‘いじめ’ カテゴリーのアーカイブ

<<いじめ>>いじめと自殺(12)

2006 年 12 月 8 日 金曜日

 <いじめ>られている人達を、如何に援助と援護していくかと言う事については、俗世間では色々と論議されている。

また、色々あれやこれやと{策}を考えて、報道などもなされてはいる。

一方で<いじめ>ている人達の心・性格・人格を変えてあげる事には、全くと論じられていないように当方は思う。

 

 <いじめ自殺>の防止にあたって、有識者?その他に学校の先生方が、全校生徒達と相談して「<いじめ>を見たら、皆で防止のためにと立ち上がって・・」などと、生徒達を扇動している様な<感じ>に当方には伝わって来る。

<いじめ>防止のためにと言って、生徒達に<こうしなくては・・>などと、洗脳しているみたいにも感じて来る。

 当方が言いたい事は、<いじめ>る側の生徒達の心・性格・人格を、少しでも変える方向性にもっていく事も非常に重要だと言いたいのである。

 

 「親の因果が、子に報い」、「三つ子の魂、・・」の言葉、当方、全くと同感に思っている。

だから、<いじめ>る側の家族に接触して、<いじめ>る子供達の親にもコンタクトを取ってみる事である。

当方、今までに随分と難儀な思いはして来ているけれど・・・。

<いじめ>る側の親が{重要な鍵}を握っているからである。

親が<いじめ>る子供達を見つめる時、瞳・顔つき・表情・会話・行動・立ち居振る舞い、などなどは、本当に<歪>になっている筈であろう。

もっとも、親にそんな意見をしたら、親が理解してくれるものでもない。

 

 本当に真実に大変なのは、子育てについて説明しても全くと意見を<受け入れてくれない>親達に出会う場合である。

どんなに親の子育てについてコメントしても、全然と理解しようと考えない親が案外と多いのである。

それだけ親と子供の心関係が歪になっておりながら、自分の子供達を真面目に育てているつもりの親が居るので、大変である。

<いじめ>ている子供達の心、生い立ち、母と父との<過去の心の和解>が出来れば、簡単に人間の心・人格は良い方へ変革できるのである・・・。

 逃げる親達を、どこまで追いかけて<話し合い>ができるかどうかであろう。

突き詰めて考えると、問題なのは、自分の子供達に対して、親は子供の心身の成長には関係ないよと、不貞腐れている場合である・・・。

 

 <いじめ>ている子供達には、事の善と悪を判断する能力を持ち合わせていない。

格別に、親に不満や不平を抱いている子供達ほど、{善}と{悪}の判断、特別に自分についての判定を下す能力が欠けている。

 

 親は、自分の子供達から好かれる親になって欲しいのである。

<<いじめ>>いじめと自殺(11)

2006 年 12 月 7 日 木曜日

 とにかく、報道特集を見ていて疑問に思う事は、全てが周囲の責任と考えていますね。

親と子供達の心の動きには触れていないのですから、不思議というか面白いというか・・・。

人間の顕在意識と潜在意識と無意識の{心のカラクリ}を全く論じていないのですから・・・。

 

 案外と論じないところが<本音>と<建前>を統合した上でのマスコミ報道だと自覚されておれば立派なのですが・・・本当にそう思いますね・・・。

もし、そうだとすれば、当方が<本音>を語りすぎている事になるでしょう。

しかし、少しくらい本音で話も進めておかないと<いじめ>の心の世界については、一般人には、未来永劫に不透明となって行きますので・・・。

 こんな事柄を話した不思議な変な人間が居るものだと思われても仕方ないでしょう。

真実は、後から<理解>できて来るものです、ね。

それも、沢山の人達が通って初めて理解できる{心の世界}と{人間の会話や行動の原点}となってくる問題ですから・・・。

相当に勉強したり実体験したりしないと理解できないものです。

ともすれば、<いじめ>に遭っている子供達は、その<いじめ>の心、悩みの心しか理解できないのです。

 

 親が嫌いでも表層心理では<いじめ>の心の葛藤だけを考えていますので、自分の生い立ちの心には、“また、そんな事を考えて何になる?・・・”と思っています。

意味ないくらいでしょう・・・、親も同じ考えですね。

<いじめ>の事しか念頭にありませんから、何度でも繰り返して!・・と・・。

 

 人間は、自分の過去の心を完全に忘却する事は出来ません。

殆どの人達が、過去を忘却しようとして生きています。

自分の生い立ちの心は、自分の人生を生きる上で最高に大事なものです。

「どうぞ、自分の過去を忘れて・・・」なんて考えないで欲しいですね。

人生は、家族として・・、学校で・・、社会で・・生活する、どれも全部が大事です。

 

 学校の先生方も、自分の心・人格をもっと知って素直に人生を生きて欲しいです。

他人に迷惑をかけずに、自分自身にも迷惑をかけずに・・・ですね・・・。

学校の先生も悩んで自殺される人達がいますから、注意も必要でしょう。

一方では、学校の先生の一言で<ダウン>した生徒も居るのです・・・!

「先生の一言、今でもその<一言>が頭に残っている」と言う人も居るのですから・・・。

当方でも過去を振り返れば、勿論、自分の親については限り無い程に<親不幸>はして来たと!・・・、自分は親孝行の積もりの人間だった筈なのだけれど・・・。

誰もが、「悩みの心も乗り越えたら、もっと成長する」と言うけれど・・・。

 

 悩み込んだまま、悩みから解放されずに動きの取れない人達がなんと沢山居ることでしょう・・・。

社会適応できていれば良いのですが、それさえも出来ていない人達が多いから大変に困るのです。

可能であれば、家族生活にしろ、学校生活にしろ、社会生活にしろ、適応できる人間になって欲しいものです。

周囲の人も、注意は必要でしょう。

<<いじめ>>いじめと自殺(10)

2006 年 12 月 5 日 火曜日

 随分と、この{論壇}の意味が理解出来なかったかも知れませんね。

何が、言いたいのか・・・。

明確に断言しておきます。

 育てた親と、育てられた子供達の『過去の心の和解』です。

<いじめ>に遭っている子供達へ、どんなに心を励ましても役立ちません。

<いじめ>に遭っている子供達は、自分の親、或いは、自分を育てた人に対して{大変な量と大変な特異的な心の葛藤}を持っています。

子供達に向かって、<いじめ>に遭った時よりも以前の心を、自分達だけで自己探求して下さいと言っても、格別に心弱き子供達は<自分の歪な心>を見るのは耐えられないものです。

それに「何故に、自分達が???」と思います。

子供達は“自分は被害者で相手が悪い、ここでは、親の育て方が悪い”と思っていますから・・・。

心の治療を受けるのは、親の方だと思います。

親が悪いと、確実に思うでしょう。

もっと自分の親が、ましな親であって欲しいと思っているものです。

 それから、自分の親の悪口を言ったり不満を言ったりするのは、耐えられないのです。

 

 子供達は、自分は真面目だと思っている、即ち、自分は善人だと信じて生きています。

そんな善人ぶっている子供達が、自分の心の奥を見詰めると、自分は真面目ではないと気づいて来ます。

その{真面目}さと{真面目でない}自分との心の狭間で、少なからず葛藤を感じます。

 親が一緒に心の治療を受けていたら、親は親で自分の{子育ての失敗}に気づいて来ます。

次第に自分の子供達へ{子育てに失敗}した事を謝罪しなくては・・・、との心が生じて来ます。

そんな心が親に生じて来ると、親の瞳・人相・会話・立ち振る舞い・雰囲気、などの子供を見る見方が全然と違ってきます。

そんな親の様子に、子供達(いじめに遭っている子供達の心は、物凄く繊細ですね・・・いじめだけでなく、心身症や神経症やうつ病などの子供達も同じ・・・)は、直ぐに気づいて「自分も少しは{心を入れ変えない}と・・・」と、考え始めるのです。

親と子の、お互いの<心の謝罪>ですね。

 

 「過去の心の和解」、<いじめ>に遭う前の、そして<いじめ>以後の「過去」もです。

子供達の顔色や人相や立ち居振る舞いなどが変化して来ますので、<いじめ>ていた子供達は、「こんな子供は<いじめ>られない」との気持ちになって<いじめ>の行動を起こすことが出来なくなってきます。

 

 「親が変われば、子は変わる」のです。

但し、心の底からですね。

<<いじめ>>いじめと自殺(9)

2006 年 12 月 4 日 月曜日

 たまたま、テレビで<いじめ>のこと、そして<いじめ>を無くすために・・・、なんて番組をしていました。

当方、見ていて<良い事>だとは思いました。

しかし、殆ど全ての人達が、マスコミをも含めて、唯<お知らせ>の様な番組でした。

報道特集の番組では<いじめ>に遭って何処までも悲しい心を引きずって生きている本人、そして、その母親達などについてですね。

<いじめ>で苦しんだ人、親も子も、両者が悩み始めた時点から<考え込んで>いるのです。

 

 悩み始めた時点からの過去を振り返るのでは、意味が無いと言っても良いでしょう。

悩み始めた時点よりも、もっと以前の自分の過去を・・・、出来れば、自分の誕生した時から可能な限りに、自分の心の過去を遡って{自己探求}して行く事ですね。

多くの場合で<いじめ>の本人だけでなく、その親が自分の誕生から<自分の心を自己探求していく>事が重要なのです。

学校での<いじめ>も、家族の病が原点になっているものです。

 何度も言っています。

 

 学校の先生の会話や行動も<いじめ自殺>の因果の、{切っ掛け}になっている場合があります。

しかし、その<いじめ自殺>の{切っ掛け}の前にある子供達の心は如何なるものだったのかを、どのテレビの番組も<話が全く>ありませんね。

 テレビ番組の報道する人達も、自分の<生い立ち>を見つめてみると、少しは理解できるのでしょうが・・・。

 

 <いじめ>に遭う子供達は、親の因果を引いています。

親の生い立ちですね、関係して来るのは・・・!

 親が出世していても金銭に恵まれていても、その親の子供達に<いじめ>が起らないかと問われれば、そうではありません。

幾らでも<いじめ>は起り得るものです。

 子供達が育つ過程では、幼児の頃から、いや、乳児の頃から、親に対して子供達は<心の葛藤を持って>育ちます。

自分は親に感謝していると豪語している人達でも、生い立ちの過去を振り返ると、色々様々な心の葛藤が顕現されて来ますね。

 ここで言っている事は<いじめ>に遭う前ですね・・・、それ以前の子供達の心に問題があると言っているのです。

それは、<いじめ>られる子供達の親との<心の繋がり>に、歪な心が有れば有る程に、子供達の瞳・顔色・表情・態度・会話(会話しないのも・・一つの会話です・・黙って語らないという・・)・姿・後ろ姿・雰囲気までが、いじめる子供達には全部わかるからです。

 この子は<いじめ>ても良いと!

<<いじめ>>いじめと自殺(8)

2006 年 12 月 2 日 土曜日

 子供達が自殺した時に、時折だが遺書を残している。

時には、お母さんお父さん有り難う・・・などなどと・・・・。

子供の潜在意識や無意識では、親への心の葛藤を抱えきれない程に抱えているし、その理由は明白である。

 

 子供達は、今現在の<いじめの状況しか意識していない>ので、過去の本音、潜在意識や無意識に存在する自分の本当の本音の心を気づいていないだけである。

{子供達の遺書には、顕在意識の心しか残されていないし、潜在意識や無意識の過去の心が抜けている}と、学者や一般の皆さんに知らせておきたいのである。

あくまでも、「親が変わらないと、子は変わらない」と、何度も繰り返して、当方は皆さんに伝えておきたいのである。

マスコミ、各報道などが、心の{上っ面}しか報道していない。

何時も同じ様な報道を繰り返している。

そんな報道では、<単なるお知らせ>だけであり、一般庶民に役立つマスコミ報道が全然なされていないと、この現実社会を伝えておきたい。

 

 親が、子育てについての<過去の関わり方>を振り返って勉強するだけでも、子供は良い方向へと向かう。

自分の子供について「不安な問題」が起きた時には、親が自分の<子育ての過去>を振り返る事で、{心の因果関係}は見えて来る。

とにかく、親が自分の子供について<勉強してみる>ことだ。

親が遊び半分で過去を振り返っても<悟りは開けない>事だけは、言っておきたい。

親が自分の過去の<子供へ投げかけた言葉や、子供に対して如何なる行動をしたのか、如何なる心を持っていたのか>を、具体的に自己探求しないと、親と子の因果関係の真相は見えて来ない事だけは、皆さんが知っておいて欲しい!!!

 

 学校の先生の中にも、確かに悪い先生は居る。

この事は、間違いないと断言しても良い。

だが、親自身も<自分自身の会話と行動と心を調べて>欲しいと考えている。

時折に親が尋ねてこられて、何時も親が口にする言葉は「自分達は悩み苦しみは全然無い」と・・・!!!

何故、自分の子供が悩んでいるのに、親は悩まないのですかと聞く・・・。

「子供の悩みは子供の問題であって、親の問題ではない」と言うのである。

親は、関係ないと喋られる・・・、とにかく可笑しいのである。

確かに現在の悩み事はあっても、その悩み事について悩むか悩まないかは、その人の心の基盤が問題である。

 

 何時もにこにこして生きている人達・子供達は<いじめ>に遭う事は無い。

まして<自殺>する事も無い。