‘心の世界’ カテゴリーのアーカイブ

<<心の世界>>36の質問 (21)

2008 年 6 月 27 日 金曜日

他人の心を変えてあげる事は、一番に難しいでしょうが、

自分で自分の、心を変える事も本当に難しいのですね。

私自身についても、随分と自分の心、拘りの心を自由自在に変えるのは困難に感じています。

各種心身症とか、各種神経症とか、うつ病とか、各種犯罪とか、この世の中から病気や殺生なども含めて、無くなるという事は無いのでしょうか。

 

{お答え}

 人生の終末があり、自分の命は{宿命}、{運命}、{天命}の流れの中にて<生かされている命>だと、ここまで悟れれば最高でしょうが、人間は勉強しようとしませんね。

ここが、一番に大変です。

現在の目先や近未来ばかり考え、悩み苦しみ、少し先の未来の不安に恐れ慄いています。

不安と苦しみと恐怖に襲われて、パニック状態になり、時には、人間は<何をしでかす>のか分かりませんね。

 

自分が<得をする事ばかり>考えると、常に、心は不安状態になります。

勿論、<得をしたい>と言っても、色々な種類と程度の差もありますけれどね。

悩み苦しむ人達に、助言や説教や注意をしても、100%、心の開放は無理でしょう。

人間の心って、そんなものです。

助言って、人の心に届かないから、悲しいものです。

 

 人は、何時の事、{自分とは、どんな人間か?}、{自己とは、一体に何だろう?}、{自分の存在は、何?}、{自分と社会とは、何?}、{人間世界に、平等は有るのか?}、{自分と、社会とは?}、{自分の居場所は、何処?}、{何故、人は生きるのか?}、{自分と、地球とは?}、{自分と、宇宙とは?}などなどについても、時折にでも良いですから、真剣に考えてみる必要があります。

 

何故か?って・・、そちらの方面についても熟慮しながら、人生を生きていますとね、自分だけの{{悩みや苦しみ}}について、また、眼前で起こった{{事柄や人間関係}}についても、拘らずに、自分の思考体系を自分で操作できるのです。

心の病気とか、心と体の病気とか、犯罪とかは、自分の心を自分で処理できなくなった時に、発症して来ます。

少し表現を変えますと、処理できるとか、もっと学問的には「昇華」と言う言葉がありますが、一般の人達には耳にした事がないかも知れません。

 

 自分の心を自由にするために、「心理療法」が、あります。

格別に、自分の心を沢山と知る「心理療法」ですね、己の過去を知る事です。

自分が{善人}か、自分が{善人でない}のか、自分の過去を判定する、自分の心を見極める作業が重要です。

{自分を、あまり大切にしない事}ですね、これが、{鍵}です。

異常会話、異常行動、心身の病は、自分の心を知らずに起きています。

<<心の世界>>36の質問 (20)

2008 年 6 月 25 日 水曜日

  そんなに{過去の心}が大切なのでしょうか。

 私には、考えられません。

 でも、体験してみないと、理解できないのでしょうね。

 そうか、私も体験してみるべきなのですね。

 悲しい事や辛い出来事が見えてくるかも知れませんね。

 

{お答え}

 そうです、その通りです。

何事も、体験が重要ですが、心の世界を理解するには{絶対に、体験}が重要です。

その{体験}がない限り、自称、他称のこと、私は<偉い>、<賢い>などと思っている人達も<真実の自分の心>については理解できないでしょう。

 

 人生にとって、一番に大切なもの、それは、心なのです。

会話とか、行動とか、人間には、誰にもあるものです。

人間は、{会話}、{行動}、{心}、この三つしかないのです。

その中でも、一番に中心になるのが、{心}なのです。

{心}が、{会話}と{行動}を操っていますので、当然{心}が最大に重要なのです。

 

人生を楽しく生きるか悲しく嘆いて生きるかは、その人の心次第です。

幸福を感じる能力を、持っているか、持っていないか、自分の心を見つめれば、直ぐに、分かる筈ですからね。

今が、現在が、本当に幸せ、楽しい、嬉しい、などと感じても、自分の過去の中の心について{固着}――――→自分の過去の心の中で解決されていない心の{葛藤}を持っている人達は、真実なる「心の幸せ」を持てないのではないかと考えます。

幸せらしき気持ちを持っても、真実には、少し違っているでしょう。

そんな気持ちや心も、後々で、少しくらい気づいて来るかもしれません。

 

 {青い鳥}は、自分の心の中にしか居ません。

多くの人達は、{青い鳥}を、自分の心と体の外側に追い求めて、生きています。

そして、絶えず、捜して歩いています、いや、走っているのかも知れません。

自分の外側に向かって、{青い鳥}を探索している間は、まだまだ、人間世界を生きるのに<苦労を感じて>いる事でしょう。

だが、そんな心、人間の心を、沢山の人達が気づいていません。

 

 確かに、人間は誰もが現在と未来について眼を向けています。

何か良い事ないだろうかって、考えて生きていますよ。

皆が皆、何故に<悩むのだろう>、どうして<悲しいのだろう>、人間って<何を考えて生きてるのだろう>、などと考え始めると、立派ですけれどね。

そう、考え始めると、心の{再生}、{回向}、{新生}へと、心底と心の反転を得るチャンスが来る可能性が高くなります。

 

 自分の過去の心を、把握しておく事ですよ。

<<心の世界>>36の質問 (19)

2008 年 6 月 23 日 月曜日

何故に、そんなに心の勉強をしなくてはならないのでしょう。

自分の得をする事だけ、考えて生きればそれで良いでしょう。

{地獄の沙汰も、金次第}って言うでしょう.

お金が、一番に大切ですよ。

心が少しばかり、壊れていても、お金を稼がないと、それが出来ない人間は 価値のある人とは、言えませんよ。

お金、お金、だと思いますよ。 

そんなに、思われませんでしょうか。

 

{お答え}

 確かに、人生を生きるには、誰もお金は必要です。

お金が、全く無ければ、自分の人生を生きる事はできません。

その日の食を得る、パンの代金も無ければ、人は人間社会を生きる事が出来ません。

人は、親からお金を出して頂いて生きる時間、その後の自分で<役割、仕事をしながら>何がしかの金銭など得る事で、人間社会を生きて生活が出来るものと思われます。

ボランティアなどと言っても、全く自分の収入が無い人達には、ボランティアは出来ません。

 

 お金も確かに、必要なのです。

間違い、ありません。

ですが、面白いのは、人間って<<欠乏欲>>の塊です。

沢山のお金を貯めて、どんなにお金持ちの人になっても、それでも、お金を貯める事ばかりを考えていますし、お金が溜まれば、また、お金が欲しくなるようですよ。

多分、お金を残して、自分の人生で自分のお金を上手に使って、自分の人生を終える事はできませんでしょう。

まあ、死ぬ前には、他人から借金をせずに、自分のお金で医療と介護の世話を受ける事くらいは可能でしょう。

しかし、医療と介護を受ける時間も無くて、予期せぬ出来事や予期せぬ病気で一瞬にして、或いは、極く短時日で生命を終わる事さえあります。

要するに、自分で稼いだお金を使いきれなくて、死んでしまうこともあります。

 

 全ての家族で、問題となる訳でもありませんが、お金が沢山と残っていますとね、財産相続で争い事が起きます。

この財産相続争い事が、大変ですよ。

実際に、この争い事を体験した人達でないと理解できませんね。

残された人達の、心の欲望にも注意して見つめないと、{心の醜さ}が分からないでしょう。

“汝、自身を知れ”、“知足”、“人間の欠乏欲”、“心の醜さ”、などなどと、自己の心を自己洞察しておけば、あまり悩んだり考え込んだりしないのですよ。

地球上で、自分だけが<得をして生きる場所>は、有りません。

<<心の世界>>36の質問 (18)

2008 年 6 月 20 日 金曜日

 そんなに、人は<生い立ち>の心が、重要なのですか。
誰もが、そんな考え方をして生きているとは、思いませんが。
「心理療法」を受けずに、人生を生きている人達は、どうなるのでしょう。
それが、知りたいですね。

 {お答え}

 本当に自分の心を知らずして生きている人達は、必ず、悩んだり、他人には見えなくても、{劣等感}や{優越感}などを持って生きています。

{優越感}も、劣等感の裏返しであって、{劣等感}と同じ感情を持っていると言っても言い過ぎではありません。

そう、殆どの人達は、自分の心の奥底にある真実の心を自己探求せずに、日常生活を生きていますので、大変ですよ。

 

 沢山の人達が、よく言いますよ。

自分の心は、理解できるけれど、他人の心が理解出来ないって言います。

だから、悩むのだと、言われます。

一般に、皆さん方は、そう思っているでしょう。

人の心って、勉強していきますと、心の世界も面白いです。

心って、「算数」のようなものです。

1+1=2、ですよね。1-1=0、ですよね。

それほど、人の心も単純なものです。

普通の人達は、自分の心を勉強しませんし、自分の心が<どんな色、どんな形>をしているのか、さっぱりと分かりませんし、理解していないのです。

 

 そこで、ここで、質問に対する{返事}、{お答え}ですよね。

繰り返しますが、此の世に誕生して、自分の人生の一生涯を生きるには、可能であれば悩まなくて、喜んで楽しんで生きる事にしたいものです。

 自分の心の深層心理、潜在意識&無意識、本音、などの心の世界を見つめて、{心のカラクリ}を知っておく事です。

 これが、理解できていれば、人の心の{カラクリ}も読めるようになります。

そうする事で、他人から悪口を言われたり、悪い行動などを、されたりしていても、他者の心の底を見抜けるようになりますので、逆に、相手の心に対して<同情できる>ようになるでしょう。

 

 <なるようにしか、ならない>、自分がどんなに努力しても、時には、自分の思うようにならない場合が人生では、結構とあります。

優秀に見えても、立派に見えても、他者の心を理解してあげられない人達は、所詮、{劣等感}が心の底で渦巻いています。

結構と、楽しく見えても、自分自身では、微妙な心を抱えていて<無意識的>には悩んでいるものです。

<<心の世界>>36の質問 (17)

2008 年 6 月 19 日 木曜日

 母親や、父親や兄弟姉妹が居ない場合も有るでしょう。

 そんな時は、どうすれば良いのでしょうか。

 皆が同じ立場ではないし、人それぞれに育つ環境も違います。

 考え方にも、人それぞれだと思いますが・・・・。

 

{お答え}

 確かに、言われる通りですね。

家族構成が違いますし、子供の人数も違います。

また、両親も仲が良かったり、悪かったり、離婚する場合もあります。

自分以外に、兄弟姉妹の居ない場合も沢山とあります。

 要するに、一人っ子の場合ですね。

そう、一人っ子では、兄弟姉妹について直接に自己を調べる事が出来ませんが、やり方があります。

 一人っ子であり、しかも、親が居ない場合も有ります。

そう、面接者次第ですが、やはり、面接者とか、「心理療法」の相手をしてくれる人によっても、随分と<心の回復>は違うでしょう。

 

 自分の人生を生きる。

必ず、終末がやって来るのです。

そんな人生を、楽しく生きるか、悲しんで生きるか、何度も繰り返しますが、自分の心の持ち方、心次第なのです。

人は誰しも、誰かと<心の関係を持っていないと、寂しいです>よ。

孤独になります。

 子供や大人にしても、必ず、自分以外の他者と比較しながらの毎日を生きています。

そう、比較ですよ、自分だけが、どうして孤独のまま、幼い時から身近な親も居ないし、兄弟姉妹も居ない、自分の親は何で私を此の世に誕生させたのか、家族の気持ちも理解できないまま、家族・家庭での話し合いが少ないです。

 親や、兄弟姉妹が居なければ、家庭内の話しが少ないのは当然です。

誕生した時,幼い時、幼児、生徒、などと、小さい頃から、口を開いて話をする相手が居ませんし、体を接触して遊ぶ相手も少ないです。

親や兄弟姉妹と口・行動・心など交流を持てなければ、本当にすごく<寂しい>ですよ。 

 

 人間個人の心・性格・人格は、家族の人達の関係との心の交流が{原点}にあります。

 自分の幼い時に、自分の母親が居ない、或いは、父親が居ない場合は・・・・・、

万一、親が居たら、私はどんな風に育っていたのか・・、万一、一緒に居たらと・・・

想像、イメ―ジしてみるのが大事です。

兄弟姉妹が居たら、自分は<どんな風>だったのか、なども想像とイメ―ジが重要です。

両親が居る事で、子育てが上手でなければ、こんな両親は居ない方が良かった、などとも思う場合もありますが・・・。

何で、親は、兄弟姉妹を作らなかったか、とも子供は思うようです。