‘家族・親子’ カテゴリーのアーカイブ

<<家族・親子>>親と子(追加編)2

2009 年 9 月 18 日 金曜日

 親と子と言っても、子供が随分と歳をとっている場合もあります。

当方では、ある人に紹介されて、犯罪者とお母さんが一緒に来られた場合が有ります。

当人が50歳代で、お母さんはお歳が80歳と、そんな場合もありました。

一生懸命な思いで、ある人から紹介されて来られました。

当方では、悩む人が来られましたら、本当にしっかりと治っていただくために、御本人のみならず、周囲の人にも「心理療法」が良いものか、悪いものかを理解しておいて欲しいので、周囲の人にも出来るだけ「心理療法」の体験をしてもらっています。

 

 現場では、御本人を見てから、どうすべきか、一人の「心理療法」の体験で良いか、周囲の人の「心理療法」の体験が重要なのかを喝破していきます。

 気持ちの{{弱い人}}は、一人の「心理療法」の体験では、治ったように見えても案外と<<再発>>する場合もあります。

これも、明確な理由があるのです。

ここまで、周囲の人が体験して下されば、心の「病気」や心の「犯罪」や会話や行動の「犯罪」なども、再生ができるのです。

難しい表現でしょうか、各心身症、各神経症、うつ病、躁うつ病、統合失調症、犯罪などの異常行動、などなども、改善されるものです。

 

 悩み苦しむ当人よりも、逆に、周囲の人達の「心」が曲がっている場合の方が、多いくらいですね。

 格別、子供さんが幼い時は、絶対に、親の「心」に問題があります。

例え、高齢者の悩み苦しみ、その他の「犯罪」であっても、その人の親が鍵を握っているものです。

親の考え方、「「超自我」と説明しておきます。

親の{{固定観念}}なんて、大変に怖いものです。

子供達には、悲しいものですが、子供達は<<自分の親に向かって、言葉を発する事が出来ません>>よ。

とにかく、親が「怖い」のです。

悩む子供達、悩む大人達、誰も自分の親に対して、或いは、兄弟姉妹に対しても、不満や憎しみなどを抱えていても、自分はマイナスの感情を持っていないと自己主張します。

 

 「心理療法」を受けて、初めて、自分の心を理解できるでしょう。

日頃は、考えた事が有りません。

目先の事ばかり、人間は考えています。

自分が好むものは無いかとか、自分の現在と未来の事柄ばかり考えるのです。

自分の過去が、一番に大切ですが、自分の過去を振り返らない、現在と未来ばかりに向かって生きるのです。

大人になって、高齢者になって、どんなに有名で金銭を貯蓄しても、自分の過ぎし日の過去に{{歪な心}}を持っていたら100%駄目でしょう。 

<<家族・親子>>親と子(追加編)1

2009 年 9 月 16 日 水曜日

 相変わらず、長年にわたり、現在も、当方の現場や「インタ―ネット」で、心理療法を継続して行なっています。

子供の心が落ち込んだ状態で来られると、子供の壊れた心を回復させてあげるのに、随分と大変な苦労をします。

随分と苦労するだけなら、良いのですが、最後まで、子供達の「心」を再生できない場合もあります。

何故かですね、長い間でも「臨床心理」に関わっている心理士には簡単に答えを理解できる筈ですが、「「「内観」」」に関わっていなければ理解するのにも難しいかも知れません。

 

 当方の現場には、本当に沢山の子供達が親から連れて来られます。

子供達と言っても、小学5、6年生から~中学生~高校生~大学生~社会人・・まで、沢山の年齢層があります。

非行、不登校、学校に行かずに年月だけ流れて一度も働いた事のない人達、学校は卒業したが、会社勤めを始めてから直ぐに出勤拒否などを発症している人達、それも、長い間にわたり薬だけ飲んでいたが駄目だという方々など、色々様々の人達が来られます。

 

 統合失調症などの人達も、来られます。

統合失調症と診断されても、色々なタイプが有りますね。

どんなに薬を服用させても、無理な場合もあります。

人間って、自分の心の中に<<沢山の心の葛藤を抱えている>>と、薬の効果が十分に発揮できません。

うつ病の人達も、心の中に大量の{{葛藤}}を持っていると、薬の効果が違うのです。

心の葛藤が多い程、薬の効果も悪いのです。

これは、現実に、悩む心を変えてあげる「心理士&医師」であれば、十分に理解できるし、当然だよと言われるものです。

医師であり、同時に心理士であるのが、望ましいでしょう。

心の理解をできない医師には、薬と心がどれほど関連しているか分からないです。

 

 長年月にわたり、心理療法を行なっていれば、家族の{{病}}に気づく筈です。

家族の{{病}}がなければ、子供の心の「病気」は発症しません。

当方は、眼に見えるほどの家族の{病}が透き通って見えていますが、子供さんと来られた親に、家族の{病}を説明しても、なかなか届きません。

悲しいですよ。

一生懸命に説明して、<<理解を求めようとしても、全然と伝わらない>>のですからね。

この心理士の先生は、不思議なことを言うものだ・・・くらいです。

そして、更に、悲しい場合もあります。

何故って、詳しく説明すればする程に、聞いている親は、説明する側の人間を疑って見ているのですから・・、自分が体験すれば、全てがOKなのですが。

<<家族・親子>>親と子の心(10)・・・・事件・犯罪

2009 年 9 月 14 日 月曜日

 当方が、昨今、特別に感じる事柄は、お金も名誉も地位もありながら、自分の「死」の直前まで、人間は「欠乏欲」を捨てられないようだということです。

確かに、お金は「地獄の沙汰も、金次第」と言うくらいですから、誰しも人間は<<お金に、しがみつく>>のかも知れません。

人間って、自分の死ぬ時期と時間が明確になっていれば、そんな「執着」も減ってきますが、「死」の時間が明確になれば、また、恐怖を味わいます。

 

 人間が100人居れば、100人の考え方、1000人居れば、1000人の考え方がありますが、人生を生きるには、気持ち良く過ごし易い考え方が有るのは事実です。

自分の考え方があっても良いのですが、そんな自分の心の中には、それなりの「感謝」とか「恩」を感じる能力が無いと駄目です。

小さな地球上で、自分が自分の力だけで生きているのではなくて、常に、周囲の他者と環境から、自分という人間個人は<<生かされて>>います。

ここまで考えると、人間の生き方の{哲学}になるでしょうから難しいでしょう。

それでも、少しは気づいて欲しいです。

 

 「感謝」と「恩」を感じる能力は、人生で最も大切だと思います。

この事を、自分の体で理解しておれば、大きな「事件」や「犯罪」は起こしません。

また、自分以外の他者に対しても、「恨み」、「ヤキモチ」、「嫉妬」、「不満」、「不平」、などなどを持たないですむから、人生は気楽に生きる事ができます。

心の不満を解消するには、現在の心を変えようと頑張っても、自分の現在の心は変わりません。

自分の心を動かしている、操作している、自分の誕生((厳密には、胎教もはいるでしょうが、ここまでは<遡れません>ね))から~生い立ち~現在までの自分の心を点検する事が重要です。

 

 自分の過去の心の点検、再解釈・再吟味、受け取り直しが重要です。

{過去を振り返らずに、前だけを向いて生きて行く}なんて、やりっぱなしの人生になります。

そんな{自惚れ}の心を持たずに、自分の心を謙虚にして本当の真実なる自分の心でもって、人生を生きる事です。

人生で行きづまった時には、「事件」や「犯罪」を起こさないで、自分の過去を真剣に振り返る事です。

事件や犯罪を起こしても、自分の人生には何も<<得>>をする事はありません。

今あるのは、誰の御蔭か、どんな人達のお世話になっているのか、自分の肌と体で物事を判断する能力は大事です。

 

自分で全ての問題を解決するのは、不可能ですから、臨床心理士のプロのお世話になりましょう。

「・・ネット心理療法」でも良い{{策}}です。 

<<家族・親子>>親と子の心(9)・・・・事件・犯罪

2009 年 9 月 11 日 金曜日

 成人期、壮年期、高年期(高齢者とも言ってよいですが・・)になって、事件や犯罪を起こす人達も居ます。

人間の一生で、自分の心が<<パニックになるのは、何歳か>>です。

誕生してから、自分の傍を通り過ぎて行った人達によって、誰も皆が、それぞれに違った時期に、或いは、同じ年齢頃に{事件}や{犯罪}を起こします。

人生って、複雑のようですが、人間について全ての事柄は{その人の心}次第です。

当方が何時も皆様に伝えている事は、人は三つしか持っていません。

そうですね、「会話」と「行動」と「心」です。

 

 「会話」と「行動」は、その人の「心」が操作しています。

全ての事柄は、「心」が操っていますし、その「心」は自分の過去の「心」に裏打ちされています。

{過去を振り返らずに、未来だけを眺めて生きて行く}なんて、偉そうに喋っている人がいます。

それも、一応、ある程度の地位に居る人達が、結構と{そう、話しています}から、可哀相な気がします。

心の「裏」と「表」が理解できる人、優秀な臨床心理士であれば直ぐに気づく筈なのですが、{潜在意識}と{無意識}の学習をしていないと、上手に解釈できないでしょう。

これも、親の子育ての影響です。

当人は、気づかないでしょうけれど。

 

 人は、誰も、自分の真実なる心の「形」を知っておくべきです。

{過去を振り返らずに・・}と言う人達は、結局、自分が死ぬまで{見栄}と{虚栄心}と{自惚れ}を担いだまま、死んで行くでしょう。

見る人が見れば、哀れな{生き方}です。

こんな考え方をしている人達は、悩み苦しむ人達の心と体を理解出来ません。

幼い時期の所謂{不幸??}をバネにして、人生の「成功」を収めて生きる人達もいます。彼等は、幼い時期の{苦しみ}や{悲しみ}などを、無意識的に受け止めて生きています。

上手に「運命」を、運んでいる状況でしょう。

 

 人生を生きるには、誰もが自分の一生で「人生の壁」に突き当たるものです。

そんな時に、「事件」や「犯罪」を起こす場合もあります。

何度も繰り返しますが、これも{親の子育て}に関係します。

本来的には、人間がある程度まで成長すれば、<<親の気持ち>>や<<親の立場>>を理解してあげるべきですし、親だけでなくて、他者についても同じ考え方です。

これが、何時も当方が言っている「身代わり」の意味になります。

「身代わり」、相手の立場になって考える能力と力量で、身代わりできない人については、「身代わり不可症候群」で、人格の問題ですし、大変です。

<<家族・親子>>親と子の心(8)・・・・事件・犯罪

2009 年 9 月 9 日 水曜日

 事件と犯罪は、同じようなものです。

表現が違いますが、犯罪の方が<大きな事件>のようでもあります。

事件も小さいものから~大きいものまで沢山とありますが、要するに、法律にまで違反しなくても、違反しても、「事件」と呼んでいいです。

事件とは、世間の話題にならないものから、世間の話題になるような事柄まで、含まれますね。

犯罪とは、法を犯すこと、法律に違反する行為、などなどでしょう。

そう、事件には、色々と大きなものから~~小さいものまでと言ったように、法律にまで違反しなくても、沢山とあるものです。

 

 幼稚園から~小学校~中学校~高等学校などで、事件は沢山と数えられない程にあります。

学校を卒業してからの人生の過程でも、人間って数限りないほどの「嘘」、「盗み」、「罪」など抱えて生きる事になります。

この三つからも、沢山の事柄が事件から犯罪に至ります。

人が、「不平」、「不満」、「悲しみ」、「劣等感」、「やきもち」、「嫉妬」、「妬み」、「孤独」、「恨み」、「怨念」、などなどを抱えて生きる事で、罪深い人間となるでしょう。

自分の人生の過ぎた過去に、自分の心の葛藤を持たないのが良いです。

お金持ちも、有名な人も、地位のある人も、自分の過去に感謝できる事、通り過ぎた周囲の人達や環境や、自分の眼で見えない人達や環境にも、感謝できる事が重要です。

 

 「感謝」と「恩」を感じる能力のある人達は、事件や犯罪を起こさないでしょう。

口先で答える人達が、多いです。

多くの人達が、私は「感謝」と「恩」の分かる人間だと、自分について言うのです。

ところが、口先だけで言っていますが、実際には全然と理解できていない人達が殆どです。

このような人達は、本当に自分が真面目だと思っています、真面目でないのに真面目だと信じ込んでいますよ。

小さな事件から、大きな犯罪まで、此の世の中には、色々様々なハプニングが起こります。

地球上に世界平和が訪れるのは、一体に、何時の日なのでしょう。

 

 子育てって、本当に難しいです。

でも、親の「心」を子供が変えてあげるのも、凄く難しいです。

これは、本当に難しいです。

子供の言う言葉を、親は<<ゆっくりと聞いて、受け入れて>>くれません。

子供が<<何を考えている>>のだと、子供を叱ります。

子供は親から叱られるのが、一番に辛いのです。

親が嫌いな子供達は、大人も含めて、彼等は{悩み}、{苦しみ}、{悲しみ}、{孤独}、{寂しさ}、{劣等感}、{恨み}、{怨念}などなどを抱え易いし、事件も犯罪も起こすでしょう。

親から愛されたい、他者から愛されたい、他者から褒められたい、などと考える間は駄目ですね。