‘家族・親子’ カテゴリーのアーカイブ

<<家族・親子>>親と子(続編)2

2010 年 1 月 22 日 金曜日

 当方へは、登校拒否、拒食&過食、不安神経症、自律神経失調症、心身症、うつ病、出勤拒否、などなどの方達が悩んで来られます。

当方では、積極的に{{うつ病者}}への「「心理療法」」に関わっています。

何故かというと、そう、{{うつ病者}}の悩む心は矯正してあげて、悩まない人間にしてあげれば良いだけですから。

人間、自分の{{心}}さえ、悩まない・苦しまない・嘆かない・不満を持たない・不平を抱えない・劣等感を持たない・嫉妬しない・恨まない・憎まない・、などの{{心}}になっていれば良いだけなのです。

なのに、人間って、大変な生き物です。

エゴイスト、ナルシスト、そんな{{心・性格・人格}}の人達が多すぎます。

 

 人間世界で生きる「大原則」が有りますが、皆様に伝えておきます。

眼前の他者や環境&現象&状況に対して、マイナスの感情や・気持ちを持たない人間として生きる事です。

そうは言っても、人の{{心}}は、その人の{生い立ちの過程}で作られていきますから、眼前の{{心・性格・人格}}を治そうと考えても、簡単には変革されません。

「顕在意識=現在意識」、「潜在意識」、「無意識」などの心の世界、或いは、「深層心理」と言う言葉がありますが、このあたりが理解できるかどうかです。

 

 自分の子供達、いや、大人もいますが、悩んでどうにもならない時は、親の出番が絶対に必要なのです。

親が、育てる段階で子供達の性格・人格を造りあげてしまいます。

親が、自分の子供達に<<如何に、何処何処で、何時・・のT・P・O>>が大事です。

悪くいけば、子供達の心は歪にもなるし、俗世間で生きる事に疲れ果ててしまいます。

万一、子供達が自分の親にたいして、マイナスの感情を持ったままで育つと<現在の周囲の人達にも、直ぐに、不満を持って>しまいます。

そんな子供達に{過去の生い立ちでの「心」がつくられたのを、十二分に知って欲しいもの}}です。

 

 そうは言っても、俗世間の親達は、子育てについて<<自分の間違い>>を、なかなかと認めませんから、大変に悩める子供達〈大人も含めて〉は困ります。

自分達の気持ちで何とか回復しようと考えても、親の一言で簡単に<<心は、崩壊>>します。

人間の{{心の「再生」・「回向」・「新生」}}には、親と子供達の{{過去での、心の「「和解」」が最大に重要}}です。

随分と長期間、「心理療法」に関わっていないと、理解できない世界があるものです。

現在の親の心と現在の子供の心が<<和解するためには、互いの過去での和解がない>>と駄目なのです。       

<<親子・家族>>親と子(続編)1

2010 年 1 月 20 日 水曜日

 最近は、親子で来所される回数も増えてきました。或いは、子供が動いてくれないので、親が相談にきました、というのです。

子供の心の問題は、登校拒否、非行、いじめ、引きこもり、ニ―ト、フリ―タ―、不安神経症、心身症、うつ病、などなどですね。

俗に、あの人は大人しい・・・と言われている人にも要注意です。

大人しいと言われる人は、一見、あまり口数が多くないので、静かで賢そうには見えます。

 心の世界、人の心の動きを勉強されている人達は少ないから、一般に皆が{静かで口数も少ない人}をみて、本当に賢そうにみえますし、どちらかと言えば、周囲から褒められる人です。そのうちに、長く観察していれば、正体もバレテ来ますが、心のプロの人が見ないと、本当の彼らの心・性格・人格を、喝破できる人は少ないですね。

 

 子供さんの{登校拒否}や{引きこもり}の相談では、多くの場合で、この子を治そうと考えています。そんな考え方を持つ事は重要なのですが、チョッピリと違う思考体系も重要です。

正反対の、考え方が必要なのです。

 一言で言えば、「親が変わる、事、これだけです」ね。

親が自分の心を変えないと、悩み苦しむ子供達の心は、決して治るものではないのです。

長い間、心理療法に係わっていますが、常に、親は子供を治そうと考えます。しかも自分が子供の心に一緒に参加しなければならないのですが、親はこの事実を考えていないのだから大変に親の問題があります。

 

 子供を治そうと思うのは、良いのですが、心の方向性が問題です。親が先に、「心理療法」を受けて人生勉強をしていますと、子供が心の底で<何を考えている>のかが見えてきますので、子供への関わり方が体得できます。「親が変われば、子は変わる」、本当なのです。

 時には、悲しい事に、こんな風に言われる親に出会います。「子が変わらなければ、親は変わらない」と言うのです。どちらが、先に、この世に出て来たのか分かっていなければ・・悲しくて情けない親です。

人間の心の成長は、既に、学校に入る前くらいには、完成してきています。祖父母、両親の心の伝播が、子供の姿です。

子供は勉強ができるから、大丈夫などと思ったら後で{大変な事柄}も発生する場合がありますね。

 

 学校の先生と、親の所(家族)で過ごす時間は、どちらが多いですか・・、家族の時間の方が多い筈でしょう。親が、子供にしっかりと向き合っていれば、子供の心の「異常会話」や「異常行動」や「異常な心」にも、気づくはずなのです。

 本当に、真剣に子供の心や会話や行動を治そうと考えれば、親から{先に、心理療法を受ける}べきでしょう。

或いは、親と子が一緒に、同時に「「心理療法」」を受けるのが望ましいです。

長期間、{引きこもり}などの、子供さんでは、親が心理療法を一緒に<受けよう>と伝えても、子供の耳に入らないし理解してくれませんし、背中を向けるだけの子供となります。

 

 親から先に、「「心理療法」」を受けましょう。

<<家族・親子>>親と子(追加編)10

2009 年 11 月 2 日 月曜日

 人間の異常「会話」・「行動」・「心」の問題は、必ず、その人達の親が悪いのです。

極稀に、親の子育ては<<あまり間違っていない場合も>>あるでしょうが・・・・。

親から離れた後に、余程に大変な心の外傷体験を他人から受けたり、転変地位とか戦争とか、悲しい辛い大変な事柄に遭遇すれば、生い立ちを上手に育てられた人の心も<<変化する>>場合もあるでしょう。

親が、どんなに上手に育てても、後々になって<<人間の心も>>悪い方へ変わって行く場合もあるものです。

それでも、両親の育て方が良く、それなりに、子供達も親への「「恩」」と親への「「感謝」」を感じる能力さえ有れば、子供の「心」は大きく捩れる事はありませんね。

 

 子供達の問題は、確実に<<親が、悪い>>ですよ。

当方の{{閲覧文}}だけ読んでも、悲しい事に当方の伝えている<<意味が理解できない>>でしょう。

自分の子供達に、色々様々な問題が起これば、親から「心理療法」を受ける事ですね。

これだけは、当方が長年月間に渡り「心理療法」に関わって来ましたが、当方の行き着いた、辿り着いた結論で、「「親から心理療法を受けて」」みれば、「親が、悪い」と、親は自分の{{間違い}}を理解して子供達に謝罪できるものです。

この「「親の、子供達への謝罪」」が、子供達にとっては最大に重要です。

 

 当方が何時も言っているのは、この事で、問題解決には{{過去の、親と子の心の和解}}だということです。

親が、自分と子供の過去の出来事について明確にその出来事の記憶を回想できている事が重要です。

何となく漠然と子供に謝罪しただけでは、子供達には「「謝罪」」の意味が理解できません。

親が自分と子供の過去の出来事の内容を、具体的に子供に謝罪が出来るかどうかが、重要なのです。

子供の真実なる心の「「再生」」・「「回向」」・「「新生」」は、これだけしかないみたいです。

ここまで来れば、子供達にとっては、この親の「「超自我」」が薄くなっていくか、消えていくものでもあります。

 

 子供達が、「心理療法」をうけなくても、子供達にとって、親の「「超自我」」が無くなっていくので、子供達の心は穏やかになり<<俗世間で事件や犯罪などを>>起す事は無くなるでしょう。

また、親の「「超自我」」が外れれば、子供達は気楽になり、親から「「愛を得たい&親が憎い」」などの強度のアンビバレンスが消失しますので、子供達は自分で、<<所謂、正常な判断>>をするようになります。

親と子{追加編}の{{閲覧文}の最後として、親が「心理療法」を受ける事が最大に重要だと伝えておきますが、可能であれば、子供達の記憶の場所、頭の海馬での記憶を綺麗にしておくために、子供も「心理療法」が重要だと知らせておきます。 

<<家族・親子>>親と子(追加編)9

2009 年 10 月 23 日 金曜日

 親の子育てって、真実に難しいです。

親が、自分が怠けて育って後悔したりしている場合も沢山と有ります。

こんな風な自分にはなるのではなかった、などと自分自身が「劣等感」を持って日常生活を送っている人達が、何と多い事かと思わされます。

自分が自分の人生で<失敗したから、子供達を育てる時に、その失敗の事柄を>自分の現状を、子供に託そうとする場合が非常に多いです。

また、自分の地位はこれだけ有るのだから、自分の子供達も同じ様に育てたい、などと考えて猛烈に教育を強制する場合もあります。

 

 どちらの場合でも、自分の子供達に逆に裏切られて、などと言うと表現が悪いでしょうが、現実に全くその{通り}なのです。

裏切られて、反発されて{引きこもり}になったり{出勤拒否}になったり、場合によっては、自分の子供さんに殺されるケ―スもあります。

幼い子供達には幼い子供達と遊ぶ機会も与えてあげないと、後々になって{{災い}}が起きるものです。

そのような状態が、子供達が大人になった時、表出されて来る場合が多いものです。

そんな時に、親が如何なる手段を考えても、簡単に子供達の心や考え方は、変わらないものです。

 

 親、親の問題が有るものです。

親が、そんな子供達の心の深層心理を読めるようになるのが、理想的なのですが、親は子供達の{{心の捩れ}の原因を知っていません。

親達が、子供の{心の捩れ}は何故に起こったのかを勉強しないと駄目です。

心理士を訪ねて、心理士から<<斯く斯く云々と言われて、受け売り言葉>>を子供達に話しても意味が無いものです。

しばしばと、当方に訪れて来た親達から、質問されます。

子供達に親から如何に話すか、その言葉をどうして教えてくれないのですか、本当に当方は辛い程、質問を受けます。

 

 人間って、買い言葉を他人に<<売っても>>、他人にはその言葉の意味が伝わりませんよ、絶対に{{言葉の内容}}は伝わりません。

親の言葉が子供達に伝わるのであれば、「非行」や「登校拒否」や「拒食や過食」や「いじめ」などは、人間社会で起こりっこありません。

何度説明しても、理解できない親達が居ますから、悲しくなります。

親の<<育て方>>が、悪いのだと教えても、親は自分が<<正しい、子供が悪い>>と考えており、当方の話の理解をしようとしないです。

何処までも、親は<<自分達の子育ての方法は>>間違っていないと、信じています。

親の「心理療法」の体験が先に大事ですね。    

<<家族・親子>>親と子(追加編)8

2009 年 10 月 20 日 火曜日

 しっかりと、人間世界を眺めていますと、貧困の国ほど「事件」や「犯罪」は少ないのでは・・と感じます。

勿論、例外は有ります。

貧困のために、衣食住ができなくて、他者の物を略奪したり、略奪したりだけで終わらずに殺人にまで至る場合もあります。

そんな貧困の国で俗世間が混沌として、どうしょうもない程に乱れた国・社会もありますが、そんな国々は例外としておきます。

 

 貧困の国と言っても、開発途上国、或いは、未開地の国々では、人間の心はまだまだ<あまり汚れて>はいません。

(何度も伝えますが、どんな状況にありましても、例外の場合はあります。)。

しかし、未開地では、子供ながらに格別に求める物品は無いです。

素朴な{遊び}をして、毎日を過ごして生きているか、さもなければ、食べるにも精一杯でお腹も満足しない状態で、それでも一日を悲しいとも思わずに生きているでしょう。

親も親で、日々子供のお腹を満たすのに精一杯の生活でしょう。

普通であれば、他者から物品を盗んで殺生をして生きる、なんて考えませんよ。

近所同士で、懸命に生きているでしょう。

 

 国々の状況で確実に違うのは、軍国主義の国々では、幼い時から銃砲などを背負わされて、相手の他者を殺すように教育されている場合もあります。

そんな環境が、一生続く国であればこそ、そんな教育が成り立ちます。

子供達は、幼い時から教育すれば<どんな人間にでも>なるものです。

大人になれば、自由に何をして生きていっても良い国々では、子供達が大人になった時には、必ず、反発心が湧き上がって来て、歪な人間になってしまいます。

強力な教育&教え込みなどをして、大人に成長した時に、もう、自由だよと言ってあげても、手遅れになる場合が多いですし、無理ですね、

どのくらい、早く、自由にしてあげるか、が、問題となるでしょう。

 

 心の成長、人間の人格と言うものは、幼い時から植え込まれた{心}は、そんなに簡単に変わりません。

何度も繰り返しますが、幼い時に随分と勉強が出来ても、大きくなってみれば、二重人格の人間になっていたと言う場合が沢山とあります。

人間って、本当に怖いです。

学問と一般常識が、両方とも十分に育まれる事は、非常に少ないです。

当方は長年月間にわたり、「心理療法」を行ってきましたが、エリ―ト高校を一番で卒業してエリ―ト大学に現役で入学して大学院にまで行った人達で、人間的にはあまりにも、不思議な程に、可笑しい人達が居ます。

「心理療法」の体験が、重要です。