<<講演>>カウンセリングと内観療法6

 カウンセリングでは、「深層心理」は見えない事を伝えております。

それでは、内観療法では如何なものか、伝えます。

内観療法の方が、カウンセリングに比較すると、潜在意識と無意識の心の世界が随分と見えて来ますし、心・性格・人格の改造には遥かに効果が有ります。

内観療法では、「課題」がありますから、「課題」通りに調べれば良いのです。

ここで、少しだけ述べておかなければならない事柄ですが・・人の心・性格・人格・・・ですね。心が脆いからアイデンティティ-デイスオ―ダ―〈自己同一性障害=それなりの年齢に応じて{心}が弱くて脆い人の心・・〉や、人格障害などになってしまいます。

 

 心の弱い人達、心の脆弱な人達は、自分の過去の心を振り返るのを、特別に嫌う人も居ます。

興味あるのは、普通の人達や優秀な人達、財産や金銭や名誉ある人達も<<自分の過去を振り返る>>のを案外と拒否します。

{自分の過去を振り返る}のを、意味なしと感じています。

そうですね、誰も皆が、人間って<<自分の過去を振り返る>>と、ですね、自分の過去の汚れた心の部分に遭遇します。

{{汚れた心}}については、色々様々で、全ての人達が自分の両親に対して、或いは、自分の傍を通り過ぎて行った人達について<<何等かの、違和感>>を抱えています。

勿論、時には、無二の親友だったり、尊敬した師匠達も居るかも知れません。

 

 心がよわ過ぎて、引きこもり、登校拒否、拒食&過食、いじめ、非行、心身症、神経症〈不安障害、パニック障害〉、うつ病、などなど、諸々の段階がありますが、あまりにも、心の弱い人達は自分の過ごして来た過去の心に<<自分の眼と心を向ける>>のを拒否する場合も、結構とあります。

面白いのは、人間は誰も皆が、<<自分は真面目な人間だと思われたがっている>>ものです。

本当に、自分が真面目な{人}だと思われたいのであれば、真面目な{人}として生きれば良いのですが、悲しいもので、皆が<<心の底では、他者を出し抜いて、自分だけが良い地位とか金銭が貯蓄できないかとか、自分の好みの{{異性}}に出会って交際できれば、なんて思ったりしているものです。

 

 表面上の{{思い}}と、内面の{{思い}}が随分と違っているものです。

「「建前」」と「「本音」」と言っても、良いし間違いないのですが、この両方の「「心」」を上手に自分で使い分けできないと、大人とは言えないくらいの{人}なのです。

「「内観療法」」では、特別に自分の心の内側、内面を見据えていきますから、自分の心は{{どんな形で、存在しているのか}}が、簡単に分かります。

自分の「「心」」を知らないで、生きている方が、余程の事、怖いものです。

本当の自分で、生きるとは?? どんな事か!!!ですね。  

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