‘家族・親子’ カテゴリーのアーカイブ

<<家族・親子>>親と子(追加編)7

2009 年 10 月 19 日 月曜日

当方では、親が、子供達の問題会話・問題行動・問題の心を良い方へ変革させようとする場合では、必ず、子供さん達に「心理療法」を受けてもらい、又、親にも「心理療法」を受けて頂く場合が多いです。

全ての問題は、{{心を根っ子}}にして、現在の歪の「会話・行動・心」が表現されていますから・・・。

その心の「「根っ子」」は、何か??ですね。

そう、「「根っ子」」は、親と子の過去の心の{{和解}}が出来ていないことが原因です。

 

 子供が育つ過程で、親と子の間での{{心の葛藤}}が全く無いのは、おかしいものです。

全く何も{心の葛藤がない}そんなケ―スは、絶対に有りませんね。

子供は、少しながら、親へ「葛藤」を抱えて育つ事が大事です。

但し、両者の間で、{{少しの葛藤}}ですよ。

こんなケ―スでは、「事件」や「犯罪」を、子供達が起す場合は少ないでしょう。

「心理療法」を行っていても、今の現在に、子供達の心が{{あまりにも歪の場合}}では、その歪を露呈しているものを治療しようと考えれば、歳月の過ぎた<<親と子の過去の「会話」・「行動」・「心」の和解>>が、最大に重要です。

この事は、絶対に間違いありません。

 

 普通の人達は、過ぎた過去は、そのまま水にながしたら良いなどと言います。

人間の心って、そんなに簡単に過去の心を水に流して、自分達の過去が平和になるものではないですからね。

日本の国だけでなくて、世界中を見渡してみても、人間達は誰もが自分達の過ぎた過去の出来事や事件や犯罪なども、決して<<水に流した人は>>居ません。

それほど、人間は過去の出来事が自分達の心の中に浸み込んで、どうにもできない状況で続いているものです。

人間は、「過去」→「現在」→「未来」について継続して生きる訳ですが、一番に大事な大切な事&物は、自分の過去であります。

自分の「過去」が「現在」を作り、「現在」が「未来」を作ります。

 

 人間が普段&日常生活で悩んでいるのは、現在と未来についてです。

しかも、「過去」を置き去りにして、前ばかり向いて生きる事に専念します。

そんな考え方では、決して{自分の人生を幸せ}だと感じる「能力」は無いでしょう。

自分の能力と力量を知らずして、幸福に生きるなんて絶対にできないでしょう。

親と子、幸福なのは、{{親と子供の会話}}が何もわだかまりも無く、互いにニコヤカに笑って話が出来る状況が、一番に幸せの筈です。

また、親と子が互いに喧嘩する、これは、心の中で喧嘩しているのも駄目です。

表面上は暴力もなく、自分達は、表上は喧嘩していないと主張しても、駄目なのです。

心の片隅の葛藤でも、消去できる事が重要です。    

<<家族・親子>>親と子(追加編)6

2009 年 10 月 15 日 木曜日

 子供達が、幼稚園児~小学校児~中学校児~高校生児、或いは、大学の学生さん達でも、異常会話、異常行動、異常な心、などが有れば、全ては彼等の育つ家庭の問題が有ります。

人間って、悲しい事に、心の話を助言すると、誰もが<<何となく、煩いとか、聞きたくないとか、変な話しだとか>>自分には縁のない話だと考えるのです。

今、現在の自分の心は、全てが自分の過去の心を基礎にして話しているし、行動しているし、会話をしていると、そのような自分の心と体の{カラクリ}を理解して自覚できないのです。

 

 よく考えると、思春期までの考え方で「心」は固まってしまいます。

その後を、未来を如何に生きるかは、思春期までが{決まり}と言われても仕方がありませんね。

そんな風に考えても間違いありませんし、信じても良いでしょう。

何か俗世間で「大きな犯罪」が有ると、マスコミの人達が、しばしばと大衆にインタ―ビュしていますが、近隣や周囲の大衆の答えは{優しい人、おとなしい人、口数の少ない人、真面目な人}などとの返事が戻って来ます。

当方が察するに、「真面目で、おとなしい人」だとは全く考えません。

心の根っ子は、彼等は<<臆病で、気持ちが小さく、周囲の人達と友達にもなれない>>、そんな心の持ち主です。

 

 更に、細かく眺めると、一般常識にも欠けるし、彼等は自分の住む世界、此の世の中が大変に住み辛いものだと、感じています。

俗世間に{恨み}を抱えてしまい、隣人にも{不満}や{怨念}を抱えてしまいます。

だから、俗世間で驚くような「事件」を簡単に起します。

それも、計画的に{反抗、犯罪}を起したり、或いは、発作的に{事件や犯罪}を起したりします。

発作的に事件を起こす場合では、目前の未熟な思考体系から事件を起こすように、大衆は感じるかも知れませんが、矢張り、表面的な心、表面的な行動も、全てが、本人の心の潜在意識と無意識に<<裏打ちされている>>ものです。

 

 マスコミでは、<<親が、悪い>>とは、絶対に言えないでしょう。

彼等が、人間の「会話」・「行動」・「心」について、明確に勉強していませんから・・・。

しかし、「犯罪」の起こった直後に、当方にインタ―ビュされても、<<犯罪者の親が悪いとは>>間違いなく判断をしていても、「犯罪」の直後に<<親が、悪い・・、親の育て方が悪い>>と、非難できないでしょう。プロの心理士でも口を開いて断言するのは、T,P、O,からいって、公言するのは躊躇します。

親が、自分達の心、「親と子の心の絡み具合」について、勉強していない場合が多いですよ。

普通の心理学者でさえも、<<臨床心理>>を自分で体験していないと、学んだだけでは理解できないのが、「親と子の心の絡み具合」です。  

<<家族・親子>>親と子(追加編)5

2009 年 10 月 13 日 火曜日

 人間世界って、面白いです。

親と子の関係は、大変ですよ。

子供にとって、親の顔を知らないと、大変です。

幼い時に、どんなに頑張って俗世間で出世しても、潜在意識とか無意識の世界では、心の葛藤を残しています。

当方から、皆様に伝えますと、{{学問馬鹿}}とも言います。

また、単なる{{学問馬鹿}}ですめば良いのですが、一般常識に欠ける人達が多いです。

当人は、そんな状態で満足していても、当人の周囲は大変に困ります。

 

 世の中で大事なもの、それは、人によって自己主張では、随分と違いますが、自分の周りの人達に<<迷惑がかからない>>ように生活して欲しいものです。

当方では、随分と長い間、「心理療法」を行ってきましたが、人間の最低限の生活についてですが、「働かざる者は、食うべからず」だと言う人間世界での<<鉄則>>が有ります。

人間社会で人間の生活、自分の生活に<<適応できていない人達>>は、必ず、自分の心の中に{不満}・{不平}・{嫉妬}・{妬み}・{寂しさ}・{孤独}・{恨み}・{憎しみ}、などなどの心を持っています。

 

 <<誰かに褒められたい>>、<<誰かに自分を満足させてもらいたい>>、<<誰かに可愛がってもらいたい>>などと、考えている人達が沢山と居ます。

 こんな気持ちや心構えでは、自分の人生が凄く疲れます。

自分が他者に<<役立つように>>、<<自分が他者を褒めてあげたい>>、<<自分が他者を慰めてあげたい>>、などなど、他人に対して「共感」・「受容」・「妥協」などなどの気持ちを持っていません。

他人と付き合うのに、大変に心身ともに疲労してきます。

自己中心的人間では、自分の人生を生きるのに難しいものです。

周囲の人達は、そんな自己中心的な人を好きになる筈もありません。

日常生活にても、皆から次第に{疎遠}にされます。

日常生活においても、他者から<<あまり相手にしてもらえなく>>なってしまうし、寂しくなるものです。

段々と孤独に襲われて、寂しくなってきます。

 

 自己中心的な人も、ナルシスト=自己愛型の人間も=犯罪者なども、彼等の皆が親から育てられる過程で、歪な{人}になってしまうものです。

とにかく、長期間にわたり「心理療法」に関わっていますが、全ての人間は{生い立ち}から~~{現在}まで生きて来た過程での「人格」を形成しているものです。

面白く表現しますと、「江戸の仇は、長崎で!!!」なんて言葉がありますが、過ぎた過去の{「積み残し」}を現在の生き様の中に無意識的に「「仇」」をとろうとしているのが、人間の現在の生き様ですね。            

<<家族・親子>>親と子(追加編)4

2009 年 9 月 29 日 火曜日

 親の「超自我」について、少し{{例}}をあげて話をしてみます。

このケ―スは、親の子育て、女の子を育てる場合の事です。

幼い時から、異性を警戒して、女の子が少しずつ成長します。

高等学校~短大を卒業して、実家に帰ります。

短大も自宅から通学できる範囲の、地域です。

学校を卒業して、就労しても親の監視、両親の監視が特別に強くて娘さんの自由は全くありませんでした。

就労して、会社のコンパがあってから、自宅に遅く戻ると、両親が玄関で待ち構えていて<<鬼のように、子供に向かって叱る>>のです。

夜間の遅くまで、何処で、何を、どんな風に時間を過ごしていたかとか、子供さんを責め立てるのです。

 

 子供さんは、幼い頃から親の「超自我」に強迫されて育っています。

思春期になっても、まだまだ、親から監視されて身動きできない<<心の状態>>になっています。

その後、親や親の知人の世話で結婚しました。

運悪く結婚したが、男性は女性に対して欲望を持たない男性でした。

いや、{性への欲望、女性への欲望}はあった筈ですが、矢張り、男性にも{生い立ち}があって、女性をもてなす事に苦手な男性でした。

そう、3年間が過ぎても、全く夜の{お勤め}は無いのです。

女性は、随分と我慢を重ねて来ましたが、どうしようもなくて、{うつ病}になってしまいました。

実家からは、帰っておいで、なんて言ってもらえなくて、心身ともに疲れ果ててしまいました。

当方、男性も「心理療法」を受けてくれないと、上手に解決はできないと親に伝えたのですが、駄目でした。

親の言いぶんは、見かけだけで判断して、相手の男性は立派な人、学歴もあるし、何も言い分、文句は無い筈だと言うのでした。

 

 当方、ここで<<何を皆さんに伝えたかった>>ですね。

子供の幼い時に、親から組み込みこまれた思い・考え方が、凄く怖いのです。

幼い時の子供に植え込まれた考え方は、親の考え方が押し込まれて、子供が成長しても自由になれないと言いたいのです。

親の考え方ですが、子供にとっては「超自我」と言いまして、出来る事なら、子供達が小さい頃から、出来るだけ自由に育てたいものです。

当たらず、触れず、などとも言えるくらいです。

親の干渉の仕方、その程度、方法、などが、重要です。   

<<家族・親子>>親と子(追加編)3

2009 年 9 月 24 日 木曜日

「心」って、面白いですよ。

勿論、自分が勉強してみないと、その{面白さ}も分からないでしょうが・・・。

自分の心の「カラクリ」が見えてから、初めて、他者の心が読めるようになります。

自分の「心」が読めると、他者の「心」も読めるものです。

ですが、中途半端に「心」が見えても、他者の心を見抜くのは相当に自己の心を鍛錬しないと、難しいですね。 

 

 小学高学年や中学校や20歳代でも、対人関係や環境不適応症などの場合では、心の状態は結構と<<歪になって>>いますから、自分一人では歪な心を解くのが困難です。

親と一緒に「心理療法」を受ければ、先ずは、親の心が変わります。

「親が変われば、子は変わる」ってのは、100%間違いありません。

だから、親が子供の病気や「会話」や「行動」などで悩む場合では、子供よりも、先に、親が「心理療法」を体験してみるのが、最大に重要であり必要なのです。

繰り返して、言いますよ。

「親が変われば、子は変わる」って、言葉です。

何度も、繰り返していますが、真実なる「言葉」です。

 

 当方、随分と「心理療法」を長く続けていますが、親と子の関係は絶対に切っては駄目ですね。

この事は、しっかりと、親が<<頭に入れて>>おいて下さい。

親が、子供に対して、自分の心を変えなければいけません。

親の心が変われば、子供達は素早く<<親の心が変わった>>のを見抜いてくれて、子供達(大きな大人でも・・・)の心が良い方に変化するものです。

子供が、それなりに、親の心が変わったのを知ると、自分の心も気楽になって余分な行動を起こすのも中止します。

何時も、子供は親の「超自我」が邪魔??になっている場合が多いです。

自分の人生を生きるには、自分の目前の状況を判断して自分で決定して生きるのが良いです。

 

 親から教えられた通りの同じ状況は、絶対に無い訳です。

親から教えられたのに似た状況はありますが、場所も違い次代も違います。

時は過ぎて行き、場面も同じように見えても、違うものです。

そうであるから、あまり子供達が小さい頃から、子供達がストレスにならないように注意深く育てる必要があります。

子供達には、大人の世界というか社会については、全く知らないし理解できないものです。

よく、子供達のために、親が考えます。

子供が大人になった時に苦労しないように、子供達に親の{{先入観}}を植え込むのです。

この{{先入観}}が、凄く怖いのです。