自分の過去を忘却して生きようとする人達が案外と多いですね。
自分の幼い時からの、苦い苦しい悲しい辛い思いを忘れたいと言うのです。
過去の嫌な思いなどを考えなければ、悩まないで生きて行けると考えています。
自分の過去、勿論、自分一人の過去もありますが、母親や父親や兄弟姉妹、その他の人達と一緒に居た時の嫌いな思い出などが心の底で無意識的に渦巻いています。
人の現在の心は、自分の深い心、即ち、潜在意識と無意識によって動かされて生きています。
自分の過去を知らない人達は{自分の自己像}や{自分の存在観}などについての絵を描く事は難しいでしょう。
しかし、この二つの絵が描けなければ、本当の自分を、真実なる自分を生きる事は不可能でしょう。
自分が此の世に生まれて来て、何のために生きているのか<判断できないのでは>ないでしょうか・・・。
人間は、どんなに眼前の事柄を勉強しようとしても、心の葛藤を抱えていますと、記憶力が落ちてしまい能率は悪いですね。
自分の過去を知っておかないと、何を根拠に<今この場で自分が何をしなければならない>のか、動機も希薄ですから面白くもないでしょう。
ここでは、「本音」=「潜在意識と無意識」と言っておきます。
これで良いと思います。
沢山の人が、自分の本音を知って生きて欲しいと考えます。
ここでは、その事を“自分の生い立ちから~現在に至るまでの自分の過去”と、言っておきます。
とにかく、“自分の過去の心”を知っておかないと、上手く自分の人生を生きる事は不可能となります。
{自分とは、一体どんな人間}なのか、{自分の存在}とは、{自己像}とは、{本当の自分とは、一体にどんな人間}なのか、{真面目な人間}なのか、{真面目でない人間}なのか、{悪人}なのか、{罪悪深重なる人間}なのか、などなどで自分の過去を見詰めて判定出来れば、最高の人生を送ることが出来るでしょう。
過去の{心の濁り}全ては、人の大脳の奥深い{海馬}というところに、記憶され<トグロを巻いて>存在しています。
過去の記憶を拾い出して<告白する>事によって、その大脳の海馬の{心の濁り}は消去されて行きますので、人間の心の{再生}も心身の{新生}も得られるものです。
人の心を回復させるには、誰が何と言おうと“自分の潜在意識と無意識の心”、即ち、大脳の海馬を綺麗にする事です。
人の心も体も、簡単に良い方へ変わります。
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