‘心の世界’ カテゴリーのアーカイブ

<<心の世界>>36の質問 (26)

2008 年 7 月 7 日 月曜日

  自分の心を{自己探求}するとか、「青い鳥」探しするとかは、了解しました。

じゃあ、子育ては、誰の責任でしょうか。

昨今は、親と子の問題が、随分と報道されています。

学校も悪いでしょう、先生達が<未熟過ぎる>って感じがします。

親よりも、先生達、また、人間社会が歪になり過ぎています。

そんなに思いますよ、{学校が悪い}、{人間社会}が悪いですね。

 

{お答え}

 自分が、自分は悲しい存在だ、悔しい、不満が沢山とあって、情けない、劣等感の固まり、悲劇だと思う時は、人間って、必ずですね、周りが悪いと、周りの責任にしたいのですね。

時には、生まれて来るのではなかった、などとも思います。

子育てで、親の思う通りに<子育て>出来なかったら、悲しくなりますし、苦しみます。

 

親は、子供達を一生懸命に育てる積もりで、一方で、夫婦の問題で夫婦喧嘩をしたり、<子育て>でも沢山と喧嘩します。

時には、親の両方共が、親の<生い立ち>で積み残した事柄を、自分の子供達に<頑張らせよう>とする場合が多いですね。

また、親達の育つ過程で、自分の親に対してマイナスの感情を沢山と抱えている人達は、自分の子供達に<虐待行為>も、する場合が案外とあります。

 

 親の考え方で、子育てをしますが、良い事でしょう。

しかし、子育ての過程において、子供達を育てるのに、親の思う通りにはならない、子供達は<自分達の親の言う通り>に勉強してくれないとか、登校拒否、非行、いじめ、学校での態度が悪いとか、勉強しないとか、顔の表情が悪いとか、元気が無いとか、上学年になれば異性の下着などを盗むとか、不眠、引きこもり、などなどの可能性が有れば、しっかりと注意して欲しいです。

 

 一般的には、子供の{異常会話}とか、{異常行動}とか、{異常な心}などに心配が出て来た時は、先ずは、子供達の親に原因が有ります。

親は、自分の考え方は正しい、自分の行なっている事は正しい、そう考えたいのです。

ここで、少し考えてみて、親に必要なのは、自分達が<子育ての段階で間違えた>のではないかと、気づく事が重要です。

 

何故って、自分の親に{親の恩}や{親への感謝}などを、感じ取る能力のある人達は、「良い事」と「悪い事」の判断が出来ます。

結局は、子供が悪いのではなく、学校の先生が悪いなどと、全てが他者が責任だとは思わない方が良いです。

親が、子供達から見て、自分の親は{優しい良い親}だと感じていれば、子供達の異常会話や異常行動は、起こらないものです。

 

 親が自分の過去を振り返り、自分の{{非}}を認めた時には、子供達に対して自分の{非}}を伝えてあげる事が最大に重要です。

<<心の世界>>36の質問 (25)

2008 年 7 月 5 日 土曜日

  第3の眼とも聞きます。

どんな眼なのでしょう。

大きな{課題}になりますが、

小さな地球上に<永遠に平和はやって来ない>って感じます。

同じ人間でありながら、民族、国家、政治、経済、宗教、などが異なっているために、何時も人間は戦争などを行なっています。

どうして、なのでしょう。

地球上を見ていると、悲しくなります。

先生は、悲しくならないのでしょうか???

 

{お答え}

 確かに、質問されている通りですね。

見かけは、飛行機や軍艦やミサイルを使う戦争でなくても、政治戦争や経済戦争などで、自分の国が<得をする>ことばかりに拘っています。

どうしようもない、人間の{性}なのでしょうか、人間って大変です。

 地球上の各国々で、全ての人達が<人生が楽しく>、<爽やかに>、<豊かに>、<安らかに>、<平安に>暮らせる、そう出来る能力は、誰も全然と持ちません。

正直な返事を、しておきます。

唯、唯、人間って、そんなに賢くはないと、感じていますよ。

それほど、人間はエゴイストであり、自分の欲望を満たすために生きているのだとも、感じます。

 

 第3の眼ですね、自分の目玉を自分から離し、遠くに置いてみます。

上空とか、もっと高いお月様とか、お星様とか、そこから、人間世界を眺めましょう。

悲しい事柄が、沢山と見えて来ますよ。

自分だけが、悲しんでいるのではないと気づきます。

誰も人は、皆が悩んで苦しんで生きているという事実を、知る事が出来ますよ。

これだけでも、立派な事です。

皆が欲望を大きくして、生きる事を伝える積もりは全くありません。

 

 地球上の全ての人達が、{{幸せ?}}、そんな環境とか状況とか、そんなに{{バラ色の人生を夢みる}}のは、逆に、大変でしょう。

人格未熟で、人格水準の成長が少し遅れている場合には、自分が努力もせずに、案外と{平等}とか{不平等}でない世界を持ちたいと思っています。

その方向に向かって<努力している人達>は、あまり悩んだり落ち込んだりしません。

何故ならば、一生懸命に<頑張っている人達>は、それなりの{役割意識}を持っていますからね。

非常に感慨深い事は、{平等}とか{平和}とか{人生が夢見るような美しい}などと願う人達は、自分では<何もせずに>僻んでいる場合が多いです。

 

 {己の心を点検}する「心理療法」を試みて下さいませ。

<<心の世界>>36の質問 (24)

2008 年 7 月 3 日 木曜日

  随分といろんな考え方があるみたいですね。

私達には難しいのですが、ここまでは勉強しても分かりませんよ。

当然の事だから、誰が見ても読んでも理解できる文章を記載して下さい。

読んでも理解できなければ、意味がありません。

もっと、易しく記載して下さいませんでしょうか。

 

{お答え}

 その、通りですね。

言われる事は、良く分かりますが、確かに、難しい事柄も記載しているでしょう。

この{閲覧分}は、一般の人達だけでなくて、自称、心のプロだと思っている人達でも、ここまで勉強して欲しいと考えていますから・・・・。

そうですね、この{閲覧分}では、人間学と哲学と人文学などに、触れているものと考えても、良いでしょう。

繰り返しますが、この{閲覧分}は簡単な心の説明もしておきますが、まだまだ、一生懸命に<勉強したい人達>のためにも記載させ頂いていますから、恐縮です。

少し、難しい箇所もあるでしょうね。

自称プロだと自覚している人達にも、参考になるように{閲覧分}を書いています。

 

 唯、唯、悩みや苦しみや、心と心に関連した病気の場合では、薬だけで治療するのは、あまり意味がありませんと説明しています。

現実に、そうなのですから。

人の悩みや、心の病気を治してあげると言っても、どんなに助言や説教をしても、意味の無いものです。

とにかく、人が心の「器」を大きくしたい時は、自分の通り過ぎた<<過去>>を見つめ直して、自分の過去の<<再解釈>>と<<新しい意味づけ>>を体験する事が大切です。

 

 心の病気が非常に悪くなると、統合失調症でなくても、幻覚や妄想などが出て来る場合もあります。

薬を服用しても症状が悪くて治らない場合もあります。

心の葛藤が強すぎると、目前の{幻覚}や、また{妄想}などを、消去できていない場合もあります。

話をしても、心の交流が出来ないでしょうから、{心理療法}の出来るタイミングに注意が重要です。

 

 昔から「三つ子の魂」、「親の因果が、子に報い」、などと立派な真実な言葉が有りますが、現代の人達は全く理解できない、理解しようとしない人達が沢山と居られます。

昨今では、人間の科学や技術が進歩したと言っていますが、科学は進歩すれば、する程に、目前の物やお金や、その他のものを求め過ぎて、人の心は益々と<歪>になって行くようですね。

 

 人間学も哲学も、自分の心を知る「心理療法」が重要です。

<<心の世界>>36の質問 (23)

2008 年 7 月 2 日 水曜日

 悩や苦しみの心の病気の時に、何故、何故、過去を振り返るのでしょうか。

過去を振り返っても、意味はないでしょう。

現在の自分の心について、もっと勉強した方が良いでしょう。

現在の自分ですよ、現在の自分だから、今の自分の考えている事を点検すれば、良いでしょう。

悩みの原因さえ、分かれば良いのでは・・・・。

 

{お答え}

 今、悩みの原因と言っておられるのは、{原因}ではなくて,{切っ掛け}です。

悩みや苦しみの本当の原因が分からないままで、生きている人達も多いです。

しかも、随分と悩みながら、それでも、自分の考えている事柄が、明確に見えません。

心の世界を知っている人達でも、相当の長期間にわたり心理療法に関わっていないと、知る事ができません。

 格別に、心理士といえども、自分の深層心理の世界ですね、自分の心の{カラクリ}を知っている心理士でないと、本当は「心理療法」は、上手く運べないのではと考えます。

他者の心の{カラクリ}が見えると言っても、自分の心の{カラクリ}が見えないと、駄目でしょうね。

 心の{カラクリ}ですよ。

 

 {原因}と考えていたものが、実は、{原因}ではなく、{原因}と考えていたものは{切っ掛け}だったというのが、理解できれば凄いですよ。

悩みや苦しみや病気の{回復}へと心が反転するからです。

悩みの{切っ掛け}は、生い立ちにあるのであって、皆さんが病気の{原因}だと考えているのは、全くと別であります。

 但し、純粋に体の病は体の中に有る訳で、それが、癌性病変か、或いは、成人後の生活習慣によって発病する病気もあります。

多くの人達が、体の病は、{からだの病}として見ていますが、体の病に<心の病>が引きずられる場合もありますので、見逃さないように注意が必要です。

そんな場合では、やはり、性格というか人格を治してあげておいた方が、良いですよ。

 

 体の痛みにどれほど嘆いても悲しんでも、体の痛みは止まりません。

体の痛みに、心の嘆きなどが引きずられなければ、痛み方も違うでしょう。

{心と心}、{心と体}、{体と心}、{心と心と体}、{心と体と心}、{体と体と心}、{体と心と心}などの、7の心身相関関係が有る事が理解されるべきでしょう。

ここまでは、一般の人達は理解が困難にしても、少しは、皆様も勉強しておかれると、人生の生き様が気楽になるでしょう。

 統合失調症者でも、薬でのコントロ―ルが良ければ、<心の脆弱さ>を少しでも改善するために、「心理療法」を受けるべきです。

薬の効果も可能な限りの少ない量で良いと考えていますし、人生を生きるのが気楽になります。

<<心の世界>>36の質問 (22)

2008 年 6 月 30 日 月曜日

 心の勉強をしている積もりですが、まだまだ足りないようです。

 自分の心の勉強不足の部分を教えて下さい。

 とにかく、現在と未来ばかり考えているみたいです。

 誰も皆が、そうではありませんか・・・。

 先生は、{生い立ち}、{生い立ち}って言っていますね。

 

{お答え}

 心・性格・人格などは、人の{生い立ち}の中で形成されると何度も説明しています。

自分の性格・人格を、丈夫にする事です。

心を丈夫にした上で、現在と未来を考えましょう。

 自分が今の現在の自分になるまでに、真面目で素直で善良なる人であったか、ですよ。

どちらか、判断できるだけで立派な人になれます。

 

 もっと、もっと、丈夫な人間になりたい人達は、{善人}か{悪人}か、{罪深い人間}か、{そうでない人間}か、なども熟慮できれば立派ですよ。

自分は真面目で善良な人間だと、思っている人達は<あまり良い人>ではないでしょう。

反対の考え方が、正しいですね。

私は、{悪人}、{真面目でない人}だと理解できている人達は、あまり他人を批判したり、悪口を言ったりしないですよ。

大事な事柄は、自分の心が{悪い心}か{正しい心}か評価できている人達は、他者の悪口や批判なども、かなりの適正な判断をする事が可能です。

 

 何度も説明しますが、心の病は、各種心身症・各種神経症・うつ病、犯罪、などの病気になって表に出てきます。

心の病について、しっかり学習していないと理解が難しいかもしれませんね。

個人の病、家族の病、集団の病、会社の病、社会の病、地域単位の病、宗教の病、経済の病、政治の病、国家の病、民族の病、などのジャンルに分けてみると、もっと分かりやすいかもしれません。

特別に勉強しないと理解が困難かも知れませんが、自己同一性障害、人格障害、などの言葉もあります。

簡単に言いますと、心の未熟さ、人格の未熟さだけなのです。

要するに、人格の未熟さ、ですが、全ては生い立ちの心の中に原因があります。

 

 人は、対人関係、対環境、などなどへの心地良い適応が出来れば、それだけで、何も言う事はありません。

これだけで、人は、人間社会を気持ちよく生きる事ができます。

統合失調症や、その他に特殊な先天性疾患では、心の脆弱さを合わせ抱えている人達もいますし、うまく頭の回転ができない人達もいるでしょうから、他者への配慮も必要です。

「心理療法」と言っても、心理療法の出来ない能力、そんな病気の人達も居られますから、その辺は注意が重要です。

悩むか、悩まないか、ですね。

 

{生い立ち}が、全てでしょう。過去を見る「心理療法」が重要です。