‘病気の症状’ カテゴリーのアーカイブ

<<病気の症状>>拒食と過食(追加編5)

2007 年 6 月 25 日 月曜日

 摂食障害の人達、のみならず、全ての人間に言える事柄ですが・・・。

 自分の潜在意識と無意識の心を知り尽くす事が、最大に重要です。

 

 全ては、人間の生き方は、自分の心から始まるものです。

簡単に言えば、人生を生きるのに、見栄や虚栄心や優越感などを持たなければ、それだけで充分でしょう。

 上記のそれだけで、心安らかになる筈なのです。

皆の前で恥を曝せば、それが本当の自分の中身なのです。

間違ったら、どうしようかとか、自分の見栄と虚栄心が崩壊する、などなど、近未来を心配します。

明確に伝えるならば、生い立ちの家族の中での{心の病}が強烈に心の底に沈潜しているのです。

 

 拒食や過食の人達は、過ぎた{生い立ち}での過去に、母や父、或いは、両親に代わる人達への、想像できない程の{不平}や{不満}や{恨み}や{怨念}の感情が渦巻いています。

 ですから、こんなマイナスの過去の感情を洗い落とせば、摂食障害は簡単に治ります。

自分の心の中に、醜い心を大量に抱えているのに、私は真面目な人間だと<錯覚している>ので、自分の表面上の心に、そして、会話に、行動に、歪な性格や人格を作り出しています。

 

 それほどに、心安らかで真面目な人間を、当方では見た事がありません。

だから、当方、人間世界を全く<濁りの無い>純粋で無垢な心で生きて下さいと伝える気持ちは、まったくありません。

どれほど、自分の心が汚れているのかを、知っているだけで充分だと考えます。

これ以上、心が汚れると、自分の心が崩壊するかしないかの判断が可能となるからです。

 人生を、心の底から真面目に生きる事なのです。

しかし、時折、ちょっぴりと<心を汚さない>と、人生を生きる事が出来ない場合も確かにあります。

自分の人生において、或いは、人間社会において、どれだけ、真面目に生きるか、どれだけ心を汚して生きるかの{判断}ですね。

 

 格別に、過去の心を確認しておくべきですね。

 

 現在の心を変革させようと考えるならば、自分の過去の心から変革をしておかないと、現在の心は変わらない、{人格改造}は不可能なのです。

誰もが、心の加療、{心理療法}を体験して、初めて理解できる心の世界であります。

拒食や過食の治療は、案外と簡単である事をお知らせしておきます。

本当に、簡単に治るのです。

 

 拒食や過食の心の世界は、簡単に治せるものです。

 

 薬だけで、治療しない事ですね。

<<病気の症状>>拒食と過食(追加編4)

2007 年 6 月 22 日 金曜日

 現在の医療では、拒食や過食は、なかなか治りませんね。

何故ならば、悩み苦しむ人達(拒食や過食)に対して、心の底から表面化してきた症状のみの治療として、対症療法を行なっているからです。

 

  摂食障害の人達への加療について、彼等の心には一切と触れる事なく対症療法だけですから・・・、安定剤の投与や鼻から管を入れて、栄養補給だけですね。

 少し体重が増えたからと言って自宅へ戻します。

ですが、直ぐに再発して、また入院などと言う場合が非常に多いです。   

彼らの中には、自分の過去を振り返る作業をしなくて、症状を乗り越えて行ける場合もありますが、非常に少ないですね。

 年齢が重なって行く前に、亡くなる場合もあります。

例え、こんな症状を乗り越えたにせよ、多くの人達は、生きている間は、随分と心の葛藤を抱えて生きるので、自分達の人生は幸せにはなれないでしょう。

 

 「過去を振り返らないで、前だけを向いて生きていきなさい」なんて言う、どうしようもない程に、人の心の{カラクリ}を知っていない方達が沢山と居られます。

自惚れ、優越感、などなど抱えて、人前で、自分は人生の成功者で、誰も真似できないだろうとさえ、思って生きています。

 ですが、そんなに自惚れて生きている人達も、何かの大きな衝動が自分の前に立ちはだかると、坂道を転げ落ちるように、人生の迷い道に入り込んでしまいます。

 人間社会に、両親の因縁で此の世に投げ込まれた以上、不平・不満を考えても仕方がないですね。自分で努力して、自分の人生を切り開いていかないと、如何ともしがたいのです。

 

 心理療法に長年月間、関わって来た人でないと、人間が此の世の生まれて、如何なる心の葛藤を抱えて生きるのかは、100%理解出来ません。

 摂食障害の人達は、目前を眺めて、美しくなりたいとか、人生を優越に生きたいとか、自分を中心にして、周りの全てが動かないと気持ちがおさまりません。

 或いは、自分達が、他人と一緒の事柄を出来ないのを{苦}にしているのですが、<自分の心>を吐露する事は、非常に少ないですね。

 私は、優秀でなくてはならないとか、他人よりも良く見られなくてはならないとか、皆から褒められないと駄目だとか、そんな劣等感が大量に付き纏っていますが、本人達は気づきません。

 

 自分の過去の本当の心を認める事だけなのです。

 

自分の過去に、情け無い、悲しい、劣等感とか、嘘や、盗み、罪深い事柄が大量に有りますので、そんな心を納得して、自分の過去の本当の心を受け入れる事が大切なのです。

 

  自分の過去のマイナスの気持ちや心など全てを認めた時に、その人の  

 人生観は、変わっていきます。

 

 摂食障害者は、簡単に治るものです。

<<病気の症状>>拒食と過食(追加編3)

2007 年 6 月 20 日 水曜日

拒食や過食の人達の加療については、沢山の医師も苦労しています。

何故なら、このような状態の人達を本当に治してあげようと考えれば、彼らの心を治してあげるべきだからです。

 

 人には、{会話}と{行動}と{心}が有ります。

 

 静かで喋らないのも、一つの会話ですね。喋らないという会話なのです。

拒食や過食の人たちは、あまり話をしませんね。

沢山の人達が居るところでは、まず話をしません。

 ある意味では、勇気が無いですね。

無口で物静かでおとなしいと言われる人達は、自分の心の中で、本当に、自分は素直で真面目なのか確認が必要なのです。

 ですが、思考体系が分からないで、自分勝手に確認すると、不真面目でも、本当に自分は真面目な人間だと思う人達も多いでしょう。

自分の心が真実に正直なのかを決めるには、自分の心の深層心理の中に渦巻いている心を知っておかなければいけません。

 

 皆さんが、よく言いますね,

「自分の心は、全部を知っている」と・・・・。

いつも、当方は一生懸命に、心について説明します。

{現在の心は、過去の心に裏打ちされています}、と説明しても届きません。

 過去の心を潜在意識と無意識と言っても良いと思います。

勿論、無意識も潜在意識も、非常に直近の過去の場合もあります。

 

 拒食や過食も、その人の心のなせる{}なのです。

ですが、長期に続きますと、どうしても、ホルモンとか免疫、その他、自律神経のバランスも壊れてきます。

体の調子が悪くて、当人は困っているのですが、自分の心を自分で統合できないのです。

自分の心が自分の会話と行動を操っていますし、突き詰めて考えると全てを支配するのは、自分の心ですが・・・・・。

会話と行動を起こす、その心は、表面上の心よりもっと深い心、深層心理に裏打ちされています。

 

 深層心理とは、潜在意識と無意識と言って良いですね。

 

  そうですから、人が自分の人生を生きるには、潜在意識と無意識をしっかりと知っておく必要があります。

けれども、普通の人達、いや、医師や御住職さんも含めて、充分に時間をかけて、真実なる自分の過去を確認して生きている人達は、少ないものです。

 

摂食障害(拒食や過食)の人達が、自分の心を見つめる作業を受ける事で、簡単に治るものです。

 

 自分の過去を振り返った人でないと、理解が不可能でしょう。

<<病気の症状>>拒食と過食(追加編2)

2007 年 6 月 18 日 月曜日

 拒食と過食について、悩む人達ですね。

 よく、自分の心を知っていないのです。

 

 自分が、周囲の人達から美しく見られたいとか、賞賛を浴びたいとか、時には、社会が悪いとまで言う人達もおられますね。

自分の過食と拒食は、全て、{自分の眼前の人達や環境などが悪い}と自己主張します。

悩める人によっては、「社会が悪い」と言う人もいます。

自分の体と心の症状を、「相手が悪い、自分は悪くない」と言います。

相手が悪い、社会が悪いと言って、自分の心の{貧しさ}、{愚かさ}に気づかないのです。

 

 自分と相手と、どちらが、正しいかの{判断}、{判定}が出来ませんね。

そして、判断できない、分からない、分からないものは、とりあえず、そのままで<そっとしておこう>と言うのであれば、良い方ですね。

何時までも、相手が悪い、自分は真面目で素直な人間だと思っておられますね。

確かに、自分では、真面目で素直で何でも自分は正しいと思う訳です。

そうすると、自分の人生を生きるのが難しいですね。

心も体も、疲れます。

 

 一方で、見栄とか虚栄心とかを抱えて、{そんな心}に執着して離れられない人達が多いです。

どんなに、助言や注意をしても、執着心から離れる事が出来ません。

自分に人生を見る眼というか心というか意識というか、自分が人生で生きる道で迷っている事に気づかないのです。

{人生とは、何か??}、{自分とは、一体にどんな人間}か、などを考えないのです。

しっかりと、熟慮するべきなのですがね。

 

 要するに、拒食や過食の人達は、自分の生い立ちですね、過去から成長する過程にて、母親や父親に対して大変な量の心の葛藤を持っています。

ですが、この事については、自分の過去を振り返った人達でないと、無意識や潜在意識の心の世界を理解する事が出来ませんね。

余程の、境界例者でなければ、{心理療法}を受ける事で早く、拒食や過食の人達も治って行きます。

 

 当方も明確に、皆さんに伝えておきます。境界例者でなければ、簡単に治るものです。

拒食や過食の人たちは、人格水準が低いですね。

 人間が此の世を生きるのに、見栄や虚栄心や自尊心(細かく、心を見つめると自尊心よりも、他尊心の方が大切で・・)を捨て去る事だけなのです。

当方のこの言葉が、どれだけ理解できるかどうかが分岐点となります。

心は目に見えないから、皆が自分の心にも気づきません。

 

自分の過去を見つめる事で、全ての執着心から、開放されるでありましょう。

 

 拒食や過食も簡単に治る病気であります。

<<病気の症状>>拒食と過食(追加編1)

2007 年 6 月 15 日 金曜日

 若年層で、特に女性に多いです。男性にも、時折、症状で苦しんでいる人も居ますが、女性の方が、遥かにパーセンテージが高いです。

 

 長年、現場で心理療法に関わっていますが、なかなか{摂食障害}で苦しんでいる方達の{心の世界を見破れる}治療者は少ないみたいです。

また、マスコミにても「摂食障害=拒食や過食」での話しが時折に、実在していた有名な人達を例にあげて、ドキュメンタリーのように報じられたりしています。

ですが、当方が感じるのは、どれも本当の拒食についての{{心の真実は}}の話が出て来ませんね。

無理も、ないでしょう。

 

 報道者も周囲の人達も、誰も皆が本当の自分の心を読めていないので、人の心のカラクリが理解されていません。

「あの人は、こんな考えで苦労したのだ」などと語っていますが、当方から見れば、全くと人の真実なる心から、懸け離れていますね。

 人の心は、色々と表現されています。

善の心と悪の心、建前と本音、学問的には、顕在意識と潜在意識と無意識などにも分かれます。また、よく、深層心理などとも表現されますね。

 

 拒食や過食を訴える人達自身は、自分の表面の心しか見ていません。また、心理療法士もどんなに長く、彼らから話を聞いてあげても{本当の心}は出てきません。

話を聞いてあげている人が、自分で心理療法を体験しているか、長い年月に渡り、現場で心理療法に関わっている方であれば、彼等の深い心、深層心理を見抜けるでしょう。

 

 親と子、怖いですね。心の深い所で、子供が成長する段階で、親や育てた人から、常に子供の心に何がしかのストレスが刷り込まれて行きます。

子供の問題は、全てと言って良いでしょう、親の問題に関わってきます。

親の会話や行動や心など、全てのものが、子供達いや大人になった人達の心にも、刻み込まれています。

 マイナスの感情や意識として、過去の心の中に刻まれていますので、当人が余程の事、自分の過去を振り返らないと、自分の心の底にある心、自分の行動や会話と、如何に繋がっているか知る事が出来ません。

一般世間の親は、説明しても、現実の有り得る心を詳細に述べても、なかなか理解してくれません。

 

 親は、子供が{親の背中を見て育つ}と言いながら、自分は一生懸命に働いて来たのだから、子供もそう考えるべきだという心に捕らわれています。

最後まで、子供は、親の心・行動・会話を理解するべきだと、考えるのです。

親が、そんな心を持ち続ける間は、子供達の拒食や過食など、治療が困難ですね。

ある時期、ある過程を過ぎて、自分で自分の{苦}を乗り越えて行ける子供達は、ほんの僅かです。

 

 親と子供の間の過去の心の和解が、過去の心を知る事が、最重要です。

 

 心の中を見る勉強が重要です。