‘インターネット心理療法’ カテゴリーのアーカイブ

<<インターネット心理療法>>(13)

2006 年 6 月 3 日 土曜日

 唯、唯、ひたすらに自分の過去を振り返る事ですね。

最初は、自分流の「自己分析」と言っても良いでしょう、過去から現在までの歩いて来た軌跡を辿ることをして行きます。

その後、客観的な「自己分析」をする事になります。

最初の「自己分析」では、様々な事柄を思い出すでしょう。

 

 人間、人生を生きるのに、喜・怒・哀・楽、楽しい事や悲しい事、また、辛い思い出などがあるでしょう。

そのまま、自分の心の底で葛藤を持ちながら、気づかないで生きているのです。

本格的な「心理療法」を受けた体験のある人達は、自分の心の底で動いている{抱えて生きて来た過去の本当のストレス}に気づきます。

 

 親に自分の心を分って欲しい・・・だけど理解してくれない・・・、と嘆いている子供さん達を沢山と見ます。

幼稚園児や小学低学年では仕方ありませんが・・・。

ある年齢になれば親は親なりの人生観しか持たないのですから、そんな子供の心を充分に知って欲しいものです。

心理士から子供達に「親とはこんなものですよ」、「親の心を超えなければ・・・」、「親の気持ちを分ってあげて下さい」、「親も悲しんで苦しんで生きていますよ・・・」、などと教えてあげてもどうしようもありません。

 

 当方では、親が「心理療法」を受ける事が、物凄く大切だと断言しています。

世間の親達は、自分の考えている事が間違いないと思っています・・・怖いですね。

どんなに子育てが間違っていても「自分の育て方は正しい」と言うのですから、何とも情けない話です。

ここでは、何処までも子供さん(大人であっても)が悩むのは、親の因果を引いているので、親から「心理療法」を絶対に受けるべきだと言っているのです。

子供の言い分を聞いてくれない“頑固な親”が沢山と居ます。

どんなに頼っても“理解してくれない親”が此の世には居るものです。

真に悲しい事実なのですが、{親と子供・子供と親の心の仕組み}を心理士がどんなに説明しても“分ってくれない親”が居るものです。

 

 ある程度の年齢の人達、中学生高校生、大学生や就労している人、それ以上の人達も含めて、「インターネット心理療法」を体験し、精神・心の成長を学習する事を考えましょう。

子供達も、ある程度の年齢になれば、自分から人生の勉強{人間学}を学ばなければ仕方がないようです。

 

これは宗教ではありません。

純粋な「心理療法」です。

<<インターネット心理療法>>(12)

2006 年 6 月 2 日 金曜日

 日本の何処の場所でも、また、世界各地の色々な場所でも、次の事柄は大体同じものである。

人の心が病んでいる時に、先ずは誰を治療に導くか。

親の心が病んでいる時は、必ず子供も悩むものである。

 

 子供が<自分の親を、反面教師>と考えて精神的成長をした積もりでも、また、上手く人生を生きていると考えていても、何処かで必ず「精神の脆弱さ」を抱えているものであろう。

悩んだ時に自分一人の力で這い上がる事が出来る人は、皆無と言っていい程である。

確かに、自分一人で精神の危機を通り抜けたにせよ、また、自分がその様に信じていたとしても“心の勉強”は足りていない。

自分自身で充分に納得した積もりでも、他者から見るとそうでない事が沢山とあるものだ。

 お金や地位、名誉をどんなに得たにしろ、心の奥底では<心の貧弱さが動いている>場合が数々と見られる。

何を言いたかったかと言えば、“親が子育てについては「自分は間違っていない」”と考えても駄目だという事である。

親が本当に子育てについて{悟る}事が出来れば、子供は病んだ心から開放されるものである。

 

 人間は、実に大変である。

何時も自分が一番に真面目だと思っている。

真実に真面目な人であれば、確かにそう思っても良いのであるが・・・。

真面目でない人、悪い人達が「自分は真面目だ」と思って暮らしているので一大事なのである。

 心の底から、本当に突き詰めて考える事である。

「自分は真面目だ」と思っている人達程、人生を生きる事に苦労するであろう。

心の底では“自分の心が濁っている”事に気づかないので大変である。

 

 両親に対して、或いは、自分を育ててくれた人に対して<不平や不満など>を持っていない人達は、人生の何処でも如何なる時でも悩まずに生きて行けるものである。

 人間の心の解決については、自分の{生い立ちの心を正す事}である。

現在の心をどんなに解決しようと思っても解決には繋がらない。

未来がストレスになって立ちはだかる。

親が人生を理解する事、特に子育てについて悟ってくれなければ、子供(大人の場合もある・・・)は自分で人生を生きる力というか、“力量”がついて行かない。

 祖父母、両父母、子供、孫、など・・・何処の世代で<あまり良好でない心の伝播>を切っていく事、分り易く言えば“どの世代で「因縁切り」をするか”なのである。

 

 悩む人は、親に頼らず自分で“人生の悟り”を得なければならない場合もあるでしょう。

悩める人は、「インターネット心理療法」を体験すれば理解できるしょう。

<<インターネット心理療法>>(11)

2006 年 5 月 31 日 水曜日

 病院に行かなくても心の悩みや苦しみから<脱出できる>ものです。

急性期のうつ病症状や強度のパニック状況では、とりあえず内服を勧めますが、少しでも落ち着けば今度は「心理療法」の方が大切なのです。

 

 自分の心の{器}が大きくならなければ、薬の効果も悪いものです。

自分の心の状態が良好でないと、内服薬の本当の効果を発揮出来ません。

 

 「過去を振り返らないで前だけを向いて生きて下さい」なんて、言う人達を見る事がたまにありますが“冗談も程々にして”と考えます。

現在の悩み・苦しみ・悲しさ・やきもち・嫉妬・孤独感・劣等感・不平・不満・怒り、などは、全てが自分の生い立ちの心で作り上げているものです。

 自分の過去の心が、全ての心の基盤となっています。

ピラミッドの様に三角形で、過去の心が大きく底に座っています。

自分の過去の底の心を知らなければ、現在の自分が“過去の心から動かされている事”は理解出来ないでしょう。

 

 自分の心の探検とは楽しいものです。

心の上に被さった曇りがスーっと消え青空の様に晴れて、心が楽しく自由になって行きますから嬉しいですよ。

本来的には、親も親なりの苦労を背負い込んだまま成長していますので、親は“自分の心が正しい”と考えているから大変なのです。

親が鈍感な場合も多々ありますね。

実に悲しい事ですが「これが人生、親と子の因縁」と言うものでしょう。

時々ですが、実に賢くない親に巡り合います。

 

 子供もある程度の年齢になれば、精神的にも肉体的にも大人になる必要があります。 

時には、親が理解を示してくれなければ、子供は自分で努力して“精神的に大人になるため”に人間学を勉強する必要が有ります。

心の学習が人生の中で一番に大切だと考えます。

 どうせ人生を生きるのであれば、楽しく過ごした方が良いですね。

気楽に悩まずに人生の一生を過ごす事が出来れば、どんなにか楽しいでしょう。

 先ずは自分の過去の心を見つけ出して洗濯し、落とすべき箇所は落とすべきしょう。

「心の垢」を洗濯して落としましょう。

自分は清潔で心の中に垢は微塵も無いと思っている人も多いでしょう。

この様な考え方は怖くて大変ですね。

案外と自分の側の人達を傷つける場合も出て来るのです。

 

 自分は“真面目な人間だ”と思わない事が出来れば良いのですが、「心理療法」の体験の無い方達には理解が不可能かも知れません。

悩み苦しみ悲しみなどを、感じる人達は、是非とも「インターネット心理療法」の体験をされれば、自分の心は、きっと良い方向へと変革されるでしょう。

<<インターネット心理療法>>(10)

2006 年 5 月 30 日 火曜日

 現在では「インターネット心理療法」が、本格的に受けられるようになっています。

今までは、病院などに行き薬を投薬され、その薬にしがみ付き内服していました。

皆が薬を服用しているだけで、いたずらに時間は流れて行きます。

そこには精神の成長は無かった筈ですね。

人生の道で迷い込んだ時に、自分の力だけで出口を探して外へ出ることは本当に困難なのです。

 

 (8)(9)では、「親が変わらなければ子供達の精神は変わらない」と、述べました。

これは、人間の親と子の心の交わりを原点に戻した上で、子供(大人になった人もいるが・・・)が、幼少期からの親との間での心の交流が再開できた時に、「子供達が大人になる勇気を持つ事が可能となる」ものです。

そこで「親の心が大事ですよと」伝えたのは、親が子供の精神状態の場所にまで、心と姿勢・態勢を落とす事が最重要なのです。

 

 人生というか、人間社会に生きていると、“親が悪い”と説明しても多くの親達は納得しないでしょう。

自分の過去を振り返るだけで良いのだから簡単な事なのですが・・。

「インタ―ネット心理療法」を体験して初めて当方の言っている事が理解できるものです。

 何度か繰り返しましたが、一人の人間が“人生”というか俗世間を生きる上では、職場の状況などにより、必ずと人間関係や様々な事柄でストレスがかかるものです。

自分をこの世に送り出した母と父に対して、{恩を感じる能力のある子供}は人間社会を“上手”に生きて行けるでしょう。

“上手に”と言うことは“要領よく”ではないのです。

生まれて~育つ過程で、人は自分の親に対して、不満や不平などの感情を持って育つことが普通です。

この心に気づいた子供達は、自分で変革できるものです。

ですが、その不満や不平が{どの位の量}を抱えているかが分岐点となりますね。

この様な心が全ての人間の無意識や潜在意識の中に<渦巻き>居座っています。

その様な人間が「自分は善人だ」と思っています。

怖いですね。

「自分が善人だ」と考えている人達は、自分以外の他者を何かにつけて“許す事”が出来ないものです。

他人の心を許すことが出来なければ、自分の心の中に気づかないままでストレスを抱え込み、心の葛藤は溜まって行きます。

 

 無意識と潜在意識と健在意識の心の{カラクリ}を、とことん知っている人達は素晴らしいと思います。

本当にそう感じています。

自分の心を沢山と知っている人は、自分の心を自分で自由に使いこなせるからです。

先ずは“親から”自分の心をしっかりと確認する事が必要なのですが・・・。

悲しい事にこの世の人間、誰しも親から自己探求して内省してみようとする人達が少ないです。

 

親がとことん変われば<子供は変わる>から不思議なものです。

当方にとっては不思議でも何でもありません。

 

当然子供達も反省し、心が精神的に成長します。

<<インターネット心理療法>>(9)

2006 年 5 月 27 日 土曜日

 親の考え方には次の様なものがあります。

色々とありますが少し整理してみましょう。

 

○ 親自身が育ってきた過程、幼少期~思春期~現在にかけて{心を満たせなかった}事柄を、自分の心を満たすために“子供にその部分を求めようとしている”。

自分の満たせなかった事柄を子供に求めるから大変です。

 

○ 親自身が自らの親に求められた様に、自分の地位に満足しながら“子供を自分の地位まで引き上げておこうとする”。

これも、子供は親の心にはついて行けないものです。

 

○ 親自身が、“幼少期から貧乏だった”、“不幸だった”、“自分の親の様になりたくなかった”また、“自分は幼い時に苦労したから、自分の子供もこの程度の苦労は当たり前”などと考えていると、複雑な思いで子供を育てる事になります。

 

○ 子供には自分の様に苦労しないように育てたいと考えている。

 

 親自身、幼少時に自分の親から虐待などを受けていた場合、余程注意していないと“子供を虐待してしまう”事も多くありますね。

親から虐待を受けて自分が育ったから、自分の子供にだけは<虐待しない>でおこうと考えている親は立派だと思います。

しかし実際に人間社会で、そんな親が思わぬ苦労をしていると、“気づかないままストレスを子供に持って行く”場合も多いですね。

 

 親自身、自分の親から無関心のまま成長した場合は、子育ての方法を知らないままで時間が流れる事も多いですね。

要するに、親自身が自分の親から放任主義で育った場合、どちらにでも子育ては流れるものでしょう。

子供は自分の親を{反面教師}として受け取って育つ場合であれば結構と良いのですが・・・。

親自身、自分の親が嫌いだと思い続けて育っても、同様に{反面教師}ととるか、そのまま親を恨みっぱなしで育って行くか、人生は180度変わる事があります。

親自身が、自分の親から過剰干渉で育てられた場合も矢張り紙一重で、{反面教師}ととるか、そうでないか・・・如何なる方向に流れるかでしょう。

 

いずれにしても子育てをして行く親は、自分の過去に歩いて来た心の奇跡を十二分に知っておくことが重要ですね。

親自身が「インターネット心理療法」を体験するだけで良いのです。

とにかく、親は“本当の自分の心”を、本音も建前も知っておかないと大変です。

 

 親は自分の生い立ちを熟知して、始めて子育ての{立て治し}ができるのです。