります、それが一時的にでも我慢すれば、後で、自分に利益が得られる事が分かっていれば、勿論、その臭いにも耐えようとしますが・・・。自分の好みの臭いであれば、勿論、自分の手元に近づけたいですね。

 

4.舌です、ね。舌で、味わいます。

自分の好みの味には、人は敏感に反応して喜んでいます。自分の嫌いな味には、先述したように、余程の後で良い事が待っていれば、我慢して味わいます・・・。

ケースバイケースですね。何事においても、そうだと思われます。

 

5.身です、ね。触覚と、言った方が、分かり易いかも知れません。

人は、身、即ち、自分の肌と言っても良いですが・・・肌以外にも内臓や消化管など、脳内の変化などにも、違和感や快感など、感じたりします。

肌や自分の体で、格別に、心地よく感じる者、物には、矢張り、近づきたいですね。

触れて気持ち悪いものなどからは、離れたいでしょう。

例えば、{風が吹く・・・}、これも心地良い風などもありますし、必ず、直接に触れなくても、間接的にでも、識別できる場合が沢山とあります。

 

6.意識です、ね。

上記の5つに意識が働いていないと、善悪の何事も判断できないし、認識もできません。こんな経路を通って、人は、喜怒哀楽を識別します。

<<心の世界>>{うつ病}(5)

2007 年 10 月 17 日 水曜日

 人は、知識とか知恵などにしても、何処から、それを取り入れるか、でしょう。

 

1.目から見て、学ぶとか、色々なもの、こと、などですね。

2.耳から、学ぶとか、聞いてからですね。

3.鼻からは、臭いなどを、学びます、臭いが好きとか嫌いとか、ですね。

4.舌から、学ぶものもあります、甘いとか、辛いとか、すっぱい、とかなどですね。

5.身、即ち、触覚ですね、これから、また、色々なものを、学びます、気持ちが良いとか、悪いとか、ですね。

6.上記、今述べたような、五官が有っても、心というか意識が作用していないと、全て何も認識できません。

 

 そこで、人生を勉強するのも、全て、人は、五官六官で区別しながら生きています。

でも、現在の自分の有り方、生き様などを客観的に知る事が大事です。

今の五官六官を点検するべきです。

[再生]や{新生}を求めるのに、現在と未来を考えても有効な方法はないです。

全ての自分の五官六官を如何に使用していたかを、過去に遡って点検することです。

 人間は、誕生してから現在に至るまでの、生い立ちの過去の中で、全ての五官六官を使いながら、情報を大脳の奥深くに刷り込んだまま育って来ています。

そこで、そういう事柄まで、念頭に入れながら、自分を見詰めるのです。

過去の自分を見詰める事によって、過去の自分、何処で失敗したかどうか、が分かります。

自分の過去の失敗の中から、今の自分の間違っている事柄などを訂正できます。

 

 唯、唯、何度も申し上げますが、色々様々な人達が居られます。

自分の目で、書物を読んだり、絵を描いたり見たりする、

そんな自分の眼で見て、物事を判断するのが上手な人が居ます。

一方で、自分では、目で判断するのが苦手な人達も居られます。

ですが、耳で聞いて物事を判断するのが得意な人も居られます。

 そこで、耳で聞いて自分の人生をどう判断するかですね、

或いは、一体に人生とは何かなどと、疑問を持って、そして、今後の自分の人生を生きる糧にして頂いたら良いと思います。

 耳だけでなく、鼻での臭い、舌での味わい、身即ち体&触覚ですね、触れてどう感じたかなどです。

あまり、難しい事を<字で読んで考える>のではなく、耳で聞いて考える、その他の方法での刷り込みを、熟慮してみる事なのです。

 

 各種神経症、うつ病、各種心身症、パニックディスオーダー、登校拒否、出勤拒否、非行、引きこもり、アルコール依存、ドラッグアディクション、などなど、何故にこういう事態にこういう状況になるのかです。

 

 自分の過去を{課題}に沿って熟慮すれば、分かります。

 人生を有意義に生きるために、自分の存在とは? 自分とは? 自己とは? 

 自分と他人との関係は? などなど、納得しておくことですね。

 

 人生の生きる過程で、気楽に悩まずに、楽しく生きる事ができるために、

      「インターネット心理療法」を利用しましょう。

<<心の世界>>{うつ病}(4)

2007 年 10 月 15 日 月曜日

 {うつ病}にならないために、{うつ病}から解放されるために、・・・などなどで、お話をしています。

 人は誰でも、自分の現在の心、或いは、考え方は、過去の心に裏打ちされていますので、矢張り、自分の過去の心が大事ですね。

 

 「過去を振り返らないで!!!」などいう言葉は、かっこ良いですが、本当は、自分の心を、人の心を、人の心のカラクリを知らない人が、よく言う言葉です。

 本当は、一番にまずい言葉なのです。

こんな言葉は、人の悩みや苦しみを理解できない人達のいう言葉です。

 

 

 {うつ病}は、大脳内の生理学的&生化学的変化も見られますが、悩む事が最初になって、同時に大脳の生理学的変化も後から、変化しますので、人が、悩む事、執着する事、拘る事から解放されますと、逆に、大脳内の生理学的変化も改善されます。

 薬の作用は、勿論、人が夜間に眠れなくて苦しんでいる場合では<薬は必要>です。

昼間でも、執着するが故に、頭の回転が全く出来ない人達もいますので、そんな場合では薬の助けも必要です。

 でも、薬で人の心を変革は出来ません。

人の感情の浮き沈みを、少しばかり、持ち上げる事は出来ますが、最後まで、人の心の進歩、格別に人生を生きて行く知恵を、薬が与えてくれる訳では有りませんから、そこらの辺りを充分に、人は治療者も含めて知っておくべきでしょう。

 

 悲しい事ですが、日本のみならず、どこの国でも、世界中で、うつ病者が悩まない人になるような方法を考えている人達は少ないようです。

医療の世界でも、うつ病の人達に、本当に心理療法を受けて、悩まない苦しまない人間にしてあげようなどと、考えないのですから、当方から見れば、不思議でもあります。不思議と言うよりも、医療者も行政の人達も{悩みの解決}については勉強していません。

 

 人は誰しも、誕生して以来、悩まずに悲しまず生きる事が、最大に重要だと思います。

でも、人として生まれて生きる以上、誰も一度も悩まずというのは少ないでしょう。

それなりに、少しは考え込む時もあるでしょうが、どれほど、自分の心の葛藤に対して

無意識的に、今の自分の心を調整しているかでもあります。

 人には、本音と建前の心があると、よく言われていますが、幼児的な人は、この本音と建前の心が自分の中に有りながら、上手にコントロール出来ないのです。

 建前と本音と言えば、言葉に少し拒絶反応も出ますが、本当に、大切な言葉です。

人は、自分の持っている心を全部知っておくと、何事が眼前で起ころうと、眼前の環境や他人の動きに、上手に対応できるものです。

 

 人生を、迷わずに生きる事、これは、自分の過去を振り返る事、

                それ以外に方法は無いでしょう。

 

前だけ向いて生きる方達はいますが、別の機会にしましょう。

当方から見れば、悲しい人達としか思えません。

<<心の世界>>{うつ病}(3)心のカラクリ

2007 年 10 月 12 日 金曜日

 何度か、重複してお話するかも知れません。

ですが、話の出始めが違うだけでも、聞く人からすれば、T・P・Oが違うだけで、聞き始めが異なっている事で、耳に届く場合もあります。

 

 {うつ病}にならないための話、{うつ病}から解放されるための話、なのです。

自分の眼前、自分の未来に何事が起ころうとも、悩まない人になっておくべきでしょう。

そうは、言っても、<言うは易い>が<現実は厳しい>、などと言われるでしょう。

でも、そういう心の境地に少しでも近づくべきです、ね。

 

 {うつ病}の人達は、唯、唯、ひたすらに心の拘りを持ちながら、漠然とでも自分が<何に拘っているか>気づいている人達も居ます。

一方で、自分の拘っている事柄には、全く気づいていない人達もいます。

 悲しいです、ね。

悩みながら、何で、どうして、何故、などと、案外と考えないものです。

そんな思案を出来る人達は、{うつ病}にはならないとも言えます。

心の操作が大切ですが・・。

 人の心を、浅い心と深い心に分けてみます。

どちらが、大切かです。

多くの人達は、今の心が大切だと言います。

長年月にわたり心理療法に関わってきましたが、実際は、違うのです。

 深い心の方が重要です。

 

 今までに聞かれた事があると思いますが、無意識、潜在意識、顕在意識、と言われますね。

人は、誕生してから、いや厳密に話をすれば、胎教からですが、お母さんのお腹の中に居る時から、既に、何らかの母親の影響を受けています

誕生、新生児、乳児、幼児、小児、生徒、学生、などと成長していきます、ね。

 家族の中で、両親、兄弟姉妹、祖父母、或いは、学校での生徒達、近所の人達、両親以外の自分を育てた人達、或いは、社会に出てからの周囲の人達との関りの中で・・、年齢を重ねる度に、その頃の意識は下層に沈み、現在の意識から下方に流れて沈潜します。

 

 今、何かをするために、一生懸命に夢中になって、心を一つにしている積もりの場合もあるでしょう。

だから、自分は、今の心だけが中心と思う人もいるでしょう。

 しかし、今の夢中になって自分が動いている、動かしている心も、自分の過去の生い立ちの心が、また、現在に至るまでの、諸々の心が裏打ちをしています。

過去が無いと、ぼやいている人を時折ですが、見かけます。

本当に、もう少しでも、心の勉強、学習をして欲しいと、常に考えている私です。

 

 自分の心の底で動いている心を、勉強する事です。

 自分の心の内なる心を静かに眺めて、深い心で、自分がどんな心を持っていたかを

 勉強する事です。

 本当の自己を、知る事です。

 「インターネット心理療法」で大丈夫です。

<<心の世界>>{うつ病}(2)心のカラクリ

2007 年 10 月 11 日 木曜日

 人は、殆どの人達が現在の状況、或いは、近未来を考えて生きています。

 これが、普通の人達の生き方ではあります。

 

 自分が幸せになりたいとか、何時も、誰もが<そう思って>いる筈ですね。

何かを求め、追い求めています。それが、{何か}でしょう。

普通では、大衆は多くの場合では、何がしかの金銭を求めています。

また、人によっては、地位とか名誉などの場合もあります。

或いは、置かれた状況によって、勿論と、異なって来ますが、若い人達の間では、異性の友達、いや、恋人が欲しいとか、当然ではあります。

体だけが成長して、精神が成長していない人達も見られます。

人間、歳相応に、成長する事ですね、体も心も・・・・ですね。

そうでないと、男性同士、女性同士、異性関係の付き合いも出来ません。

 

 人は誰かと一緒に居て、初めて、心が癒されるものです。

勿論、自分の好きな趣味とか道楽とか持っている人達もいるでしょう。

しかし、そんな自分の好きな事柄についても、長期間にわたり自分一人で行っていると、矢張り、寂しくなるものです。

自分が好きでやっている事柄でも、自分のやっている事柄を誰かに聞いて欲しいと思うようになるものです。

好きな物、好きな事、長期間、人間の顔も見ずに時間を過ごすのは、誰にも寂しいです。

人生を生きるのに、人は誰かと一緒に、<会話や行動や心>が交流できることなのです。

 

 一時的には、物で、人は癒されるでしょう。

だが、長期的に見ると、観察すると、人間は一人では駄目なのです。

では、引きこもり、登校拒否、出勤拒否、引退して山奥で一人住んでいる人も、居るではないかと、言う方もおられるでしょう。

でも、本当のところは、人との付き合いに草臥れているだけか、付き合いが出来ないから、人を自分で避けて、適応していないのです。

彼等は、大変に悩んで悲しんでいます。

 

 自分が、勝者ではなく、敗者である事を確実に体で認めるのが大事です。

案外と、人は、自分が駄目な人間だと言わないし、そう思われたくないのです。

自分が、駄目な人間だと、心の底から話す事ができれば、そこから、また、人は這い上がれるのですが、・・告白という言葉がありますよね・・・勇気を出して・・・本当の自分の心を表出する事です、ね。

カミングアウトもありますが、純粋な<告白>とは少し違います。

 

 よく思われたい、褒められたい、賞賛を浴びたい、などと考えると、余計にストレスは溜まります。

皆から、「貴方は駄目人間ですね」と、言われて、「そうなのです。駄目人間なのです。」と、相槌を打てれば、最高の人間となれるでしょう。

 

 自分の本当の正直な心を表出できれば、悩まない人になれます。

 

{うつ病}にもならないですね。{うつ病}からも、解放されます、ね。