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<<講演>>人の話「会話・行動・心」(2)

2006 年 6 月 17 日 土曜日

 この講演では、悩まない人になるためのお話をしますので、その気持ちで耳を傾けて下さいませ。

 

 人が人生を生きる上で、悩んだり苦しんだり、不安神経症、心身症、うつ病・・・などにしても、そうなってしまう理由があるものです。

また、異常会話、引きこもり、登校拒否、校内暴力、非行、薬物依存、アルコール依存、出勤拒否・・・などにしても、自分の気づいていない心があるものです。

その気づいていない心が、今現在の自分の心を引っ張る、或いは、自分の心を圧迫しているのです。

自然に自分の心が動かされると言っても良いでしょう。

 

 人生において一番大切な事は、人対人、人対環境の問題でしょう。

人間社会で生活する以上は、幼稚園・学校・先生達・隣近所の人達・職場の人達・・・・様々な人間同士の接触がありますし、これを避けて通ることは出来ません。

自分が、どの様な人に対しても相手の心に対応出来るかどうかであり、眼前の状況や環境に適応出来るかどうかと言う事です。

“あの人が嫌い”、“こういう環境は嫌い”・・・などと言い始めると、何もかもが嫌になってしまいます。

皆さんは、人生を生きて行く上で“自分の好みの{もの}や{人}を求める”ものですが、自分にとって都合の良いものばかりが手に入るものではありません。

人は誰しもそれなりの<欲望>を抱えて人生を送っているので、兎角その<欲望>が衝突する場合も多く有ります。

心を合わせる事が嫌いかどうかですね。

心と体の心身相関がありますので、マイナスの心が多いと自分の体のバランスも壊れます。

自分の心を、自分の心で壊している場合が沢山とあります。

人の心、皆が同じ考え方をしている訳ではありませんね。

皆、生い立ちも皆違いますし、性格・人格というか{心}が違っています。

皆がそれぞれの{心}を持っています。

 

 私は、このように感じています。

人は“心の勉強”が足りていません。

いや、日本の医療の世界で、お医者さんも含めて{人の心}についての学習が足りていません。

 

 日本の医療の世界では、医学生の時から“格別に{人の心理学}が大切である、そして、どうすれば人は<悩みの心>から解放されるのか・・・”、などの学習はありません。

人の悩み苦しみを<どうすれば治してあげられるか>を、医師、少なくとも精神科医や心療内科医は知っておくべきなのですが・・・当方では何時も思っています。

<<講演>>人の話「会話・行動・心」(1)

2006 年 6 月 15 日 木曜日

 人は、常に誰かと一緒に人生を共にして生活しています。

人以外の生物、動物や植物は、遺伝子に組み込まれた生活習性、或いは、自然天変地異などの嵐にさらされ、余儀なく単独で生息する場合もあります。

人、一人では人生を生きる事はできません。

淋しくて孤独感で悩むことになります。

人は、孤独感に弱い生き物でもあります。

人は、家族という集団(母、父、兄弟姉妹など)、学校での集団(生徒や学生、先生など)、会社や研究室での集団など、生きて行く上ではどうしても集団生活を余儀なくされます。

其処には家族であっても社会であっても、自分と他人との関係、即ち、コミュニケーションがいやおうなく必要であるということになります。

社会で働き、幾らかの金銭を得るためには、職場での適応能力が必要です。

そう、人として生きるには・・・。

 

 私達人間は、誕生してからが人間なのか、誕生する前から人間なのか、どの段階で{人}と呼ぶのでしょう。

此の世に生まれ出て来る前から{人}と呼ぶならば、特に、産科学の科学と技術の発展は、人工的な操作が進歩して素晴らしい事ですが、人の住む地球上での各地の文明や文化や科学や宗教など、様々な分野からの意見が違って判断されるので、これについてはなかなか難しい問題でもあります・・・。

 

 産科学の発展により、世界の一部の国では男女の産み分けも考えられている様です。

また、本来なら此の世に誕生する予定だった人が、遺伝子診断などにより四肢五体満足であるかどうか・・・。

色々な事が分かるようになり、赤ちゃんを誕生させるか否かなど、人は余分な選択枝を決めなければならなくなったのです。

余分に考える事柄が多くなっています。

人として誕生するまでに、胎児には多種の災難もあります。

人工受精は幸福をもたらしますが、仮に赤ちゃんの誕生を得られなかった場合、その分だけ余分な金銭と、悩み続ける余分な時間が必要となる訳ですね。

人間世界では、良い事が出来れば片方で悪い事なども生じるみたいです・・・。

 

 人は、誕生した時から思考や行動(会話は出来ないにしても)があると思われますが、実際には母親の胎内にいる時から、母親の呼吸や心音や心臓の拍動数などにも影響を受けていることでしょう。

“胎教”などと言われていますが、ある程度は否定できない事実でしょう。

今回は、「会話・行動・心」人の原点というか、誕生前からの話を最初にしておきました。

「人の心」は大事なものです。

 

 悩まない人になるために勉強の番組を開始します。