‘家族・親子’ カテゴリーのアーカイブ

<<家族・親子>>親と子の心(2)・・・・事件・犯罪

2009 年 8 月 24 日 月曜日

 さて、新生児として此の世に、誕生してきます。

母親のお乳を飲む事から、自分の命を維持する事に始まります。

お乳を誕生後に飲み始めるのは、遺伝子に組み込まれたものでしょう。

新生児の間に、人の「愛」・「憎」を区別する能力は未だ持っていないでしょう。

時間とともに、次第に成長して乳児となり、誕生後の8週間目には、相手が自分に対して如何な気持ちかを察すると言うくらいです。

 

 赤ちゃんが乳離れに対して、上手な乳離れが出来たか、どうかが人間の一生を左右すると考えても良いでしょう。

多分に、お乳を飲ませても、お乳を飲ませる時に、どんな状況で飲ませたか、スキンシップが有ったのか、無かったのか、また、スキンシップがあってもどんな仕方でスキンシップが有ったのか、などなどで、赤ちゃんの心の安定度は全然と違ってくるでしょう。

例えば、どんなにお乳やミルクを充分に飲ませても、スキンシップが全く無ければ、人間として成長は無理ですね。

また、人の声かけを聞かないでおれば、赤ちゃんも人間として育たないですね。

 

 昨今では、女性も社会に進出しまして、家族の中の赤ちゃんの数も随分と減っていますし、そのために人間社会の変革を求められています。

子供の数の減少で、学校の統廃合が随分と問題化して来ています。

その事で、また、先生の転勤や大学などでは、先生の数が多すぎて退職を迫られる場合もあります。

子供達、或いは、学生の数が減ると、学校への入学金も授業料も少なくなりますから、職員の給料の配分も少なくなります。

 

 現代社会では、人間の頭、即ち、大脳に入って来るストレスが様々で、多くの人がストレスに対して一応に適応できていないと感じます。

日本の国でも、昔は、家族の中に子沢山が普通でした。

大家族の形成であり、一家の主が働いていれば何とかなっていたようにも思います。

勿論、夫婦共働きの家族も有った筈ですが、まして、電気器具もなくて朝から晩まで忙しく働いていたと思います。

唯、唯、それだけで、あまり余分な心の葛藤は無かったのでは、ないでしょうか。

 

 {姑の嫁いびり}が、盛んだった頃ですね。

現代では、逆なのです。

{嫁の姑いびり}ですよ。

そして、今の母親にも、子供達にも、格別に、子供達は社会の中で仕事の中で必要に応じて携帯電話を持っている訳でもありません。

パソコンも、絶対に子供達には、人間社会で生きるために必要な器具ではありません。

乳離れから、赤ちゃん育てが益々難しくなります。   

<<家族・親子>>親と子の心(1)・・・・事件・犯罪

2009 年 8 月 21 日 金曜日

 <<<<まず、総論として>>>

此の世で、何故、人間は{事件}や{犯罪}を起こすのでしょう。

答えは、簡単です。

母親の{胎内}にいる間の胎児への、心の伝播は詳細には説明できないでしょう。

ですが、推定は可能です。

胎内に胎児がいる間に、母親が神経質で脈拍の変動は呼吸の変動を突然に起こしたり、或いは、持続的にでも異常な早い脈や早い呼吸で続いていると、必ず、胎児にも悪い方へ影響する筈です。

 

 血液から見れば、胎児としている間に、母親の病気として、糖尿病や高血圧や喫煙など、また、病気によって高熱などが続くと、胎児の心に何らかの影響を及ぼすでしょう。

誕生時に、先天性の赤ちゃんとして誕生して来るケ―スもあり、大変であろう事は言うまでもないでしょう。

一方で、生まれながらに、先天性疾患で思考能力を持てない人達も居られます。

親の苦労も大変な<<悩み・苦しみ>>の荷物を背負います。

こんな場合では、親がどれほど親の責任として<<荷物を背負う能力が必要で重要か>>などなどにも、関わって来るでしょう。

こんな時でも、親の考える能力さえ十分であれば、大変な荷物を背負いながらも、親自身の荷物の負担の感じ方も違うのでしょう。

 

 上記のような場合は、ここでは別にしておきましょう。

胎児から、新生児として誕生してきますが、誕生に関しては母親も随分と心の葛藤を持つでしょう。

昨今では、胎児として居る時に、胎児が異常胎児か、遺伝子的にも身体的にも、如何な状態かを随分と診断できるようにはなっています。

しかし、こんな状況、胎児として母親の胎内に居る時に、遺伝子を検査する事がどんなものか、<<善と悪の判断>>も沢山の人々の間で判断と判定が分かれています。

検査する事が、人工的流産にも関わってくる場合もあります。

これは、人間全体としての見地から見れば、人間の{優越}と{劣等}を完全に分ける事実につながるのではないかという事ですね。

 

 この地球上から、優勢な優越な人間だけを育てる思想にならないのかという問題です。

 人間として人の生命を何処まで、維持してサポ―トをするのか、しないかの問題が絡まってきます。

これは、高齢者の認知症状や、更に、高齢者の身体状況を見て、病状がひどい場合であれば、どこら辺まで治療を継続するかなどにも、治療者としては考え込んでしまいます。

人間、一体に、何歳まで生きれば、認知症状が絡んで体力も衰弱した場合、何処まで治療して何処まで生命を延長させるかでも、悩むはずでしょう。

<<家族・親子>>「親殺し」(10)

2007 年 8 月 10 日 金曜日

 勿論の事、普通の人格、二重人格、境界例、多重人格、などの人達も、それぞれの原因によって、親への憎しみや怨念が強くなって、パニックになった時は、このような事件を起こすでしょう。

 

 但し、境界例者は、直接に親へは殺生をしない!!!

普通は、境界例者は、あまりにも気が小さくて、親には結構と反抗するが、直接に親へ危害を与える行動、例えば、親を棒や物を持って、或いは、刃物で親を殺すとか、などの行動は少ないようです。

 境界例者は、親を傷つけて殺したら<自分が食にありつけない>、<自分一人では生きられない>事などは、意外と頭の中では計算をしている。

そんな事柄には、気づくが、突然にパニックとなれば、後は、思考形態は滅茶苦茶です。

間接的には、自分の親に<これ見よがし>に反抗する。

 直接に、親を叩いたり、刃物を持っても、親に向かって切りつける事は、殆ど無いと言って良いのではないでしょうか。

むしろ、自傷行為の方が多いと思われます。

そして、限りなく心の荒れた状況を呈した後には、ぼんやりとしているか、また、自分に何も無かったような態度をとる事が多いようです。

 

 したがって、本当に{親殺し}となると、境界例者ではなくて、人格の非常に未熟な人達、自己同一性障害、強度の人格障害、二重人格となって来るでしょう。

いずれにしても、親の<子育ての>問題が絡んでくる。

 <子育て>って、真に、難しいものです。

子供が、自分の親を殺すのは、親の子育て、子供の誕生~現在までの過去の心が原因であります。{三つ子の魂百までもですね。}

(親が、自分の子供を殺すのも、親の生い立ちの心に<根っこの心>が動いている。)

 

 親は、子供達が、育つ過程で、心の葛藤を沢山と抱えないで、育って欲しいとは願っていますね。

時代の流れ、社会の流れで、世間の金銭と物についての考え方も随分と歪になって来た。

 人の心、親も子も、心は歪になってきているので、本当に人生は大変になったように思われます。

しかし、世の中が大変な時代、難しい時代になったから、仕方がないのでは、とは言っておられないでしょう。

 

 願わくば、親の子育てが上手になって欲しいですね。

親が、子供に背中を見せるだけで、育つことは、現在社会ではありえません。

どんなに親が働く背中を見せても、子供達は上手く育ちません。

 子供達が誕生した時から、可能な限り上手な子育てをし、親と子供が団欒の出来る生活を持ちながら、子供達が育って欲しいと思います。

子供達は、<会話にしても、行動にしても、心にしても>案外と親の気づかない演技をしながら育つ場合もあるので注意が必要でしょう。 

 

 子供の「親殺し」、親の「虐待」が起きないためにも、親自身も注意して子供を育てるべきです。

<<家族・親子>>「親殺し」(9)

2007 年 8 月 9 日 木曜日

 何事も、理由なくして犯罪や事件は起こりません。

 

 子供達、或いは、大人でも、犯罪や事件を起こす人達は、その人達の<生い立ちの心>に原因があります。

自分は、<生い立ちの心>には、原因は無いよと自己主張する人達も、自分の現在の心が、自分の過去の心に裏打ちされている、また、過去の心に強迫されている事に気づいていませんね。

「親殺し」って言いますが!!!

何も理由が無くて、起こるのではなくて、理由というか、それなりの原因があるからこそ、犯罪や事件、異常な行動が起きるのです。

親の子に対する{虐待}なども、完全なる原因がありますね・・・・・。

 

 最近に起こった{親殺し}の事件ですね。

 

 マスコミでは、当人は<殺すのは誰でも良かった>と言っているみたいですが、みなさんは、当人の心を明確に理解していませんね。

あくまでも、<親が憎い>、親が憎くて我慢できない。

でも、本来的には、親の{愛情}を沢山と望んでいた筈です。

しかし、親は理解できませんでした。

 

 親は、世の中の他者に比較すると、精神的に心の捩れた、社会適応性が無かった事には気づいていた筈なのです。

例えば、高校生であれば、高校生なりに<同年代の子供>と同じ生活が、できていなかった事に、親は多分に<心が焦って>いたでしょう。

何とか、どうにかしてやろうと、思っていた可能性もあります。

 

 ですが、残念な事に、親自身が<子育てで>間違えた事には気づいていなかった。

親が、自分の子育てが間違っている事に、真実に気づいていれば、今までの過去とは違った態度で、子供に対応していた筈ですね。

親の態度に変化があれば、事件は起こらなかったのです。

子供は未熟すぎて、どちらかと言えば{境界例}に近いが{境界例}ではない!!!

 

 人格が未熟過ぎると、自分のやった事件や犯罪についても、自分の過去の行動は<全てが、今の自分の意識>から切り離される。

どんなに凶暴に行動していても、価値観も善悪も理解できないので、自分とは一体にどんな人間なのか、全く、知っていないし、知る能力もない。

 

親でなくても、誰でも良かったと言っているが、あくまでも目的は親であり、親に犯行を出来なかったら、他の誰でも良かった、だけです。

 

 あくまでも、目的は<親であった>筈です。

親への{怨念}の心が動いていたと思われるし、ある時には忘れていた筈。

自己同一性障害、未熟な人格障害、二重人格にもなってくる。

 

 どんな人達であれ、人格の水準の差は、常に人に付き纏うものです。

<<家族・親子>>「親殺し」(8)

2007 年 8 月 7 日 火曜日

 親が、自分の子供から殺されないための{情報}を、伝えておきます。

 

 子供は、自分の子供ですが、自分の道具にしない事です。

自分の子供として、誕生させた以上は、子育てについても真剣に育てる事です。

真剣に育てるという事は、勉強、勉強と、勉強だけを強いるのではありません。

子供達には、それぞれの年齢に応じた価値観がありますので、子供達が何を考えているのかを、子供達に気づかれないように観察も必要ですね。

 

 過剰な放任もいけません。

{鍵っ子}も、だめですね。

ある程度、運が良くて、子供達が<親を反面教師>として何とか、自分の目の前をコントロ―ルできている間は良いのですが、一度でも自分の進む人生で壁に衝突すると、嘆き苦しむでしょう。

親の、育て方が、悪かったと思うのですね。

確かに、出世する人達も居ますが、<生い立ち>にて、親と自分の子供との間に<良き心のつながり>があるのか、確認が重要ですね。

 

 現在は、ITなどと言って情報が沢山と有りすぎて、大人の{人生での遊び方}も随分と変化しましたが、子供達には{何が人生}かが、全く理解できにくい状態となっています。

 親が、一生懸命に働いていれば、良いというものではありません。

親は、働く背中を見せていれば、良い訳ではありません。

子供達の幼い時から、厳密に見つめれば<胎教>から入らないと仕方がありません。

でも、ここまで遡っても、なかなか皆さんには伝わりません。

 

 「三つ子の魂、百まで」、「親の因果が、子に報い」などの言葉がありますが、正に<その通り>ですね。

三つ子の魂は、昔は数え年でしたから、現在では、2歳まで、ですね。

なかなか、見えない世界でしょうが、新生児~乳児~幼児までも、その人の人生では、無意識ではあっても、大変な、<心の負荷>を背負い歩くものです。

 

 現在の親は、必ず、子供達に自分の<お腹を真正面>から見せて生きるべきです。

また、子供達の言い分も聞いてあげる事が物凄く大切です。

とにかく、親が子供達に対して、ある意味では<カウンセリング>の能力さえ身につけなければいけない時代になっているようにも、思います。

 子供達が、幼い時から、自分の親に向かって<話ができる能力>を身につけてやることです。

そうでないと、子供達は、自分の親に話ができない人は{親が恐くて話せない、親が何となく聞く時間を持ってくれなかった、親が居なかった、などなど}色々様々なケ―スがある筈です。

 

 親に話をしきらない子供達は、他人に対しても{熟慮しながら話ができない}ものです。

 

 {劣等感}の溜まる子供達になるので、要注意です!!