‘不透明な道’ カテゴリーのアーカイブ

<<不透明な道>>不透明な道(12)

2011 年 7 月 6 日 水曜日

 「八苦」の道も、間違いなく不確定な{道}、不確実な{道}です。

  四苦八苦=四苦+四苦で「八苦」です。

⑥「愛別離苦」が、また、人には付き纏うものです。

でも、多くの人達にとっては、日頃は、考えた事がありません。

 

 人間って、沢山の人達が漠然と生きて生活をしています。

当人は、真面目に真剣に生きている積もりでしょう。

自分が愛する者、愛する物、愛する事柄、そんな自分の好きな者や物や事からも、別れが必ずとやって来るでしょう。

先ずは、配偶者、親と子供、肉親、親族などとの{別れ}や、親友や近隣との{別れ}など、これもですね、{生き別れ}と{死に別れ}などがあります。

 

{別れは}は辛いが、最大の{別れの辛さ}は孫や曾孫が先に死ぬ場合です。

しかし、これも実際に現場と言うか、その体験をした人達にでないと理解、体で悟るのは困難でしょうね。

明確的な心理学的な判断は、人それぞれの人格水準によっても違ってくるでしょう。

例えば、の話ですね。

人によって違うのは、幼い人格の持ち主は母親との「死に別れ」が一番に悲しいでしょう。

ある程度の立派な人格の持ち主の人であれば、孫や曾孫から<先に死んで逝く場合>が最大に悲しくなって来るでしょう。

 

また、人付き合いの上手でない人達ならば、こんな状況で独居で住んでいれば、更にですね、自宅に犬や猫や小鳥などを飼っている人々も多いです。

こんな状況では、犬や猫や自分の大事に飼っていた小鳥などが死んでいくと、凄く悲しくなって<うつ病になる人達も>居ますね。

これは、生き物との別れだけでなくて、貴金属などやその他の美術品や盆栽などにしても盗まれたりして失ってしまうと、<<喪失体験となり>>心の病になっていきます。

 

「愛別離苦」とは、愛する人や物や状況との「別れ」も含まれます。

唯、唯、面白いのは、天変地異などや戦争などで失った場合では、自分一人の<喪失体験>ではありませんから、案外と<こんな喪失体験>では心の病にならない場合もあります。

そう、皆で渡れば怖くない、などと言いますが、人間の心理は面白いものです。

 

地球は、当方の考え方は、限りなく{小さい物体}だと思っています。

殆ど全ての人は、地球は{大きいもの}だと思っているでしょう。

やがては、地球も壊れてしまうものです。

自分達の住んでる地球の破壊が、今から何億年もすると壊滅状況となっていきます。

裸で生まれて、死んで行く時は、全ての物を失う事を、人は忘れていますね。

人間個人は、「死」で人間本来無一物に戻ります。      

<<不透明な道>>不透明な道(11)

2011 年 7 月 5 日 火曜日

⑤「求不得苦」が、5番目に言葉として出てきます。

人間の{欠乏欲}とも、言っても良いのです。

 

 とにかく、生まれて来た時は、誰も裸で誕生します。

何も身に着けてはいません、よ!!!。

何も荷物も、持ちません。

成長するにつれて、余分な物、余分な人??を追いかけ、自分の傍に持ちたいと考えます。

人が、新品の素晴らしい自動車を買えば、自分も買いたいと思うし、ですね。

面白いのは、自分の知らない人が自分の隣に豪邸を建てると、その人は素晴らしく<やきもち>をやきます。

知らない人が、自分よりも良い物などを持っても、あまり、余分な{やきもち}はやかないのですが、ね。

 

食事なんかでも、隣の人が豪華な食事を食べていれば、自分達が<何か、負けた>と感じながら、心の底では{違和感}を抱えながら生きる事が多いです。

「衣」・「食」・「住」などにつけても、とにかく人間の基本的な生きる過程の出来事においてさえも、少しの<持ち物>で{嫉妬}・{妬み}・{恨み}・{不満}・{不平}・{怨念}、などさえ持ってしまいます。

貴金属も、安い物から高級品まで人間は欲しがるもので、格別に、女性の方が好きで喜ぶようです。

全ての高価な装飾品は、女性が好むものですね。

 

着る衣服などでも、外国性のブランド品を欲しがっています。

見るだけでも、楽しみながら見ています。

やはり、こんな品物は女性が主体のようですね。

動物、盆栽、絵画、骨董品などでも、高価な物があり、求めても簡単に手元に入りません。

盆栽一つを例にとっても、沢山の種類が有ります。

絵画と言うか、美術品でも沢山の物があります。

骨董品でさえも、多くの種類があります。

男性も、何かにつけてブランド品を求める人達が居ます。

 

外国旅行も、自分の好きな場所に観光に行きたいとか、そこに行く飛行機でさえ座席だって、乗っていても気楽な座席と狭い座席などもあり、出来る事なら、広いゆったりした座席の方が良いです。

昨今、宇宙旅行などもあり、こんな旅行は高価なお金を必要とします。

宇宙飛行に民間人が行けるって、誰も考えた事はなく、継続は可能??{不透明}ですよ。

人間が此の世に誕生して、終末を迎えるまでに、自分の好き放題に求めて生きる事は不可能で、自分の希望の物が半分くらいでも満たされると運が良い方でしょう。

己を知る「・・ネット心理療法」の体験が必要です。

<<不透明な道>>不透明な道(10)

2011 年 7 月 4 日 月曜日

 人の誰にでも付き纏う苦しみの最後として、④「死」ですよ。

人間として誕生した以上は、色々な道を歩きますが、最後に来るものは「死」ですね。

確率的には、老いるほどに、人は「死」に至る確率は増えて来ます。

 

 小児の血液疾患として白血病や、小児の糖尿病、小児の膠原病、などもあり、体の外側から薬を与えないと、生命を取られる場合も多々あります。

小児であれば、自分に病気が起こるなんて考えませんよ。

それでも、人生は、<思うがままに、なりません>ね。

思春期、成人期、壮年期、高年期と、だんだんと病気の発症率も増えて「死」に至る確率も増加します。

 

先述しましたが、人間は生きていると、何時のこと<何事が襲って来るか>分かりません。

何時も元気な積もりで、生きている予定ですね。

あくまでも、予定であって、予定は壊れるものなのです。

人の命も、壊れるものなのです。

よく有る話ですが、自分の命が何時に<終わるのか、死ぬのかが分かれば>ありがたいなんて言ってますが、本当は<死ぬのが>怖いのです。

 

面白いのは、少し余談にもなりますが、「心理療法」を受ける方々で働いていない人達ほど、お金に執着心を持っているようです。

 お金が欲しければ、働けば良いのですが、{うつ病}や{引きこもり}などで仕事をしたくない方々は、凄まじい程に<家族が自分のために、心理療法代金を支払う>のに、お金を使いたくないと考えます。

働いていない人達ほど、こんな傾向があるので、本当に興味深いです。

 

うつ病などにしても、そんな病気で自殺する人達もいますが、うつ病者になる前には、自分がうつ病で死んでゆくなんて、考えた事もないでしょう。

そう、高齢者になればなる程に「死」の確率は増えますし、また、人間は誰も自分が<どんな病気で死んで行く>か、不透明です。

「病」については、{不透明な道}を歩く事になります。

 自分の「死」を受け止める事ができる人達は、幸せな人生を生きる事ができます。

何故ならば、「死」が人生の最大の恐怖ですし、それを{受容}できれば、その他に、あまり怖いものは無いでしょう。

 

{見栄}、{虚栄心}、{自惚れ}、{劣等感}、{孤独}、{悲しさ}、{苦しさ}、{嘆き}、{恨み}、{怨念}、{呪い}、などなども自分の心である程度でもコントロ―ルできるでしょう。

「死」を避けて、「死」を考える事を中止するのではなくて、常に日頃から熟慮しながら、自分の終末を引き受けておく心構えが最大に重要でしょう。

「死」が、どんな時、どんな病気か、不確定で、人々は{不透明な道}を歩いています。

所詮、人が真実なる{道}と思うのは、{不透明な道}です。

<<不透明な道>>不透明な道(9)

2011 年 7 月 1 日 金曜日

 「四苦八苦」の続きから、述べていきますが、「四苦八苦」を理解するだけでも、「不透明な道」から「透明な道」へと少しでも変更できるものですよ。

さて、「四苦」について、次は③「病」です。

 

 人は誕生してから、自分の一生を過ごす訳です。

「病」については、人間が此の世に誕生して来るのですが、生まれる前、母親の胎内に居る時から、既に、人間なのかでありましょう。

どの時点で、人間と言えるのか、はなはだ難しい問題もあります。

「人間の定義」そのものが、不透明ですからね。

 

各学者の立場から、人間の「定義」が異なって来るのですから、人間の学者達の考え方そのものも、不透明な人間達だと感じます。

まあ、母親の胎内に居る時も、一応、人間の形らしきものが出来上がった時に人間と言っておきましょう。

そこで、人間の男性と女性のDNAが結合して母親の胎内で人間として成長するのですが、既に、遺伝的な病気を頂き、母親の胎内に居る時から、病気になっている場合もあります。

いや、母親の胎内で死亡する場合もあります。

こんな場合は、親にとっても、胎内の胎児にとっても、{不透明な道}を歩いていますし、{不透明な道}を歩かされていると言っても過言ではないでしょう。

 

もう、胎内に居る時から、「病」を抱えているのです。

先天性の「病」ですが、自分が好き好んで「病」になるのではありませんよ、ね。

{不透明な病}、{不透明な道}と言っても良いでしょうが、これを明確化しようとして、胎内の羊水などを検査する事もあります。

先天性の「病」は、誕生後に表面化する場合も沢山とあります。

結構と、誕生後に表面化して来る[病]が、ありますよ。

人は、普段は、自分の属している集団、或いは、グル―プしか見えておりません。

誕生後も、人は沢山の「病」を抱え生きるし、年齢を重ねる度に病気も増えて来ます。

 

心の病、各心身症、各神経症、うつ病、躁うつ病、統合失調症、シンナ―中毒、アルコ―ル依存症、自殺、各種犯罪、子供達の引きこもり、登校拒否、非行、いじめ、自殺、などなど・・・

喘息、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、肩こり、腰痛などについても、心 の葛藤が絡んでいます。

ですが、普通の方々は、勿論、お医者さんも、心と体の関係は案外と学習していません。

だから、皆が{不透明な道}を歩いていると言う結論にもなってきます。

 

高齢者では、いや、その前から若くても、肉腫や癌に侵されて死亡する場合もあります。

高齢者になれば、脳血管障害、心臓病、各種癌、などなどになります。

ですが、自分がどんな病気を抱えて死亡するかは、全く理解できず、{不透明な道}を最後まで歩く事になります。

心の病、体の病、交通事故、労災事故、天変地異、などなどで「病」になります。

人は誰も、自分の終末を{不透明な道}として、終わるでしょう。

<<不透明な道>>不透明な道(8)

2011 年 6 月 30 日 木曜日

 先述した「四苦八苦」ですが、また、説明をしておきます。

 物凄く、大切な言葉ですからね。

しっかりと、理解できれば、結構と人生の{不透明な道}から抜け出る事ができますよ。

とにかく、マイナスの心・マイナスの気持ち・マイナスの感情、などを抱えなければ良い訳ですからね。

 {人生とは、何か??}、{自分の存在とは、何か??}、{自己とは、何か??}、それからですね、大切な事はですね、「時間」と「空間」について格別に勉強しておく必要が有りますね。

 

 {時間とは、何か??}、{空間とは、何か??}、などは、本当に勉強が重要です。

ですが、「時間」と「空間」について勉強する方が、皆さんには大変でしょうから、ここで「四苦八苦」の詳しい説明を、又、しておきます。

再度、また、何度でも、熟慮しておいて下さいませ。

最初の「四苦」は、人間として此の世に誕生した以上は、人の誰にでも付き纏う「苦」としています。

また、本当に間違いなく、当方も確信しています。

 

 ①「生」は、人が誕生する事そのものが苦しみとも言いますが、全ての人に記憶を誕生時まで遡らせるのは不可能で、人生を生きていたら誰にでも辛い事柄は有るもので、生きる事、「生」そのものが苦の世界なのだと言うものでもあります。

「生」の苦しみ悲しみ悩みについては、少しずつ述べていきますから、じっくりと念頭に入れておいて下さいませ。

 

 ②「老」は、人は誰しも誕生した以上は、次第に歳月と年月を重ねて年老いて行きます。

若くなりたいと考えても、2度と若くなる事はありません。

年老いてみないと、そして、自分の若い時を思い出しては、もう少し若ければ、或いは、もう1度でも若くなりたいと考えても100%無理な思いです。

年老いて、或いは、中年でも、今の自分が苦しくて辛い時は、もう一度でも、若い時代の楽しい時期に戻りたいと、誰も思います。

そんな不可能な事柄を、人間って時折ですが考えます。

 

年老いて行けば、体の力は衰えますし、時には、認知症になって、人間世界と人間社会については理解できなくなります。

自分が若い間は、一度も考えた事がない事柄ですが、必ず、過去を振り返る時間も出て来る筈です。

格別に、高齢者になってみないと気づかないでしょう。

人間は必ず年老いていきますし、2度と生まれ変わる事はありません。

1度限りの人生ですが、誰もが{不透明な道}を歩いているようです。

今、今、自分の過去を振り返り生きるのが、重要です。